(短編集)
許されようとは思いません
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許されようとは思いませんの総合評価:
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全3件 1~3 1/1ページ
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5作品の短編集。 | ||||
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女性らしい視点で描かれたエピソードに作者の持つ自信のようなものを感じました。次は長編を読んでみたいと思います。 | ||||
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読んでいてすごく身近にありうる話で、どこかひとごとの様な、誰か知っている人の話をコッソリと『こんなことがあったんだって…』『えー…!そうなの?!それでそれで??』と、噂話をしているかのような距離感の短編集でした。 でも、どのお話も読み進めているうちに、なんとなく目の前で実際に起きているかのような妙なリアリティを感じて、なんとも言えない、まるで自分ごとのような重みや胸の締め付けを感じました。 あーあたし自身の話じゃなくてよかったー… という感じ。 そしてどの人も許されようとしていない、その理由がちゃんとあるところも、いいんだか悪いんだかは置いておいて、感じられました。 忙しくて間隔をあけてしまいながら読了を迎えたので、ちゃんと、もう一回読んでみようかな! | ||||
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全体的に自分は好きになれなかった。 作者の罠にまんまと掛かった話も嬉々として読み返すと微妙。「読み返すと見方が変わる」じゃなくて「読み返しても見方が変わらない」からずるい書き方をしていると感じたし、その心理描写ほんまか?と思った。 | ||||
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芦沢央の短編集『許されようとは思いません』は、読者を引き込む巧妙なミステリーが詰まった一冊。 この作品は、5つの短編から構成されており、それぞれが人間の心の闇を鋭く描き出している。 まず、表題作「許されようとは思いません」は、村八分の恐怖と人間の暗い情念を描いた作品。 主人公が一つの誤りから悪夢のような事態に陥る様子は、読者に強烈なインパクトを与える。 最後のどんでん返しは、まさに息を呑む展開で、読後に深い余韻を残す。 「目撃者はいなかった」では、営業成績を大きく上げた主人公が、誤受注に気づいた瞬間からの恐怖を描いている。 緊張感が途切れることなく続き、ラストの二行で胸を突かれるような衝撃を受ける。 「ありがとう、ばあば」は、祖母との関係を描いた感動的な作品だが、その裏には深い悲しみと後悔が隠されている。 読者は、主人公の心の葛藤に共感しつつ、最後に訪れる感動に涙するかも。 「絵の中の男」は、画家とその作品にまつわるミステリー。 第一の傍点で明らかになる異様な真実に、読者はぞくりとさせられる。 作品全体を通して漂う不気味な雰囲気が、読者を引き込んで離さない。 「姉のように」は、姉の逮捕に混乱する主婦の物語。 じわじわと迫り来る恐怖と、主人公の心の闇が描かれており、読者はその心理描写に圧倒される。 まとめると、芦沢央の筆致は非常に緻密で、どんでん返しの巧妙さが際立っている。 人間の心の闇を描くことに長けた彼の作品は、読者に深い印象を与える。 『許されようとは思いません』は、ミステリー好きにはたまらない一冊であり、読後に心に残る余韻を楽しむ?ことができる。 | ||||
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後味が悪すぎました。特に子どもが不幸な目にあう話しは耐え難い。表題作が唯一の救いだった。 | ||||
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人の心の暗部を見つめ、えぐり出すかのような短篇が五つ。イヤな汗が背中を伝うような肌寒さを覚えつつ、ぞくぞくする気持ちで頁をめくってました。 一等強烈なインパクトを受けたのは、最後に置かれた表題作「許されようとは思いません」でした。 「村八分て、本当にヤなことするよな。虫酸(むしず)が走るわ」と憤慨しながら読んでたのですが、話の最後のほうに来て、そこまで人を追い詰める酷(むご)い仕打ちと、そんなにも暗い情念を抱くよりほかなかった人物の思いに触れて、打ちのめされましたわ。 一つのごまかしが悪いほうへ悪いほうへと転がっていき、悪夢のような事態に直面する主人公。その恐怖に、私も冷や汗をかかされた「目撃者はいなかった」。 ラスト二行の台詞に、ぐさりと胸を突かれた「ありがとう、ばあば」。 第一の傍点(ぼうてん)のくだりで明らかになる、転倒した思いの異様さにぞくりとした「絵の中の男」。 じわじわと泥沼にはまっていくかのような、ある人物の疎外感、強迫観念、被害妄想じみた思いに、ぞわぞわと肌が粟立(あわだ)つ恐怖を覚えた「姉のように」。 いやあ、どれも心理的にぐさぐさ来る短篇ばかりで、心臓に悪かったっすね。読んでるあいだ、血圧がだいぶ上がってたんじゃないかなあ。 誰にでも身に覚えのある人間の心の〝黒い闇〟〝暗い情念〟が、まるで黒曜石(こくようせき)みたく結晶化したみたいな短篇集。 いやあ、怖かったっすね。 | ||||
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