探偵ガリレオ



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初公開日(参考)1998年05月
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長編小説

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探偵ガリレオ (文春文庫)

2002年02月10日 探偵ガリレオ (文春文庫)

突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.53pt

探偵ガリレオの総合評価:7.28/10点レビュー 191件。Bランク


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全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(4pt)

探偵ガリレオの感想

よく、こんなトリックを思いついたもんだ

mick
M6JVTZ3L
No.14:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

探偵ガリレオ初お披露目

ガリレオこと帝都大学理工学部物理学科第十三研究室助教授湯川学が活躍する探偵ガリレオシリーズ。
福山雅治が主役でドラマを演じ、一世を風靡し、その後現在に至るまでの東野ブームを作った『容疑者Xの献身』へと続く加賀恭一郎と並ぶ東野圭吾のシリーズキャラクターだ。これはその湯川の初登場作となった短編集。

まず冒頭の「燃える」はいきなり発火して焼死した男の謎を湯川学が解き明かす。
トリックは比較的単純でミステリを読み慣れた者ならばすぐに解るに違いない。しかし犯人については非常に上手いミスディレクションがなされている。冒頭と途中に挟まれるエピソードが叙述トリックになっているのが憎い。
また町工場に置かれた製作機械について湯川が色々と会話するシーンは久しぶりに元エンジニア東野氏の面目躍如といったところか。

次の事件「転写(うつ)る」ではリアルなデスマスクが中学の文化祭で発見され、それが失踪した歯科医の物だと判明する。
これは半分当たり、半分外れたといったところか。
結末はオカルトチックにまとめられていてなかなか面白い。

続く「壊死(くさ)る」では風呂場で怪死した事件を扱っている。
物語は倒叙物として描かれる。同居を迫るスーパーの社長を嫌悪するホステスが自分に惚れる男の話に乗って殺人を犯す。しかしその犯行方法が解らないのが通常の倒叙物とは違っている。

さて次の「爆ぜる」はいきなり海水浴場の沖合でビーチマットに乗った女性が爆死するという衝撃的なエピソードから始まる。
この事件の構造は複雑。まず最初の犠牲者は湘南海岸の沖合で爆死する。次に一人暮らしの男性の変死体がアパートで見つかる。第2の被害者は帝都大学のOBで就職していた会社を辞め、斡旋した教授や大学に只ならぬ感情を抱いていた。
この2つの事件が意外な糸で結びつくのだが、これは最初の被害者の女性が帝都大学で事務をしていたことが終盤になって解るのはアンフェアだろう。

最後のエピソードは「離脱(ぬけ)る」。幽体離脱した少年がたまたま殺人事件の被疑者になった男が停めていた車を見たという不思議な現象を扱っている。
これも科学の実験で証明される。正直この作品が一番どうやって解決するのかが解らなかった。そしてその種明かしも知らない現象だった。しかし本作はそれにとどまらず、フリーライターを生業にしている父親が息子の現象を利用してひと山当てようと画策する卑しい心がテーマとなっている。


天下一大五郎シリーズ『名探偵の掟』、『名探偵の呪縛』の後に刊行されたのが本書。その内容はバリバリの理系本格ミステリ。前述の作品で本格ミステリへの訣別宣言とも取れる文章を書きながら、直後に発表された。

さて本書の中で最も古いのはオール読物1996年11月号に発表された物。片や『名探偵の掟』収録作品で最も新しいのは1995年に書かれており、『名探偵の呪縛』は1995年10月に書き下ろしで発表されている。

ん?

ということは訣別宣言の後に書かれていることになる。つまり『~呪縛』で書かれた作者自身と思われる主人公の発言は本格ミステリからの訣別ではなく、もう1段上を目指した本格ミステリを書くという宣言だったのかもしれない。

さてそんな東野氏が目指した本格ミステリ連作短編とはいかなるものか。
それは科学の現象を利用した犯罪を暴くという物。

事件の不可思議さの反面、それぞれの犯行の動機は実に普通の他愛もない。これらは人の心の謎へミステリの要素をシフトしていった当時の東野氏にしてはびっくりするほど普通のミステリである。

しかし本書の狙いはそれらの動機ではなく、理工学系の大学教授を探偵に配して科学の知識を利用した犯行方法を解き明かすことに焦点を当てている。つまりHowdunitを追求した作品集なのだ。

さて本作はこの後続く湯川学シリーズ、いやガリレオシリーズの第1作目。いわばお披露目用の短編集といった趣。従って読み心地も軽く、ミステリとしては佳作といった内容だろう。
しかし奇妙だったのはガリレオの由来が明確に書かれていないことだ。突然最終話の「離脱る」で草薙刑事の同僚、上司がガリレオ先生と綽名をつけて呼んでいることが判明する。
当時はあまり深く考えていなかったのかもしれないが、上述したようにガリレオシリーズは東野作品を代表する柱の1つになっているから、この呼び名の由来はきちんと補完してほしい。

さて傑作『容疑者Xの献身』に向けてガリレオシリーズを読んで同作をもっと深く楽しめるために次の『予知夢』も読んでおこう。

最後に全くの蛇足だが、本書の解説は佐野史郎氏。彼の文章によれば主人公の湯川はなんと佐野氏がモデルだったとのこと。
現在では福山雅治がガリレオ像を作ってしまったが―不思議と私は読書中脳内変換されなかったが―、当時ドラマ化されたときの佐野氏の心境はいかなものだったのか?
それは触れると野暮というものであろう。


▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

これぞまさに「物理」トリック!?

テレビドラマ化もした人気シリーズの第一作。連作短編となっている一冊です。
探偵役の湯川は天才物理学者で、作中のトリックもまるで物理・化学の実験のような形で解明されるという、作者の東野圭吾氏の工学部出身の経験が見事に活かされた作品となっています。

ただ正直な所、推理小説でそういった作者の専門知識をトリックとして見せられても、読んでいる方としては「なんか知らないけど科学っぽいことで爆発させたり燃やしたりしたんだね」と感じるだけで、あまり面白いとは感じないです。
物理の知識はトリックに関係ない続編の『容疑者Xの献身』の方がシリーズ最高評価を得ているのがそれを裏付けている気がします。

これはかのアガサ・クリスティ女史が自身の薬学の知識を活かしたミステリを書こうとしたけれど、結果的に彼女の名作と称えられている作品はそういった知識とは無縁のものになっている形に似ていると思いました。
『容疑者Xの献身』がポワロシリーズの『アクロイド殺し』や『オリエント急行』だとしたら、この作品は『スタイルズ荘』の位置づけでしょうか。

マリオネットK
UIU36MHZ
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

読みやすさはたしかに

超高評価の容疑者Xの献身を読むために1作目から。
確かに読みやすいですが、殺人トリックというよりも現象の解明?みたいに感じました。映像版も見たことがないのでなんとも言えませんが見て見たいとは思いました。
短編集なのであまり感情移入できなかったところも、容疑者Xまでたどり着く頃には解消されていると期待して居ます。

私は本に対して先が気になる!感をどうしても求めてしますので、本作に関してはその感があまり認められずこの点数になりました。

マビノギオン
ETOPY8N1
No.11:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

探偵ガリレオの感想

今作を読む前にドラマや映画を見た人は、映像のそれとのイメージの違いに少し戸惑いそう。
映像から入った人が一番ギャップを感じるのが主演の二人だと思います。
文庫本の巻末で湯川のモデルについて触れていますが、映像は映像でとてもよく出来ていただけに、キャスティングの佐野史郎→福山雅治という発想は驚嘆に値します。

ちんちろりん
NLFRSLFL
No.10:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

探偵ガリレオの感想

読みやすいし個人的には好きです。

呑んだくれ
P3S7II56
No.9:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

探偵ガリレオの感想

記念すべきガリレオシリーズ第一作目として十分楽しめると思います。
良くも悪くもドラマの影響が強くて、ハードルが上がってしまうかもですが…。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

探偵ガリレオの感想

化学と本格のコラボレーション

水生
89I2I7TQ
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

探偵ガリレオの感想

このシリーズの弱点は、読み手がトリックを見破るのが難しいというところじゃないですか。
こちらが推理を組み立てる事が出来ないという事になれば、言わば一方通行と捉えられても仕方がない。
つまり専門知識を要するというですが、読み手はそれが机上の空論ぽくとも受け入れざるを得ないですからね。
私は理系出身ですが、このシリーズ読むといつもそうなります。
その点で、活字より映像の方が向いている作品といえるでしょうね。せめてイメージさせて。

あと総じて言えるのは、このシリーズ(容疑者Xは除く)の犯人には「心がない」ような印象を持てる事ですかね。
短篇集だから描き切れていないだけなのかもしれないのですがが、知的なヤツほど狡猾で怖い・・・個人的には意外に効果的かもと感じています。

梁山泊
MTNH2G0O
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

探偵ガリレオの感想

ドラマ化もされた人気「ガリレオシリーズ」第1作。短編推理の楽しみが満載。森さんとは違った意味での純粋理系ミステリ。

ジャム
RXFFIEA1
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

探偵ガリレオの感想

ガリレオ1作目の作品です。
ドラマを見て、ある程度内容を把握した状態で読みましたが、なかなか面白く楽しむことが出来ました。


松千代
5ZZMYCZT
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

探偵ガリレオの感想

ガリレオシリーズの原点。
よく考えてあるなぁ。

マグル
ZH9M7YFR
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

探偵ガリレオの感想

ドラマは未視聴。
最初の2話ぐらいは「どうかな?」と感じていたけど、だんだん味が出てきた。
湯川のキャラが草薙との会話でとてもよく生きてて、いいテンポで読み進められた。
個人的には「壊死る」の終わり方が好き。

▼以下、ネタバレ感想

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白髭9
BK2OMGW4
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

探偵ガリレオの感想

短編だから読みやすい。湯川さんがいいねー。

はやと
LP6O9U8L
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

探偵ガリレオの感想

ガリレオシリーズ1作目。科学ミステリですね。科学トリックはへーって思いながら楽しめました。
先に読んでいた容疑者Xよりも人物が生き生きしてました。
天才物理学者の湯川とちょっとおとぼけ刑事の草薙がいい感じです。

ゆー
98N04ZLM
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