マスカレード・ホテル



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初公開日(参考)2011年09月
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長編小説

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マスカレード・ホテル

2011年09月09日 マスカレード・ホテル

待望の新ヒーロー誕生! 極上の長編ミステリ 都内で起きた不可解な連続殺人事件。次の犯行現場は、超一流ホテル・コルテシア東京らしい。殺人を阻止するため、警察は潜入捜査を開始し・・・。1行たりとも読み飛ばせない、東野ミステリの最高峰。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.52pt

マスカレード・ホテルの総合評価:7.67/10点レビュー 391件。Aランク


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全25件 1~20 1/2ページ
No.25:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

マスカレード・ホテルの感想

面白かった。文句なしに誰でも楽しめるエンターテイメント小説です。
惜しむべくはただ一点、映画は観ていませんが、私の頭のなかでは常にキムタクと長澤まさみが動き回っていました。

はつえ
L7BVQMDY
No.24:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

マスカレード・ホテルの感想

エンタテイメントとしての面白さは安心の東野印,という感じ.
ミステリーとしても,そこまで突き詰めた感じではないですが,十分楽しめる.
私は映画は観ていないのですが,映画の中で犯人はどのように見えていたのかが気になりますね.違和感があったらその時点でミステリーとしての価値がかなり下がってしまう.小説と映像作品ではこの辺が大きく違いますね.

マー君
S2HJR096
No.23:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

マスカレード・ホテルの感想

映画を見たら結構面白かったので、原作を読んでみました。

ホテルのスタッフのやりとりと、警察のやり取りがとてもテンポ良く書かれていました。また、新田と山岸の関係性の変化、心情の変化が上手に描かれており、引き込まれます。
また、事件の真相に近づいてからは、一気に進みますが、トリックの説明等も丁寧に書かれており、分かりやすいなと思いました。

久しぶりの読書、久しぶりのレビュー投稿になりますが、やっぱり東野圭吾さんの作品はやめられないですね。

▼以下、ネタバレ感想

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白髭9
BK2OMGW4
No.22:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

お仕事小説とミステリの美事なコラボレーション

東野圭吾作家生活25周年記念として3冊の作品が2011年に発表された。

1つは加賀恭一郎シリーズ『麒麟の翼』、もう1つは探偵ガリレオシリーズ『真夏の方程式』、そして最後が本書だ。
そして本書は東野作品2大シリーズと並んで新シリーズと謳われている。

このシリーズ第1作は昨今流行りのお仕事小説にこれまた昨今ブームとなっている警察小説を見事にジャンルミックスした非常にお得感のある小説となっているのが特徴だ。

まず導入部で一流ホテルウーマン山岸尚美の有能ぶりを小さなエピソードで読者に紹介し、一方で新田浩介の粗削りながらも一刑事としての有能さをまたもや小さなエピソードで読者に浸透させる。
人を笑顔で迎え、常に感謝の気持ちを忘れないと心がけるホテルウーマンと常に人を疑ってあらゆる可能性を考える刑事という職業のミスマッチの妙を実に上手く物語にブレンドしている。東野氏が書くと実にたやすく感じるが、実はこのような真逆の分野を無理なく溶け込まして物語を進行させる技量の高さを感じさせないところが東野圭吾氏の凄さだろう。いやはや東野圭吾氏の着眼点の鋭さには恐れ入る。

また本筋の殺人事件の捜査とは別に本書ではホテルを舞台にしていることでヴァラエティに富んだ珍客が登場するのがいいアクセントとなっている。

妙齢の老婦人はなぜ目が見えないふりをして、不可解なクレームをつけるのか?

写真の男を決して近づけないようにホテル従業員に強要する女性。

新田を名指しして不可解なクレームをつける年齢不詳の小男、などなど。

これらの謎が解き明かされた時にまた1人1人の客が様々な思いを抱えてホテルという非日常空間に来ていると知らされる。

これらはいわば日常の謎である。
こんなエピソードをちりばめながら水と油の存在だった山岸尚美と新田浩介の関係を近づけていく。そして後々にこれらのエピソードもメインとなる事件に有機的に関わってくるのだからまさに抜け目のない出来栄えだ。

山岸尚美と新田浩介。
この相反する2人がそれぞれのプロ意識をお互いに認めながら次第に打ち解けあうのはこのようなミスマッチコンビ物語の常ではあるが、東野圭吾氏はそこに組織の問題をうまく挟んでそう易々と名コンビを誕生させない。

さて今回山岸尚美と新田浩介という二大主人公のキャラが立っているのが本書の面白みの1つであるが、彼らを支えるバイキャラクターの存在も忘れてはならない。

まず1人目はコルテシア東京の総支配人藤木。
山岸をホテルウーマンになろうと決心させた上司で彼女を一流のホテルウーマンに育て上げた人物でもある。常にお客の安全と満足を考え、今回の捜査で何かが起これば辞職も辞さない決意を持った生粋のホテルマン。

もう1人は能勢という所轄の刑事だ。
最初に起きた品川の事件の捜査で新田と組むようになった中年太りの髪の薄い、一見うだつの上がらなさそうな風体の刑事だが、刑事コロンボのように相手を油断させておいて常に鋭い目で人間を見つめている有能さを備えている。特に若くして捜査一課の刑事の抜擢された新田の本質を見抜き、ヴェテラン刑事が素質ある有望な若手を育てようとする温かみが感じられる好キャラクターだ。

これらのバイキャラクターの存在が山岸と新田の人物像に厚みを持たせ、物語に深みをもたらしている。

さてこのようにまさに面白い小説の良いお手本のような本書であり、まさに完璧だと思われるのだが、1点だけどうしても気になるところがある。

それは監視カメラについて警察があまり言及がなされないことだ。
例えば犯人が毒入り(と思われる)ワインを送った際、警察は購入先を捜査し、コンビニで買ったことを突き止めるが、対応した従業員による聞き込みしかせずに防犯カメラの映像を確認すらしない。そこに違和感を覚えるのである。
他にも監視カメラや防犯カメラを使えばいつどこに誰がいるか、もしくはいたかが解るにも関わらずである。
クライマックスシーンの山岸尚美の行き先についてもそうだ。候補として挙げられた部屋番号が判明しているのだから、当該階にあるホテルの廊下に設置されている防犯カメラを調べればいいのである。
昨今のTVドラマでは防犯カメラの映像が実に効果的に使用されており、また他の警察小説でも同様の手法を取り入れているのに、なぜか東野作品における防犯カメラを警察が活用する頻度が実に低いのである。
特に本書の場合、携帯電話を使った電話番号差し替えのトリックや闇サイトにおける重層的な交換殺人と実に現代的な犯行計画が用いられているのに、捜査側のアナログ感が非常にアンバランスだと感じた。これは作品にとっては瑕疵にすぎないかもしれないが、他の作品でも同様に感じたことでなかなか改善がなされないので今回も敢えて挙げさせてもらった。

さて上にも書いたように本書は新シリーズ1作目ということですでに2作目の本書の前日譚である『マスカレード・イヴ』が発表され、それは本書の事件以前の山岸尚美と新田浩介の物語とのこと。しかしそうそう刑事がホテルと関わり合いを持つことはないだろうから、3作目『マスカレイド・ナイト』がどんな形になるのか気になるところだ。
個人的には名バイキャラクター能勢と新田のコンビの復活を願いたいところだ。まあ男2人の、しかも一方は小太りで髪の薄い中年オヤジだから絵としては実に栄えないのだが。

しかし25周年記念作品で『麒麟の翼』、『真夏の方程式』、そして本書といずれもクオリティが高いのがすごいところだ。一体どこまで行くのだ、この作家は。


▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.21:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

姉さん、事件です

その昔、高嶋政伸主演の「ホテル」というドラマがあったのですが、ホテルを舞台にした作品って、そんなに多くないなぁと改めて思いました。




▼以下、ネタバレ感想

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アントンリブ
J9QWGWDO
No.20:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

マスカレード・ホテルの感想

東野作品らしく、テンポよく読めた
ひとつの長編小説でありながら、途中までは短編集のようなかたち。
だが、最後には、ちゃんとつながりがあった

mick
M6JVTZ3L
No.19:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

マスカレードシリーズの幕開け

東野圭吾氏の新たなシリーズとなりつつある、マスカレードシリーズの1作目。
2作目の「イヴ」3作目の新作「ナイト」とシリーズ化されたのも頷ける。
新たなヒーローの新田刑事、ヒロインの山岸尚美も誕生し、映像化が待ち遠しい。

いろいろな要素を詰め込んでおり、ミステリーファンならずとも万人にお勧めの傑作だろう。
ホテルで起こるだろうと思われる連続殺人の犯人を追うべく、張り込みを続ける捜査員の姿に警察小説の要素が見える。
様々な理由で訪れる宿泊客に困惑され、悩まされながらも着々と業務を遂行するホテルフロント担当の山岸尚美の姿にホテル物語の要素が。
新田刑事がホテルフロントに化け、容疑者を見分けようとする姿も面白い。
そしてもちろん、ある暗号から犯人捜しをしていくところに推理要素も見れて、一度で三度おいしいということになる。

このくらいの長編だとラストが少々尻つぼみになるところが東野氏の欠点と言えば欠点だったが、事件解決後のそれぞれのその後も含めて終わり方もスッキリ。
減点と言えば殺人動機であったが、まあしょうがないかと思えた。
新作が出たばかりの今だからこそお勧めしたいシリーズ原点。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.18:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

マスカレード・ホテルの感想

とにかく面白かった。変な表現ですが、作者の凄みを感じました。東京の一流ホテルにおけるお仕事小説であり、連続殺人事件の推理と捜査を描くミステリーでもあります。ホテルで働く方々の覚悟とか想い、刑事たちのプライドや執念を感じるエピソードが詰まった分厚い本なのですが、異常な程読み易い。そのエピソードに散りばめられた伏線が回収されて行く気持ち良さ、男女二人の主人公の関係性が変化して行く心地よさ、何とリーダビリティに優れている事か。犯人の動機、犯行方法は、突っ込もうと思えば微妙なんだけど、物語としての面白さが上回る。

なおひろ
R1UV05YV
No.17:
(7pt)

マスカレード・ホテルの感想

展開は面白かったが、魅力的な登場人物がいなかったのが残念

呑んだくれ
P3S7II56
No.16:
(7pt)

マスカレード・ホテルの感想

刑事がホテルに潜入してまだ知らぬ犯人を逮捕しようと奮闘する様が手に取るように伝わってきました。警察の在り方やホテルの姿勢といったものかぶつかりながらも、事件解決のために協力する様子が緻密に描かれていたのが良かったと思います。一方で潜入捜査にもかかわらず終盤までの緊張感のなさは仕方ないとは思いながらもそこは物足りなく感じました。

途中から、主役である刑事とホテル従業員の2人の関係がジメジメと湿っぽくなってくるのが少し苦手でした。


陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.15:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

マスカレード・ホテルの感想

謎の数字を残しながら連続して起こる殺人事件。
次の犯行現場はホテルか!?

数字を残した意図に疑問を持ちつつも、単純に交換殺人かな?と騙されました。
まさに『木を隠すなら森の中』。

エーカー
NWKWLAAY
No.14:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

マスカレード・ホテルの感想

著者の初期作品「ウインクで乾杯」+石ノ森章太郎「ホテル」といった感じですが、主人公コンビが絶妙なコラボをしており、シリーズ化が予想される作品です。(イブ以降も)
ウインクで乾杯のような粗さがなく、熟練された飽きさせないストーリー展開と伏線はホテルミステリーの集大成となっており、誰でも楽しめるように仕上がっています。
映画化やドラマ化が想定される作品ですね。

フレディ
3M4Y9ZHL
No.13:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

マスカレード・ホテルの感想

東野圭吾さん久々の読了。連続殺人事件の捜査のために警察官がホテルマンとして潜入する。ホテル内での業務の様子や刑事との物の考え方の違いなどが細かく描写されていて面白かった。中盤に度々発生する「日常の謎」風の事件が解決編への布石として機能しているのも良かった。

水生
89I2I7TQ
No.12:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

マスカレード・ホテルの感想

とてもおもしろかったです!
魅力的な登場人物も多数登場し、ミステリーとしてはもちろん人間ドラマとしても楽しめます。

バウム
B55YZM7Z
No.11:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

立派なホテルマンになった刑事

連続殺人事件を防ぐために、ホテルマンに扮する潜入捜査官。それを指導、補佐するホテルマン。
連続殺人事件だけでは無く、ホテルの客達が起こすおさがわせ事件を刑事とホテルマンは、刑事が潜入していることを第三者に悟られずに、どのように捌くのか?と映像化にはもってこいの娯楽エンターテイメントの面白い作品でした。
主人公の刑事が立派なホテルマンに成長し、その仕事にはまって行く姿は、『おいおい、あなた刑事でしょ』と突っ込みたくなりましたが、それが作品を面白くさせている要因の一つだと思いました。
刑事とホテルマンとの恋愛に発展しそうな雰囲気を感じさせるベタな展開があったりとエンターテイメントとして見所が色々とある作品なので、皆さん是非読んでみてください。

松千代
5ZZMYCZT
No.10:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

マスカレード・ホテルの感想

ホテルという狭い空間の設定からか、劇かドラマをみているような感覚でした。ミステリー色は薄いけど、それなりに楽しめたので、映像化されるのでは?

axel
RNCIKKBG
No.9:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

とにかく面白い

東野圭吾は、面白い作品を書くなぁと改めて思った作品。
正直、久々に読む手が止まらなくなるという感覚を覚えた。

本作は、ドラマ向きな作品だと思う。
本を読んでいて、映像が鮮明に頭に映し出されてきた。


▼以下、ネタバレ感想

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かいきちくん
PC9DG7C2
No.8:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

読みやすさはさすがですが…

ホテルマンとしての心得や、登場人物の会話などは楽しめて読めました。
しかしミステリー要素は薄いような。動機も微妙。
もうちょっとミステリー要素が凝っていれば、さすが東野圭吾!なんだけどな。

ぺこりん12
M5MH63SF
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

マスカレード・ホテルの感想

東野圭吾はやっぱりすごい。こんなに良い作品が一番の代表作ではないところにlevelの高さを感じます。超良書でした。最高です。

▼以下、ネタバレ感想

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マグル
ZH9M7YFR
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

加賀恭一郎に続く、ニューヒーロー誕生か?

予告された連続殺人事件を防ぐのため、次の現場と目されるシティホテルに刑事がホテルマンに化けて潜入する・・・。果たして、犯人は予告通りの事件を起こすのか? はたまた、警察・ホテルは通常の営業を続けるホテルの中で、無事に犯罪を防止することが出来るのか?
はっきり言って、ミステリーとしては犯行の動機、手段などに?マークのところがいくつかあって、さほどの傑作とは思わない。しかし、「新参者」、「麒麟の翼」の流れの作品として読むと、なかなか良くできている。人と人が出会い、かかわり合って、別れて行く「ホテル」を舞台に選んだことが、人情ドラマとしての成功のカギになったといえるだろう。
本筋の犯人、動機の追求と、ホテルを利用する人が作り出すドラマとが並行して進行し、ときには「これは、ミステリーじゃないよな〜」と思うこともあったが、最後にはちゃんと見せ場が用意されているので、ミステリーファンにもオススメできる。
作品紹介には、新ヒーロー誕生と書いてあるが、どうだろう? あまりにも加賀恭一郎と重なるところが多いので(実際、主人公が加賀であってもまったく問題ない)、シリーズ化することがよいことかどうか、難しいところだと思う。

iisan
927253Y1
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