流星の絆



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初公開日(参考)2008年03月
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長編小説

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流星の絆 (講談社文庫)

2011年04月15日 流星の絆 (講談社文庫)

両親の仇を、俺たちは流星に誓い合った--「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」両親を惨殺されてから14年後。彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.71pt

流星の絆の総合評価:7.70/10点レビュー 320件。Sランク


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全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(6pt)

流星の絆の感想


▼以下、ネタバレ感想

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mick
M6JVTZ3L
No.16:
(8pt)

ぐいぐい引っ張る設定が良かっただけに…

東野作品が次々とドラマ化、映画化されているのは昨今の流れだが、通常ならば文庫化になってから映像化されるのが常だったのに対し、本書は単行本刊行直後に連続ドラマ化されたのが驚きだった。
つまりはそれほどストーリーがドラマチックであることを示しているのだろうが、開巻してすぐにそれもなるほどと思った。

まず幼い3兄妹の親に内緒で流星群を見に行き、雨の中、寝てしまった幼き妹をおんぶして帰る兄が家で観た凄惨な両親惨殺の風景。警察の捜査が描かれ、迷宮入りのまま、数年が流れ、兄妹は成長し、なんと詐欺グループになってお金を騙し取っていた、という導入部としては実に申し分ないドラマの1話目だ。ドラマを観ていなくてもその映像が目に浮かぶようだ。

幼き頃に両親を殺され、児童養護施設に入れられた男2人女1人の三人兄妹たちが誓ったのは犯人を見つけた時に自らの手で殺すこと。
これだけならば凡百の復讐劇に過ぎないが、東野氏はそこに妹があろうことか復讐のターゲットの息子に惚れてしまうというアクセントを加える。

さらには事件が起きる前、主人公たちの両親が借金をしていた節があり、口座から200万が引き出されていたこと、そして妻の塔子が事件前日の昼間に図書館で目撃されていたこと、4年前に摘発された横浜のノミ屋の名簿に功一たちの父親の名があったこと、さらには実は有明家は入籍しておらず、両親は内縁の関係であったことなど色々と不可解な事を挟みつつ、小さな洋食屋を営んでいた気の良い夫婦の実像にミステリアスな風味を加えている。

またストーリーは単純ではあるが、プロットは実に用意周到だ。
特に唸らされたのは功一たちの生業が詐欺師であることだ。これが実に効果的に物語に働きかけている。即ち両親を殺した真犯人と思える戸神に近づいたのはそもそも偽の宝石を売り付けて1千万もの大金をせしめるためで、戸神政行を14年前の事件の犯人だと通報すれば自分たちの詐欺行為も捜査線上に上がってくる危険性が高い。従って主人公の3人は容易に警察に協力を求められないのだ。
この辺の必然性は実に上手い。

しかしこれほどまでに緊密なストーリー展開を見せながらも、唯一腑に落ちない点があった。それは功一たちの両親を殺害した犯人の捜査で近くのコンビニに訊き込みをするシーン。商売の邪魔だと疎ましく感じている店長に当日の防犯カメラのテープを借りることを全く申し出ないのだ。
その後も泰輔の目撃証言で作成した似顔絵を持って聞き込みをするものの、一切防犯カメラには触れない。これは明らかにおかしい。

『使命と魂のリミット』でも病院の受付用紙の中に犯人のメッセージが潜り込んでいたシーンでも当然大病院にあるであろう防犯カメラについては一切触れなかった。防犯カメラは東野ミステリ世界では存在しないかのようだ。一工夫理由を考えればクリアできると思うのだが、どうしてだろうか?

物語の約1/3の辺り、泰輔が幼き頃に見た犯人を戸神政行だと視認した後の物語の疾走感は半端ではなかった。
積年の恨みを晴らすために3人兄弟のブレイン功一が策を練り、カメレオン俳優の泰輔と静奈がそれを演じ、接近していくがなかなか上手く進まない展開に忸怩たる思いを抱きながらも、先の読めない展開にハラハラし通しだった。詰将棋のように戸神を犯人に仕立てるために仕掛けを施していく3人兄弟のマジックが、静奈の魅力に盲目的になったと思われた戸神行成が突然静奈に詰問する側に転じる521ページ辺りからはまさに怒涛の展開だ。
そして戸神行成が功一たちの味方になると、読者はまさに東野氏の掌の上で踊らされるだけになってしまう。

それだけに事件の真相が悔やまれる。

しかし本書はかつて功一らの両親を殺害した犯人を突き止める事が主題ではない。
また有明3兄妹がいかにして犯人を逮捕させるかを綴ったものでもない。

本書は異父兄妹の絆の強さを描いた物語なのだ。
血の繋がっていない妹を2人の兄がいかに大切に育ててきたかを知る、絆の物語なのだ。だからこそ本書の結末は東野作品には珍しく悲劇的ではなく、ハッピーエンドになっているのだ。

人に騙して辛酸を舐めてきた兄妹が、人を騙す側に回って大金を得るようになったが、心底善人である戸神行成という男1人のためにそれらが瓦解してしまった。
しかしそれは間違いなくいい意味での瓦解だ。

罪を償い、まっさらな心と体になった有明3兄妹に本当の幸せが訪れるのはこれからだ。

こんなに爽快な読後感だからこそ、事件の真相と真犯人の始末の仕方が安易だったことが悔やまれてならない。
このあともう一歩感が私をしてこの渇きを癒すために次の東野作品へと駆り立てられるのである。全く困ったものだ。


▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.15:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

流星の絆の感想

終わり方が上手なので余韻が良いですね
犯人を予想しながら読んでましたがまあこれは当たらないです(笑)
容疑者Xの献身の方が好きですがこれも良い作品だと思います

最終列車
KU3TJU3C
No.14:
(5pt)

流星の絆の感想

両親が殺害されるという重い過去を背負っている兄弟ですが、本を読み進めても兄弟が過去に囚われているような悲しい雰囲気はなく、想像以上に軽い内容でした。
結末もあっさりした印象を受けます。ミステリー重視の方にはおすすめしません。

chiiiisim
22ZP2D8P
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

流星の絆の感想

復讐という重い話かと思いきや、騙しテクあり、恋心ありの 肩のこらない軽快なタッチの作品でした。最後まで一気に楽しく読めました。

axel
RNCIKKBG
No.12:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

流星の絆の感想

東野圭吾作品の中でもかなり好きな作品です。
ミステリー度は弱いですが、読了後の後味が良いので暖かい気持ちになれます。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

流星のキズナの感想

東野圭吾作品のなかではメディア向けの部類に入ると思う。
がむしゃらに書いてた頃の作品には、映像化が難しいものが多かったが、この作品は
映像化・・いけそうな・・・意識したような作品だと思う。
だからといって面白くないかと言ったら・・・・その逆で超面白い。
東野圭吾初心者にもおすすめできる作品だと思う。
昔のような挑戦的な内容はなくなっているがドラマ化されているだけあって質は「良」。

ただ、東野ファンとしては、ドラマよりは、原作のほうが断然よい。

かいきちくん
PC9DG7C2
No.10:
(6pt)

流星の絆の感想

「両親を何者かに殺された子供たちの復讐」の物語。重いテーマです。
東野圭吾さんの得意分野かなと思います。
読み始めてすぐに「白夜行」っぽいと期待感が高まりました。
しかし読了後は首を傾げてしまいました。
うまく表現できませんが、
「東野圭吾の白夜行に感銘を受けた新人作家が似たような作品を描こうとしたが心に響く作品が描けず軽い作品に仕上がった」
そんな感じでした。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

すごい!すごい!すごい!

10点以上の点数をつけたい位面白い本でした!

犯人に関しては敢えて言いませんが、個々の人物や台詞、情景、もちろんストーリー どれも自然で、どんどを引き込まれていきました。

最後のシーンは ほろりとしました。

2回目は、また違った読み方も出来、手元に置いておきたい本です。

長編なのに 読みやすいところもよかったです。

ドラマ化されてる事は知らなかったので、是非見たいです。

スズ
LFH2FGR6
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

流星の絆の感想

推理小説というより、エンターテインメントとして愉しめた。ドラマも原作にないコミカルさとメロドラマ的で良かった。

ジャム
RXFFIEA1
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

流星の絆の感想

さすがにヒットメーカーですね。テンポもよくサクサク読めました。
かなり前にも色々東野圭吾さんの作品は読んでいたのですが、作品の好き嫌いがけっこうあって、後味の悪い陰惨なものもけっこうあるのであまり頻繁には読んでなかったのですが、この物語はすっきりと終りましたね。
最後のどんでん返しについては、そんなのあり?と思ったりもしたのですが、そこは非常に上手くまとめられてたと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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たこやき
VQDQXTP1
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

いいですね!


▼以下、ネタバレ感想

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Sランド
8LZWGBLM
No.5:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

流星の絆の感想

子供のころ両親を殺された3兄妹は、現在は詐欺師をやって暮らしている。新しいターゲットの周辺で両親を殺した犯人を見つける事となり、復讐計画を始めると言う話です。
計画がスムーズに進み過ぎて若干スリルに欠ける感じがしますが、結構な長編の割に読み易いことは間違いなく、誰でも楽しめる良く出来た作品だと思います。終盤の真相が明らかになってからエンディングまでの流れも巧みで、読後感もかなり良かったです。
事前にドラマを見ていたので、ストーリーも犯人も分かっていたのが残念でしたが、どのキャストもピッタリで素晴らしい出来だったので、ご興味を持たれた方はそちらも合わせて是非どうぞ。

なおひろ
R1UV05YV
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

兄弟の絆と予想外の真相

ドラマは見ていませんでしたが、非常に面白かったです。
東野さん得意の人情描写はもちろんのこと、ミステリーとしてもきちんと完成されています。さらに個人的には予想外の真相が良かったです

アルバトロス
CRRRDTJB
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

流星の絆の感想

ドラマを先に見てしまっており、大体のストーリーを知ってしまっていたのであまり意外性は感じられませんでしたが、それでも楽しく読めました。
まったくドラマと同じということもありませんのでドラマを先に見た方も読んでみてください。

BOY
IM7XWAPW
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

桜もちの書評~流星の絆~

*****
両親を惨殺され、いろいろな人に騙されてひどい目にあった、血のつながらない兄弟3人。
自ら詐欺をしながら逞しく生き、両親を殺した犯人を探し出す話
*****

ドラマ化されていたのを知っていたので、ちょっとミーハーかな?と思いつつ、文庫が出たので読んでみました。東野圭吾さんの本はサクサク読めるところがいいよね。

▼以下、ネタバレ感想

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桜もち
I4XNTKTH
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

流星の絆の感想

結構早い段階から犯人が特定されていたので、犯人探しのおもしろさはないと思っていたら、最後にどんでん返しがありました。

ぴよくみ
4WLMRKM9
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