秘密



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秘密
秘密 (文春文庫)
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初公開日(参考)1998年09月
分類

長編小説

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秘密 (文春文庫)

2001年05月01日 秘密 (文春文庫)

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.97pt

秘密の総合評価:8.14/10点レビュー 679件。Sランク


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全37件 1~20 1/2ページ
No.37:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

秘密の感想

基本ミステリーが好きなので本作のようなドラマ感覚な作品はなかなか自分には評価が難しい。
しかし、読み手を飽きさせない文章は東野氏の筆力。
先が気になる!ページを丸く手が止まらない!
といった作品ではないが、知らないうちに100ページは進んでいる。
そんな作品であった。
読書をあまりしない人にこそお勧めしたい読みやすさと分かりやすさ。
何より登場人物の少なさと個々の魅力。
それが詰まった作品。
作品名も読み手に半分委ねる形なところも秀逸。
ただ個人的には物語がトントンと進みすぎている感じがし、
もっといろんな展開や先が読めない感じが欲しかったところ。
ただこの作品を読む大多数の方は、小説ってこれでいい。
と思わせるような作品であった。

飽きさせないし、途中でイヤになる寸前で物語に読み手を戻す作りはすごいと思った。
その一方物語の強弱には欠ける印象。
高い品質ではあるが、ずっと75%位を保ち続けている。
もっと100%のところが随所に欲しい印象と、グイグイ惹きつける所が欲しい感がが否めないので個人的には8点とさせていただきます。


▼以下、ネタバレ感想

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マビノギオン
ETOPY8N1
No.36:
(9pt)

個人的に東野圭吾さんのベスト5に入る

シンプルに面白かったし読んでて続きが気になった。

▼以下、ネタバレ感想

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MEI
GD5UZMNE
No.35:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

愛する妻、娘がいる人は

愛する妻、娘がいる人は読むのをやめましょう。
しばらくショックから立ち直れなくなります。

げっこー
0O4JET2I
No.34:7人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

私は最後このように思いました

東野圭吾氏の第一のブームを生み出すことになったのが本書『秘密』である。広末涼子主演で映画化され、更に2010年にはドラマ化もされたのは記憶にも新しいことだろう。

この作品を読むまで、やはりこういった「入れ替わり」物は映画に向いているのだろうなぁ、ぐらいにしか考えていなかったが、さすがは東野氏、凡百の入れ替わり物とは一味も二味も違った味わいを感じさせてくれる。

上手い、上手すぎる。ため息が出るほどにいい作品だ。こんな話が読みたかったと強く思わせられた。

特筆するのはやはり娘と妻の意識が入れ替わったというのが一番大きいだろう。娘の頭の中に妻の意識が宿ることでこれほど父、いや夫側の苦悶が生まれるとは思わなかった。
そしてその娘の年齢を思春期を迎えつつある小学6年生に設定したところが上手い。女性が初めて経験する大人へのステップ、生理や恋人など、男親が戸惑うことが起きる年齢だからだ。
さらに夜の営みについてまで東野氏は書く。いやこれこそが本書のテーマと云っていいだろう。
娘の身体に妻の意識が宿った時、夫婦なのか?親子なのか?実にリアルにこの命題について生活感を持って語られていく。

もしこの設定が逆だったらどうだろうか?つまり妻の身体に娘の意識が宿ったら?
これもまた面白いだろう。なぜなら思春期の娘は父親を生理的に嫌悪するからだ。
ただその場合はこのような鮮やかな結末は生み出せなかっただろう。文庫版『毒笑小説』収録の京極夏彦氏との巻末対談で東野氏は元々『秘密』はコメディ小説を目指したと述べている。もしかしたら設定を逆にすれば東野氏は本来書きたかった小説を書けたのかもしれない。
しかし読者はこの誤算を大いに喜ぶべきだ。なんせこれだけ素晴らしい話に巡り合うことが出来たのだから。

第2期の東野作品はそれまでのトリックやロジックを駆使した本格ミステリから人の心の謎にテーマを求めた作品を書くようになってきた。それらの作品は『宿命』、『変身』、『分身』、『悪意』と二文字の題名になっているのが特徴的である。この『秘密』もその系譜に連なる作品であり、さらに云えばそれまでの一連の作品の集大成的な作品であると云えるだろう。
娘の心に妻の意識が宿る。このたった一行で済まされる物語のテーマを軸にその事実に直面した夫と妻の心の機微が詳らかに描かれる。淡々とした文体で日常の所作から実に細かく描写を重ね、実生活感を滲ませ、ごく普通の家庭で起きた不可解事を見事に生活に溶け込ませている。そして男性ならば平介の立場を自らに重ね合わせ、自分ならどうするだろう?と煩悶し、女性ならば直子の立場に自らを同化させ、私ならどうするだろう?と自問することだろう。

さらにそんな苦悶の日々にすっと一筋の光が平介の心に降りてくるのが、サブストーリーで描かれるバス運転手がなぜ残業までして前妻に仕送りしていたのかという謎の真相なのだ。
なんていう上手さなんだろう。全く無駄がない、卒がない。これこそが人の心の謎を上手く物語に溶け込ませた瞬間である。まさに至高のストーリーテラーである。

さて余談になるが本を読むと奇妙な偶然に出くわすことがある。全く無作為に選んだ作品なのに扱っているテーマが似ていたり、現実に起こった事件と同種の事件を扱った作品を読むことになったり。私はそれをシンクロニシティと呼んでいるのだが、今回もそれを感じさせることがあった。

主人公の平介が妻と娘を失う危険にあったのがスキーバスの転落事故なのだが、これはまさに昨今起きている夜行バスの事故を髣髴させる。
作中で繰り広げられる被害者の会の内容などは今まさにその事故の遺族や当事者が直面している問題なのだろう。

『天空の蜂』でも東日本大震災に端を発する原発事故がシンクロし、単なる読み物とは思えなかったが、本書もまさにそうだった。東野氏がいかに普遍的な事件を幅広く扱っているのが解る。

閑話休題。

物語のラストに賛否両論があったという声を聞いたが、それはなぜだろう?

本書のタイトルは『秘密』。
もちろんこの秘密とは杉田家が抱えた秘密であり、またラストの書かれた永遠の秘密のことだろう。
さらに私は重ねたいのは物語の真相こそが作者が最後まで取っておく読者に対する秘密だということだ。
秘密であっていいこともある。本書の秘密もまたそんな秘密の1つだ。


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Tetchy
WHOKS60S
No.33:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

秘密の感想

SF物は最後をどうするかで
きまります。
自分の思った通りだと、ほめる人もいれば落ちが詰まらんという人
外れても 同じような感想を言う。
リアリティが無い、ミステリーでは無いと文句を言う。
この作品は
素直に夫婦愛と親子愛を考えさせてくれる作品です。
私は旦那の感情に違和感を感じながらも
終盤で納得。
タイトルの意味に涙する




jethro tull
1MWR4UH4
No.32:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

秘密の感想


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ytk5296
FQM1X7FQ
No.31:
(4pt)

理屈ではなく感情、感覚的に好きになれない話だった

東野圭吾氏の作品の中ではミステリ成分は薄めの作品な気がしました。

個人的にはどうも登場キャラクターたちの言動に違和感、不快感を覚える場面が多く好きになれませんでした。
中盤の夫婦のすれ違いの流れが、娘を失ったという最大の悲劇そっちのけで醜い争いしてるなぁ、という気持ちがどうしてもぬぐえませんでした。

出来うんぬんではなく、私の好みではない、という作品でした。

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.30:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

秘密の感想

問答無用でオススメです。

多くの人が言っているように、読み手の性別や家族構成、家庭環境によって感じ方が異なると思いますが、この評価の高さが作品の素晴らしさを物語っているのではないでしょうか。

妻と娘がいる私の感想としてですが、どんぴしゃで、平介に感情移入してしまいました…。


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ぷぅちゃん
76W3CGEW
No.29:
(4pt)

秘密の感想


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mick
M6JVTZ3L
No.28:
(7pt)

秘密の感想

非常に評価に迷う作品だと思います。
ミステリーとしては低評価でしょうし、一般小説として見た場合には多くの方が何かしら感じる部分を得る作品だと思います。

設定が特殊なのでそこを受け入れられるかどうかで楽しみ方が変わると思います。

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mkaw11
HAAP6CBX
No.27:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
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秘密の感想

切なすぎて2回読めない…

kmak
0RVCT7SX
No.26:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
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秘密の感想

美しく、切ない。名作です。

Ralph
YYNH4PU8
No.25:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

秘密の感想

私の生涯No.1ミステリー小説。究極の東野圭吾ワールドが炸裂する本当に凄い作品です。「母親としての感想は気持ち悪すぎるし有り得ない」「やっぱ男の書いた話だよね」と女性層からは散々な言われようですが・・。

ルーハーボーイ
7R65EL2S
No.24:
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

秘密の感想

「S」が付いていたので読んだのですが、ごめんなさい。
僕の好みじゃありませんでした。
設定とか面白いし、結末もスリリングですが、途中のもやもやした感じがB級ドラマを見てるようで。

Hidezo
GX0TU62Y
No.23:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

秘密は深いところにある


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アントンリブ
J9QWGWDO
No.22:
(6pt)

秘密の感想

あまり好きな作品ではないかなぁ。

呑んだくれ
P3S7II56
No.21:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

秘密の感想

東野圭吾作品の中でも傑作の一つだと思います。
切ないですが非常に楽しめました。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.20:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

寄生

面白いです。ラス前少し涙が出ましたが、最後のオチは男からみれば腹立たしい。

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ボンゴレ
NVAJNU3X
No.19:16人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

秘密の感想

複数解釈が可能な結末となってはいますが、作者が東野圭吾である事を考えると間違いなく答は1つ。
でなければタイトルの「秘密」の意味が全く変わってきますからね、間違いないと思います。
そっち方向へどっぷりはまれば間違いなく泣ける作品です。
「こう考える余地も残されている」とか「あっさりとこんな不思議な現象を受け入れる主人公達に違和感を感じる」といった、何にでも疑り深い癖のついているミステリ読みの達人や、余りにもリアリティを追求してしまう読み手は損をしてしまう作品かもしれません。
文句なし満点の名作です。素直に読みましょう。


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梁山泊
MTNH2G0O
No.18:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

秘密の感想

読み終わって数ヶ月経った作品ですが、内容をしっかり覚えていて、感想を書いている今でも様々な感情が込上がってきて、胸が苦しくなります。
面白いとゆう表現より、心に残るとゆう表現がピッタリの作品だと思います。

chiiiisim
22ZP2D8P
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