宿命



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初公開日(参考)1990年06月
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長編小説

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宿命 (講談社文庫)

1993年07月06日 宿命 (講談社文庫)

高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.19pt

宿命の総合評価:7.80/10点レビュー 169件。Aランク


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全21件 1~20 1/2ページ
No.21:
(7pt)

まさしく宿命

正直ミステリー部分は弱い気もしますが東野さんの小説は読みやすいから面白く読めました。

▼以下、ネタバレ感想

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MEI
GD5UZMNE
No.20:
(6pt)

宿命の感想

誰もが抗うことのできない『宿命』を背負って生きている。読後の感想ですが、内容としては今一つでした。
東野作品として評価は高いほうに位置する作品かもしれませんが、ストーリーも謎ときもパッとせず、どっち付かずでじっくり楽しむ前に終わってしまいました。「ヒューマンドラマと謎ときを楽しめる」「ラスト一行で感動」とか、期待が大きすぎたのか、私の読込みが浅いのか、何とも言えません。
そうはいっても東野圭吾さんの作品です。お読みになることをオススメします。

はつえ
L7BVQMDY
No.19:
(3pt)

宿命の感想


▼以下、ネタバレ感想

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mick
M6JVTZ3L
No.18:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ラストに感動して鳥肌が立った!

適当に読んできた東野作品(1/3ぐらい)をデビュー作から順番に読んでみようと思って以来、13冊目
これまでのどの作品よりも感動した
推理小説としては、サスペンスではない、と思う人もいるとは思うが(実際レビューを読むと)
私は審査員でも選者でもない、単なる一人の読者として、とにかく面白くグイグイと引き込まれて、最後は感動し唖然とさせられた、、、マジかぁ・・・
仕事で疲れた夜、寝る前に読み始めたのが間違い
あんなに眠かったのに、読み進めるうちに止まらなくなってしまい、読み終わって時計を見ると、出勤のため掛けたアラームの時刻まで10分
しかも、感動のあまり、胸にポッカリ風穴が空いたように呆然として動くことができない、、、、そして、いつもの6時のアラームが鳴り出し、我に返った
ここまで私を感動させる本は、他にもあるにあったが、数十冊に一冊あるかないかというレベル
「白夜行」「ホワイトアウト」等々
本作はメインの人物3人の関係や行動、背景を中心として、最後はそれが微妙に絡み合って・・・
まあ、陳腐な感想を書くのは止めておこう。
とにかく一人でも多くの人に、この作品を読んでもらいたい気持ちでいっぱいだ。
ハズレもけっこうあるが、こういう珠玉の名作を打ち上げ花火の様にポ~ンと魅せてくれるのも、東野の魅力の一つなんだよな~

mustang
PCGQIQ4X
No.17:
(4pt)

宿命の感想

中途半端な作品に感じてしまった。
殺人事件と宿命がマッチしてない。
主人公刑事の事件捜査・会話に面白味を
感じられない。
ここから東野圭吾が伸びたとすれば
作品としての意義はあったのだろう

jethro tull
1MWR4UH4
No.16:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

東野作品第二期の始まり

運命の悪戯、そうとしかいいようのない三人の運命、いや文字通り“宿命”を描いた作品。
晃彦、勇作、美佐子の抱えるやり場のない感情の行方、お互いの間を交錯する想いが届きそうで届かないもどかしさが読み進むにつれて胸に痛切に響いてくる。

小学校からのライバルであった瓜生晃彦と和倉勇作。片や地元有力企業の創立者の息子の御曹司であり、片や一介の警察官の息子。
しかし勇作は天性のリーダーシップと知性で学年の人気者になるが、どこか世の中を嘲笑っている晃彦は孤高の存在として誰にも取り成す事もなく、我が道を行く。しかしそんな彼が唯一気にしていた存在が勇作であり、事ある毎に勝負してきた。そして勇作は晃彦に小学校、中学校、高校とずっと勝てないでいた。
やがて2人は同じ統和医科大学を受験するが、晃彦は受かり、勇作は不合格で浪人生活に。その浪人中に美佐子と知り合い、再び同じ大学を受験しようとする。今度こそ合格確実という時に父親が脳溢血で倒れ、受験できなくなる。バイトをしながら受験勉強をするが、耐え切れなく、警察学校に入学する苦渋の選択をする。
典型的な勝ち組と負け組を描いた対照的な2人の人生。自然、読者は勇作を応援する側に回ってしまうだろう。

しかしこれこそ東野圭吾氏が仕掛けたマジックなのだ。
家族のみならず妻の美佐子にも決して心の内を打ち明けず、いつも一人超然と佇む晃彦。彼の真意が終章に至ってようやく読者の眼前に明かされる。このとき、東野氏がマジックを解くのに、指をパチンと鳴らした音が聞こえたような気がした。

とにかくこの3人の人生に纏わる奇妙な結び付きが、冒頭からモヤモヤとした形で少しずつ眼前に差し出されるが、それは眼の前の靄を晴らすのではなく、新たなる靄を生み出し、更に読者を物語の深い霧の中へといざなうようで、居心地の悪ささえ感じた。しかしこれこそ東野ミステリの特徴であり、私はこういう趣向のミステリを待っていた。

本作は三角関係という恋愛小説の色も持ちながら、青春小説の側面もあり、なおかつ明かされる三人の過去には科学が生んだ悲劇という通常相反する情理が渾然一体となって物語を形作っているのが特徴的だ。この絶妙なバランスは非常に素晴らしい。
特に科学の側面を全面的に押し出さず、あくまで人間ドラマの側面を押し出して物語を形成したのは正解だろう。やはり「推理小説」はあくまで小説であるから、物語がないと読者の心に響かない。
個人的には勇作と美佐子が若かりし頃に交際していた件がベタながらも鼻にツンとくるような甘酸っぱい感慨を抱かせ、非常に印象に残ったエピソードだ。読んでいる最中、尾崎豊の”I Love You”が頭の中を流れていた。


しかし東野氏の熱すぎず、かといって冷めすぎない抑制の効いた筆致がありがちな過剰演出を抑え、逆に読者の心に徐々に一つ一つの事実が染み込んでいく。そして最後に明かされる真実が哀切に響いてくる。
ミステリを書く上で、これは最大の長所であり、続けて読んでもくどさが無く、飽きが来ない。これこそ彼の最たる特質だろう。

考えるに、本作は東野氏の第2期の始まりを告げるものではないだろうか。
デビュー以後、一貫して学生・学校を舞台に紡いだ青春ミステリを『学生街の殺人』で以って一旦結着し、その後『魔球』、『鳥人計画』といったスポーツミステリ、『浪花少年探偵団』、『犯行現場は雲の上』、『探偵倶楽部』といったライトミステリ、『十字屋敷のピエロ』、『ブルータスの心臓』といったオーソドックスなミステリを経て、再び青春小説のテイストとそれまでに培った科学知識を応用したミステリのハイブリッドを目指した人間に焦点を当てた東野ミステリの始まり、本書はそんな作品のような気がしてならない。
デビュー当時の青春ミステリと違うのは既に大人になった彼ら・彼女らが過去を振り返るところにある。そして事件の鍵がその過去に因縁に深く根差しているところにこの第2期の特徴があるように思う。

また本作が刊行された90年というのは一世を風靡した『羊たちの沈黙』が訳出された一年後である。つまりサイコホラー元年の翌年、世にはこの手のサイコホラー系ミステリが横溢していた。
そして本作もまたこの類いの影響下にあったに違いない。人の心こそ最も怪奇、恐ろしいというこのジャンルは当時画期的であり、東野氏はその側面に脳科学の分野にスポットを当て、独自のアプローチをしたに違いない。そして恐らく本作は後の『変身』に続く里程標的作品になっているだろう。

しかし本作はなんといっても文庫版の表紙のイラストに尽きる。この何の変哲もない屋敷のイラストが開巻前と読了後では全く印象が変わってみえる。
本書がスティーヴン・キングの代表的サイコホラー、『シャイニング』の表紙に酷似しているのは単なる偶然ではないのかもしれない。


▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.15:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

宿命の感想

 
1990年、東野圭吾氏の作品では比較的初期の作品。
 
 「不遇な運命を辿った警察官」と「運命の波など知らぬ恵まれた天才」が一つの殺人事件の盤面で追う追われる・・・
 ある会社社長が殺されたことで大きく運命は動き出します。会社の権勢を理由に行われた殺人という社会的ストーリーと登場人物の出生の秘密に迫る人生的ストーリーの二つの物語を軸に据え、ミステリとしての犯人当てよりも、「宿命」の対決が紡ぎだすヒューマンな結末が見所となっています。  
 動機、トリックの謎はもちろんですが、それを超えたミステリ的謎を表現したい、と語っている作者のあとがき通りの顛末になっており以降の東野圭吾氏の作品の形成を感じ取れる作品です。 逆にしっかり推理したい人には少々物足りないかもしれないかも。★は7つ!!

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りーり
9EDFH0HC
No.14:
(6pt)

宿命の感想

ある程度ミステリーを読んでいる人には物足りない内容かもしれません。
俺自身は、さほど印象に残る作品ではありませんでした。

mkaw11
HAAP6CBX
No.13:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

宿命の感想

途中までは少し暗い内容でしたけど、最後は鳥肌でした。
まさに宿命

呑んだくれ
P3S7II56
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

宿敵


▼以下、ネタバレ感想

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アントンリブ
J9QWGWDO
No.11:
(5pt)

宿命の感想

可もなく不可もなくといった作品でした。
まあでも読みやすかったのは事実。


▼以下、ネタバレ感想

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レッダーン
JX3FQ5JY
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

宿命の感想

「意外性」の一言につきる作品だった。
予想していた展開とは違う方向で決着がついたこともあったが、ラストの種明かしの読み応えが十分。
しっかりと筋を通している真相はとても良かったと思う。

白髭9
BK2OMGW4
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

宿命の感想

違うタイプの意外性を表現された様ですが、そんなに意外ではなかったかな? しかし1993年ですからねえー あの頃に読んでいたらドキドキしたでしょうね。主人公が可哀想w

それなりに面白く読めました!

marebear
FLDW4YE1
No.8:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

宿命の感想

一番肝心な謎は最後まで明かされませんが、その他の部分は、裏表紙もしくは読み始めて序盤の内にはっきりします。
「高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果す」
この設定だけでドキドキさせられます。
そして、事件が解決したにも関わらず残るページ数。それを考えても、事件の推理よりも人間ドラマを重視した作品と言えます。
ラストの数十ページは、かなり読み応えがあります。
最大の謎については想像するのは容易、そしてその内容についても予想通りだったのですが、その表現方法が予想を遥かに超えていでグッときてしまった。
読後には白夜行を彷彿させるようなせつなさが残ります。

梁山泊
MTNH2G0O
No.7:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

若さと才能を感じる意欲作

東野圭吾の初期長編。文庫の解説によれば「謎解き、犯人探しの意外性だけではない、別のタイプの意外性」を追求した作品だという。
ある地方の大手電機会社の社長・瓜生直明が死亡し、後継に瓜生家とはライバル関係にある須貝家の総帥・須貝正清が就任したが、ジョギング途中に殺されるという事件が発生した。しかも、殺害に使われたのは、瓜生直明がコレクションしていたボウガンと毒矢だった。ボウガンを入手できる可能性がある人物は限られている。捜査陣の一人として関わっている和倉勇作は、前社長の長男・瓜生晃彦が犯人ではないかと疑いながら捜査を進める。実は、勇作と晃彦の少年時代には浅からぬ因縁があった。
謎解きミステリーの本筋は殺人事件の犯人探しだが、解説にもある通り、作者の狙いは勇作と晃彦の関係の意外性、秘められた謎の解明に力点が置かれている。子供の頃からお互いに意識し合ってきた二人が、刑事と容疑者として対峙したとき、そこにはどんなドラマが生まれるのか?
謎解きの面白さを追求した本格ミステリーとしても合格点の内容だが、それ以上に人間関係の妙味で読ませていく。二人に深く関係する晃彦の妻・美佐子との関係性などに若さ故の深みの無さを感じるが、ヒューマンドラマとしてもぎりぎり合格点だろう。最後の一行を読み終えてから序章を再読したとき、さまざまな伏線が周到に張り巡らされていることに気づかされ、現在大きく花開いている東野圭吾の才能のほとばしりを見た気がした。

iisan
927253Y1
No.6:
(5pt)

感想

最後の内容が全く予想していなかったことだったので、印象に残りました。
ミステリーとしては物足りないです。

chiiiisim
22ZP2D8P
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

まさにあらすじ通り

「幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される」あらすじにはそう書かれており、「本当かなぁ…」と思って手に取りました。頭の中で、オチを考えながら読んでいたのですが、いやぁ、びっくりした。
まさにあらすじ通りなんです。僕と同じように「本当かなぁ…」とお思いの方はぜひ手に取ってください。

夜光虫
OS94C33E
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

最初から最後まで面白い。名作なだけある

本格で大人の小説。読了後なんとも言えない読後感。宿命の意味。「サナエ」の死の真相。約20年前の小説ですがあきさせない小説でした。本格ミステリは最終的に面白いものでも途中読むのがつらくなるものがかなりありますがこれは違いました。さすが東野圭吾。しかも私が生まれた年に出された小説だということでかなりお気に入りの小説です。

nissi
RFWQ06JW
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

宿命の感想

引き込ませるストーリー展開と緻密につながっていく謎が大変素晴らしい。東野作品の中でも5本の指に入るお気に入りの1つである。

kazoo
EMXD4KLV
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ラスト1ページに作品の醍醐味が


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あさみ
6TDFPU33
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