放課後



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初公開日(参考)1985年09月
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長編小説

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放課後 (講談社文庫)

1988年07月07日 放課後 (講談社文庫)

校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を二人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将―犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第二の殺人が…。乱歩賞受賞の青春推理。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.64pt

放課後の総合評価:7.33/10点レビュー 154件。Bランク


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全11件 1~11 1/1ページ
No.11:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

う~~ん、、、動機がねぇ(´_ゝ`)

東野圭吾は好きな作家で、気になったものを適当に読んできたが、改めてデビュー作からすべて読み直してみようと思いました。
読んだ本は自分でコレクションとして保有しないと気が済まない性質なのでネットで新品を購入。
白夜行や幻夢、天空の蜂あたりの雰囲気が好きだったので、最初、手に取った時は、けっこう違和感があった。
でも、考えてみれば彼の20代の頃の作品、、、この作家が、これからどう変貌して行くのか、この時点ではまだ掴めない危うさを感じるものの、新人時代ならではの、みずみずしさと無謀さを感じた。
そして、どの作家でも初期の頃にありがちな、あれもこれもと詰め込み過ぎた感じが、やはり、この作品にはあった。
ただ、導入部からワクワクさせるような、人を惹きつける文章は、宝石のようにきらめいていた。
舞台が女子高というのも、若い作家にしか描けない設定で、非常に新鮮味を感じた。
やはり、偉大な作家というのはデビュー時から、他とは違う何かオーラのようなものを感じさせるものだなぁと感心した。

【ネタバレかも】
ただ、犯人の動機が、まさかの「〇〇〇ー」を見られたから、、、というのは、殺人を犯すほどの動機となり得るのか、、、
若さを感じる反面、無謀さを感じる点であった。
ただ、この動機を「あーなるほどなー」というようなものに置き換えると、この小説ならではのインパクトというか印象・個性がなくなってしまうような気がするし、、、
絶対に要らない部分は、主人公教師の妻とのアナザーストーリー!
ストーリーの中心がぼやけてしまうし、これに関するすべての部分をすべて削ったとしても、まったく本編の内容は損なわない。
本当に不要だと思うし、最後にこっちの結末を持って来て、仕上げようとしたのだろうが、なんとなく判ってしまっていたし、裏ストーリーの無用さがとても残念。
最も魅力的な登場人物:ケイこと杉田恵子

mustang
PCGQIQ4X
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

チャイムの鳴らない放課後

今更ながら、東野圭吾さんのデビュー作を読みました。

学園が舞台とあって難しい内容ではなく、読みやすかったです。


▼以下、ネタバレ感想

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アントンリブ
J9QWGWDO
No.9:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

今をときめく人気作家の瑞々しいデビュー作

私立清華女子高等学校の数学教師を務める前島は以前から何者かに命を狙われていた。電車のホームから突き落とされそうになったり、プールのシャワーで感電しそうになったり、そして更には外を歩いていると鉢植えが落ちてきたりと、その度合いはますますエスカレートする一方だった。
そんなある日、放課後に顧問であるアーチェリー部の部活が終わった際に教師の更衣室に戻ったところ、内側から突っかえ棒がしてあり、中に入れない状況になっていた。しかしそこには同僚の数学教師、村橋の死体があった。密室の中で村橋は青酸カリ中毒で死んでいた。
刑事が介入し、事件の捜査が進められるが、なかなか犯人が突き止められなかった。そんな中、ついに第2の殺人が起こる。体育祭という衆人環視の中で起きたそれは明らかに前島の身代りで殺されたとしか思えない状況だった。

東野圭吾氏のデビュー作にして乱歩賞受賞作品。私にとっても東野作品初体験である。
第1作にはその作者の全てが盛り込まれているというが、この瑞々しさや感傷的な文体は単に女子高を舞台にしただけに留まらず、この作者の特色と云えるだろう。

一読しての印象は、非常にバランスの取れた作品だという事。実に無駄がなく、力みすぎず、落ち着いており、淡々としているのだが、色々なエピソードが散りばめられていて飽きさせない。
事前に知っている作者の経歴から、この前島の人物像は作者の人と成りが色濃く反映されているのは間違いない。この作品を読むだけで東野氏に作家としての何かがあるのは十分に感じられ、今の活躍も納得の出来映えだ。

物語は女子高を舞台に2つ(3つ?)の殺人事件が語られる。そのうち最初の1つは密室殺人で、しかも2つの真相を用意しているという凝りよう。2番目の殺人は体育祭という衆人環視の状況下での殺人。特にこの殺人シーンへの持って行き方は読み進むに連れて不安が沸々と募り、淡々とした文体が却って凄みを増す。
この文体はその後の事件解明シーンにも十分な効果をもたらしており、ページを繰る手を止まらせなかった。

そして主人公を取り巻く登場人物も非常に印象的だ。教師仲間の村橋や藤本、キーパーソンとなる麻生恭子、そして生徒の高原陽子やケイこと杉田恵子、剣道部主将の北条雅美などキャラクターの描き分けが非常に上手く、混同する事が無かった。前にも述べたが、彼らと主人公前島とのエピソードが非常に効果を上げている。
これらが学校という特殊な閉鎖空間で繰り広げられるその独特の雰囲気を実によく醸し出していると感心した。体育祭の準備風景、体育祭の生徒たちの躍動感、放課後の部活の雰囲気など、教師でない私がもはや二度と体験できない空気を十二分に堪能させてくれた。そして、主人公の口から語られる学生にとって憎悪の対象となるきっかけについての説明は、正に的を射ており、郷愁をそそられた。

とまあ、賞賛の言葉ばかりだが、やはり今の時代ではちょっと古めかしさを感じずにはいられない。これは仕方の無い事なのだが、殺人の動機となったエピソードを含め、それぞれの真相―詳しくはネタバレにて―は全てが多様化した今(正確には“乱れた”今)、珍しい物ではなく、衝撃の度合いは低くなっている。
この前に読んだクーンツの言葉を借りるならば、狂乱の90年代を経た現在では当たり前のようになっているのだ。これを減点の対象にするのはアンフェアかもしれないが、読後のカタルシスという点で見ればどうしても落ちてしまう。

あと、やはり主人公前島が妻に堕胎を促すシーン。かなりの時代錯誤感覚を覚えた。低収入が理由とは云え、教師がああいうことを云うだろうか?
これは最後に繋がる重要なエピソードなのだが、どうも腑に落ちない。ラストシーンは納得できる。しかしそこへ繋がるキーパーツに粗雑さを感じてしまった。

色々書いてきたが、本作が水準以上の作品であるのは間違いない。
2005年に直木賞を獲って以来、ますます勢いに乗る東野圭吾の作品をこれからどんどん読んでいくのが非常に楽しみだ。


▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

放課後の感想

読書歴が浅く、東野圭吾さん作品を知らない私にとっては、十分に楽しめました。

▼以下、ネタバレ感想

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ぷぅちゃん
76W3CGEW
No.7:
(7pt)

ここからはじまったんですね

学園ミステリーの代表作だと思います。

わたろう
0BCEGGR4
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

放課後の感想

天才東野圭吾のデビュー作です。
初期の作品に多いミステリー色が強く、派手さはありませんが、なんとも時代を感じさせる作風は結構好きだったりします。

フレディ
3M4Y9ZHL
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

放課後の感想

東野圭吾さんのデビュー作。
デビュー作にしてらしさは健在という部分と、らしくないなぁというデビュー作ならではの青い部分が混在しており、現在の作品を何作か読んだ後に手にしたことは正解だったのではないかと思っていたりします。

らしいなと思ったのは殺害トリックで、練りに練ったという感じはデビュー作にして健在。
ただ練りすぎで「こんなに上手く行くかい」と思えてしまうところも相変わらずである。

らしくないなと思った箇所についてはネタバレに記載。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

放課後の感想

デビュー作でこの質の高さはさすがだと思います。
登場人物も魅力的な人物が多く、楽しみながら読み終えました。

アルバトロス
CRRRDTJB
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

とりあえず

東野圭吾さんが好きなので、デビュー作も読んでおきたいと思い購入。

女子高が舞台だが、主人公である教師の人物像がなかなかおもしろかったし、後半になるにつれスピード感が増していきました。

個人的には悪くないと思いますが、「ガリレオ」などのイメージが強い方にはあまりおすすめできないかもしれません。

MUMU
YYDFLVXQ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

意外(?)な動機


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あさみ
6TDFPU33
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

これがデビュー作!?

読んでいるときは知らなかったが、これが東野圭吾のデビュー作らしい。
デビュー作にしてはまぁまぁ完成度は高いと思う。
他のレビューにもあるように殺人の動機が微妙で納得できない。
まぁ、もっと残酷で動機のない殺人が起こっている現実を見ると十分なのかもしれない。
冷静に考えたとき、密室の舞台となった更衣室の構造には思わず笑ってしまうが、
ミステリには、いろんな複雑な建物が登場するので良しとしよう。

風の森
8BZ4CWPR
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