夜の道標



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初公開日(参考)2022年08月
分類

長編小説

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夜の道標 (単行本)

2022年08月09日 夜の道標 (単行本)

あの手の指す方へ行けば間違いないと思っていた―― 1996年、横浜市内で塾の経営者が殺害された。早々に被害者の元教え子が被疑者として捜査線上に浮かぶが、事件発生から2年経った今も、被疑者の足取りはつかめていない。 殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受け、半地下で暮らす殺人犯から小さな窓越しに食糧をもらって生き延びる少年。 それぞれに守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を見せていく――。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

夜の道標の総合評価:8.56/10点レビュー 25件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

盛り上げるのが難しいテーマを読み応えある物語にした傑作

2021〜22年オンラインメディアに連載され、23年に日本推理作家協会賞を受賞、25年秋には連続ドラマになるという、傑作サスペンス。殺人犯が逃亡したのは何故か、犯人を匿った女は何を望んでいたのか、父親に虐待されている少年は救われるのか。それら全ての裏にある、時代と社会が作り出した闇の深さに逃げ道はあるのか。どれも心を重くするテーマばかりだが、見事なストーリー展開で読み応えあるエンタメに昇華されている。
1996年、横浜で塾経営者・戸川が殺害された事件は重要容疑者である元教え子・阿久津が姿を消して二年、捜査の行き詰まりから陣容が縮小され今では窓際族の刑事・平良が担当していた。生徒や親からも信頼が厚かった戸川には殺されるような背景は見つからなかったが、平良は上司から嫌味を言われながら地道に再捜査を進めていた。実は二年間、阿久津は中学の同級生だった長尾豊子宅の地下室に匿われていたのだった。天窓で外に繋がる地下室にいる阿久津を偶然見つけたのが中学生の波瑠で、父親のネグレクトで飢餓状態になっていた波瑠は阿久津が野良猫のために用意した食べ物を食べてしまったのだった。以来、阿久津が食べ物を用意し、波瑠が貰いに来るという奇妙な関係が出来上がった。長身でバスケットボールが得意な波瑠だったが働かない父親に当たり屋をやらされていた。殺人犯、匿う女、追う刑事、孤独な少年がそれぞれ歩む道が交差した時、言葉にならない悲劇が判明したのだった。
途中、やや中弛み、余計なエピソードもあるのだが、全体を通して盛り上がるサスペンスは読み応えがある。ミステリーファンに限らず、現代社会の問題を提起する作品のファンにオススメする。

iisan
927253Y1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

夜の道標の感想

2023年度の日本推理作家協会賞受賞作。
異なる登場人物達のエピソードが平行して進む群像劇。
それぞれの物語が社会的なテーマを扱っており、読み進めて行く事で社会問題を知る流れとなっています。
扱う物語が人によっては心苦しい物語の読書となる為、好みが分れる作品。ただそういった心苦しい複数の物語を群像劇として絡み合わせて作られた本書のドラマは圧巻でした。率直な感想はよくこういう物語を思いついて描けるなという小説家の凄さを感じた次第です。

暗いテーマなのですが先が気になり目が離せない読書。作品の面白さとして☆8。個人的な好みとして-1という事でこの点数で。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.23:
(4pt)

後半泣ける。

昭和のにおいの残る90年代後半。この時代の理解が必要かと。
夜の道標 (単行本)Amazon書評・レビュー:夜の道標 (単行本)より
4120055566
No.22:
(5pt)

優しさのボタンの掛け違い

どうすれば上手くいったのか、読んでいてとても苦しかった。
夜の道標 (単行本)Amazon書評・レビュー:夜の道標 (単行本)より
4120055566
No.21:
(4pt)

力のある作家

何の前知識もなく、いわば「ジャケ買い」で選んだ一冊。一言でいえば、とても面白く読んだが、できればもうひと盛り上がりほしかった…というのは期待がどんどん膨らんだがゆえの「欲」だ。十分満足のいく読書だったことは間違いない。

作者が男か女かも知らなかったが、読み進めるうちに、これは女性作家だろうなという気がしてきた。小学生二人の友情が限りなく愛情めいていることや、阿久津が妙にカッコいいことに、女性の書き手を感じた。

日本推理作家協会賞受賞も納得である。しかし直木賞にはまだ届かない…というのも正直わかる気がする。文章はわるくないのだが、ときどき「何か足りない」「もっと書ける」と思わせるものがある。書き過ぎないのがいい、という視点もあるだろうが、それとはまた別の問題として。

犯人の動機は、すぐにピンとくる。ははあんアレか、と刑事たちより先に気づく読者も多いだろう。しかしそんなことはどうでもよい。うまくいけば、宮部みゆきクラスの長編が書ける、力のある作家だと思う。直木賞受賞もきっと近い。
夜の道標 (単行本)Amazon書評・レビュー:夜の道標 (単行本)より
4120055566
No.20:
(5pt)

泣けました

サスペンスだと思って読み進めていくと、最後に感動がありました。
夜の道標 (単行本)Amazon書評・レビュー:夜の道標 (単行本)より
4120055566
No.19:
(5pt)

生きること

自分は何のために生きているのか。生きるための道しるべとなる。
夜の道標 (単行本)Amazon書評・レビュー:夜の道標 (単行本)より
4120055566



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