200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。

中国人ばかりを狙った惨殺事件が続けて発生した。手がかりは、死体の脇の下に残された刺青だけ。

それは、ただのレースではない。２年連続で本選出場を逃した崖っぷちチーム、古豪・明誠学院。

元・戦闘機P(ファイターパイロット・29歳)meetsどん詰まりの美人テレビD(ディレクター)。

稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。 時間は有限。

二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。

明治十六年(1883年)。 葛野を出て実に43年、甚夜はついに行方知れずとなっていた鈴音と対峙することになった。

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。

池井戸潤最新作! 経営戦略室から左遷された男が挑む――。

栗原一止は、夏目漱石を敬愛する信州の内科医だ。

50万部を突破した感動のベストセラー待望の文庫化！ さらに映画化！櫻井翔さんと宮崎あおいさんが、 初の夫婦役で競演します。

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。

正化33年12月14日、図書隊を創設した稲嶺が勇退。図書隊は新しい時代に突入する。

社長・佃航平の閃きにより、トランスミッションの開発に乗り出した佃製作所。果たしてその挑戦はうまくいくのか――。

「いつか日本を買収する―」。1年の海外放浪を経て、帰国した鷲津政彦が、まず標的に定めたのは、繊維業界の老舗「鈴紡」。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。

正化32年の秋、同期の手塚光の兄から「王子様」の正体を告げられ、郁はどうしていいかわからなくなり……。

普通の高校生だった「ぼく」、須玉明が得た力は、この世に留まる霊の姿が視えるというものだった。

バブル崩壊から15年余り。「失われた10年」を経てもなお、日本を覆う混沌の闇が晴れる気配はない。

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。

「まったく、新宿って街は妙なところだ。ばらばらに飛び散ったもんが、いつのまにかまた集まってきちまうのだからな」 巨躯。

大麻所持で逮捕されたナイジェリア人の取調べにあたった鮫島は麻薬ルートの捜査に乗り出し、盗品を専門に売買する「泥棒市場」の存在を突き止める。

休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、親孝行のため「おかあさん」と3日間島内を観光する。

アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。

埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。

殺人傷害事件で服役していた藤野組組員・真壁が出所した。

武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。

凄絶な幼少期を過ごしながらも、コロンビア・マフィアのボスにまで上りつめた日系二世のリキ・コバヤシ・ガルシア。

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。

ご近所限定正義の味方、見参!武闘派二匹&頭脳派一匹が町のトラブルに立ち向かう還歴ヒーロー活劇シリーズ最新刊。

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。

ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。

ひょんなことから、プロの殺し屋が集う会員制ダイナーでウェイトレスをする羽目になったオオバカナコ。

子会社・東京セントラル証券に出向した半沢直樹に、ＩＴ企業買収の案件が転がり込んだ。

「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。

「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。

その地に着いた時から、地獄が始まった―。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。

嘘を見抜く名人は刃物男騒動に、演説の達人は「幻の女」探し、精確な体内時計を持つ女は謎の招待券の真意を追う。

江戸・深川の料理屋「ふね屋」では、店の船出を飾る宴も終ろうとしていた。

一度にひとりずつ、百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。

きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。

清子は、暴風雨により、孤島に流れついた。夫との酔狂な世界一周クルーズの最中のこと。

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。

ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。

コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。

結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。

クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。

19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。