夜の道標



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初公開日(参考)2022年08月
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長編小説

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夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)

2025年04月22日 夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)

1996年、横浜市内で塾経営者が殺害された。事件発生から2年、被疑者である元教え子の足取りは今もつかめていないーー。 殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受けている少年。 それぞれの守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を迎える。 日本推理作家協会賞受賞作。(解説)山田詠美(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

夜の道標の総合評価:8.48/10点レビュー 33件。Cランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

盛り上げるのが難しいテーマを読み応えある物語にした傑作

2021〜22年オンラインメディアに連載され、23年に日本推理作家協会賞を受賞、25年秋には連続ドラマになるという、傑作サスペンス。殺人犯が逃亡したのは何故か、犯人を匿った女は何を望んでいたのか、父親に虐待されている少年は救われるのか。それら全ての裏にある、時代と社会が作り出した闇の深さに逃げ道はあるのか。どれも心を重くするテーマばかりだが、見事なストーリー展開で読み応えあるエンタメに昇華されている。
1996年、横浜で塾経営者・戸川が殺害された事件は重要容疑者である元教え子・阿久津が姿を消して二年、捜査の行き詰まりから陣容が縮小され今では窓際族の刑事・平良が担当していた。生徒や親からも信頼が厚かった戸川には殺されるような背景は見つからなかったが、平良は上司から嫌味を言われながら地道に再捜査を進めていた。実は二年間、阿久津は中学の同級生だった長尾豊子宅の地下室に匿われていたのだった。天窓で外に繋がる地下室にいる阿久津を偶然見つけたのが中学生の波瑠で、父親のネグレクトで飢餓状態になっていた波瑠は阿久津が野良猫のために用意した食べ物を食べてしまったのだった。以来、阿久津が食べ物を用意し、波瑠が貰いに来るという奇妙な関係が出来上がった。長身でバスケットボールが得意な波瑠だったが働かない父親に当たり屋をやらされていた。殺人犯、匿う女、追う刑事、孤独な少年がそれぞれ歩む道が交差した時、言葉にならない悲劇が判明したのだった。
途中、やや中弛み、余計なエピソードもあるのだが、全体を通して盛り上がるサスペンスは読み応えがある。ミステリーファンに限らず、現代社会の問題を提起する作品のファンにオススメする。

iisan
927253Y1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

夜の道標の感想

2023年度の日本推理作家協会賞受賞作。
異なる登場人物達のエピソードが平行して進む群像劇。
それぞれの物語が社会的なテーマを扱っており、読み進めて行く事で社会問題を知る流れとなっています。
扱う物語が人によっては心苦しい物語の読書となる為、好みが分れる作品。ただそういった心苦しい複数の物語を群像劇として絡み合わせて作られた本書のドラマは圧巻でした。率直な感想はよくこういう物語を思いついて描けるなという小説家の凄さを感じた次第です。

暗いテーマなのですが先が気になり目が離せない読書。作品の面白さとして☆8。個人的な好みとして-1という事でこの点数で。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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未読の方はご注意ください

No.31:
(4pt)

良い作品でした

良い作品だった。息子を虐待する最低な父親には吐き気がするが、逃げるわけでもなく、女に匿われている発達障害者と思われる被疑者の男性がいい。塾経営者の殺害の過程が今ひとつわからないのは残念だったが。
夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)Amazon書評・レビュー:夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)より
4122076404
No.30:
(4pt)

期待通り

登場人物1人ひとりの置かれている背景からストーリーが進みます。
TVでの視聴斗並行して読み進めました。最後に大変重い課題が描かれており、読み応えはありました。
夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)Amazon書評・レビュー:夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)より
4122076404
No.29:
(3pt)

強弱のポイントがゆるい

色々な方向性のお話がまとまっていって一つになる、というのはよくある手法ですが、中盤あたりから各エピソードに荒さが見られ、後半は駆け足的な展開で非常に物足りなさも感じます。言語的表現の拙さも多く、「あれ、何言ってるのかな」と読み直した箇所も多々ありました。私の読解力不足だろうと思っていたのですが、意味のない重複表現などでテンポを悪くしてしまっていただけでした。
初めて芦沢先生の作品を読みましたが、今後はないかと思います。
夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)Amazon書評・レビュー:夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)より
4122076404
No.28:
(4pt)

面白い。

結末が意外。
夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)Amazon書評・レビュー:夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)より
4122076404
No.27:
(5pt)

読み手を捩じ伏せる力量

この作品は改めて筆者の圧倒的な筆力に呆然となりました。
テーマはとても重いですが
登場人物の描写がありきたりでなく丁寧で……とにかく面白いです。
私は芦沢央さんは、タイトルの上手い短編を読ませる方という認識でしたが
「夜の道標」は良い意味で裏切られ感動でした。
夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)Amazon書評・レビュー:夜の道標 (中公文庫 あ 102-1)より
4122076404



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