赤い指



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初公開日(参考)2006年07月
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長編小説

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赤い指 (講談社文庫)

2009年08月12日 赤い指 (講談社文庫)

少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.10pt

赤い指の総合評価:7.95/10点レビュー 318件。Aランク


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赤い指の感想


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anotokinoinoki
4B79947F
No.19:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
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赤い指の感想


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くっち
4QZYGZFW
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親にとって子はいつまでも子

人にとって家族とは何なのだろうか?
そして人にとって死に際に何が胸に去来し、そして残された者たちはその人にしてやれる最良の事とは一体何なのだろうか?

『容疑者xの献身』で直木賞を受賞し、ミステリ界のみならず出版界全体の話題になった後の第1作目。それはもう1つのシリーズ、加賀刑事物の本書だった。
そんな期待値の高い中で発表された作品はそれに十分応えた力作だ。

まず驚くのは最初に出てくるのは加賀恭一郎ではなく、父親の隆正であり、しかも病床にいて明日をも知れぬ命だという状況。しかも彼の世話をしているの甥の松宮という警察官。

そして場面は変わり、いきなり登場人物は照明器具メーカーに勤めるサラリーマンの前原昭夫のある1日について語られ始める。
家族を省みず、なんとなく結婚した夫婦で一人息子と実家をリフォームした家に帰る日々。中学生の息子とは会話もなく、しかも痴呆症を患った母親の世話で妻はストレスを溜めている。

そんなどこにでもある、会話や家庭の温かみのない冷え切った家庭で、もはや父親は給料を運んでくるだけの役割でしかない一家に訪れる突然の災厄。
それは息子が幼い児を家で殺害したという事件だった。

そしてその後の夫婦の会話、息子の実に自分勝手な言い分が繰り広げれ、読み進めば進むだけ、この一家に腹を立て、あまりの自分勝手さ、特に妻の八重子の言動の独善さに、救いようのなさに情けなくなってくる。

読む最中、様々な思いが頭を駆け巡る。
まず本書が中学生による幼女殺害事件、即ち未成年による犯行だということだ。東野圭吾氏は未成年によって我が娘を蹂躙された上、殺害された父親の側からの復讐を描いた『さまよう刃』という何とも遣る瀬無い作品があるが、本書では逆に殺人を犯した未成年の息子をどうにか捜査の手から守ろうと奮闘する普通の家庭を描いている。
但し東野氏は今回を同情の余地のある犯行とせず、犯罪者の直巳をあくまでどうしようもない身勝手な社会不適合者とし、さらにその愚息を守ろうとする母八重子も実に身勝手で自己中心的な人物として描き、読者に感情移入をさせない。

更に犯行隠蔽のために父昭夫が思いついたあるトリックは先の『容疑者xの献身』のそれの変奏曲と云える。

もしかしたら本書は『容疑者xの献身』の批判的な意見に対しての作者なりのアンサーノヴェルなのかもしれない。

慎ましいながらもひとかどの幸せな家庭を築き、息子を立派に就職させ、家庭も持たせ、孫も生まれ、もう一人の娘も無事結婚し、奮闘しながら立派に生活している。
そんなごくごく普通の人生を歩んできた老婆が認知症の夫を介護し、痩せ衰えながらもその最期まで看取ることが出来、その後は息子の家庭に引き取られることになったが、そこで直面した息子夫婦の家庭は何とも冷え切り、温かみのないことか。
そんな環境で人生の最期まで過ごさざるを得なくなった老婆がよすがとしたのは幸せだったころの想い出とその品。
そしてもはや人として大事な物さえ失いつつある息子夫婦のまさかの行為。
老婆の想いはいかほどのことだったのだろう。
しかし善悪や好き嫌いで単純に割り切れない、長年連れ添った家族の絆という人生の蓄積が人の心にもたらす、当人しか解りえない深い愛情に似た感情を、東野氏は加賀の父親との関係を絡ませて見事に描き切った。
今までのシリーズで断片的に加賀と父親隆正の不和は加賀の若い頃にあった父の母親に対する仕打ちが原因だということは語られていたが、本書では松宮という正隆の甥でしかも同じ警察官の目を通じてその根が思いの外、深いように知らされる。しかし最後の最後で上に書いた当人同士しか解りえない絆や理解を披露してくれたことで、この陰鬱な物語が実に心が晴れ渡るような読後感をもたらしてくれた。

こんなたった300ページの分量で、しかもどこにでもありそうな事件からどうしてこんなに深くて清々しい物語が紡ぎ出せるのか。
東野圭吾氏はまだまだ止まらない。


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Tetchy
WHOKS60S
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赤い指の感想


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mick
M6JVTZ3L
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赤い指の感想

ドラマを見ていたので内容はある程度知っていたのですが、読みやすくて素直に楽しめました。
ミステリーというよりはヒューマンドラマという趣きでしょうか?
犯人に対して同情の余地が全くないため、加賀恭一郎が心理的に追い詰めていくさまは読んでいて心地が良かったです。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.15:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
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Excellent!

読みやすい。
介護、教育に対する作品。
読み終えるとほっこりする。
おススメ!

たろう
8S15XOHI
No.14:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

赤い指の感想

TV版を見た後に原作を読んだけど、とても面白かった。
加賀恭一郎の真骨頂とでも言うべき作品なのでは。

クライマックスのやりとりは圧巻で、一気に読んでしまった。

白髭9
BK2OMGW4
No.13:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
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赤い指の感想

暗いテーマの中に温かさを感じる部分がありました。とても良かった。

呑んだくれ
P3S7II56
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赤い指の感想

子を思う親の気持ち-悪い面と良い面がうまく描かれていて考えさせられました。

axel
RNCIKKBG
No.11:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
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赤い指の感想

加賀恭一郎シリーズの中で一番加賀の本領を発揮している作品。
加賀が犯人を徐々に追い詰めていく過程での心理戦が圧巻で、ラストのどんでん返しには心に詰まるものが。。。(私はまるで自分が犯人かのように追い詰められました)
テレビドラマも良く出来ていました。阿部寛のはまり役ですね。

フレディ
3M4Y9ZHL
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(9pt)

赤い指の感想

泣いてしまいました! 子供がいる方は読むべき作品です。

CasT_EyE
5SSX46FU
No.9:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

赤い指の感想

加賀刑事のただ事件を解決するではなく、加害者の家族に対する人情という物を感じさせた作品でした。
こんな刑事が現実の世界にもいて欲しいと思う今日この頃です。

松千代
5ZZMYCZT
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赤い指の感想


加賀恭一郎シリーズでまず最初に読んだ作品です。ある家族の崩壊、加賀と父との絆…家族だからわかること、家族なのにわからないこと。いろいろ考えさせられました。

マグル
ZH9M7YFR
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赤い指の感想

親の愛というものを感じました。

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みい
XL0AKYF3
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母親の真の愛情とは


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ショボタン
G1380KCM
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加賀さんサイコーです!

あの人の嘘は無理を感じたけど、人情劇として胸が締めつけられた。もし悪いことしちゃったら、加賀さんに叱ってもらおうっと。

かたじけない
H1OW5Y9S
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赤い指の感想

少年犯罪、いじめ問題、引きこもり、認知症。
複数の社会問題を一つの物語に取り込んで、関わる人間の辛さ、厳しさ、心の葛藤を描いており、短いが少々「重い」作品になっている。
「レイクサイド」が同系の作品としてあげられると思うが、加害者サイドの苦悩を考えると、この作品の方が、より複雑でより重い。


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梁山泊
MTNH2G0O
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赤い指の感想

現実にありそうで恐ろしい

アルバトロス
CRRRDTJB
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赤い指の感想


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ぴよくみ
4WLMRKM9
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すこぶる感じの悪い話

殺人の犯人やトリックを追うような話ではないので、ひたすら登場人物たちの身勝手さにイライラする本だ。そこが東野圭吾の意図するところになるのかもしれないが、自己中心的な家族の心理描写のせいで、殺された少女が浮かばれず、嫌悪感が募る。どうやら、加賀恭一郎シリーズに思い入れのある人が読むと、加賀を中心とした視点が生まれるらしく評価も高い傾向にあるようだ。近頃、東野圭吾の本が映像化され何かと話題だが、どの作品を読んでもピンとくるものがない。お勧めの本をぜひ教えて欲しいくらいだ。

風の森
8BZ4CWPR
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