虚ろな十字架
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初版刊行(参考)
種別
長編
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159回
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あらすじ
外部リンク
評判
虚ろな十字架の評価:
7.09/10点 レビュー 11件。 B ランク
虚ろな十字架の総合評価:
7.82/10点 レビュー 190件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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「贖罪」と「寛怒」…東野氏の作品によく著されるテーマですね。今作も感慨深く読ませていただきました。人が人の命を奪うことの重みに向き合う時間をすごしました。
ちょうどこの週末、池袋暴走事故への有罪実刑判決が下されましたが、判決前に被害者遺族がSNS上でその心中を綴った文章で「誰かを憎む人生を終わりにさせて欲しい。妻子が愛していた私でいさせて欲しい。」といった内容が記されていたことを知りました。罪の十字架は加害者だけでなく被害者にも重くのし掛かって来るのです。
罪を背負わず生きる人間などいないと思います。誰もがただ生きるだけで、何がしらの十字架を背負っています。その中身は人により異なり、その重さは背負う人間にしか感じることはできません。「命を奪う」とい罪の重さを軽んじる人に、その罪の重みを知覚し、苦しみ贖罪へと導く方法があるとしたら、罪が罪であることを感じる心を人として生れたてそのときから育むことしかないのではというのが、私の結論なのですが、今の社会に、今の大人にそれが出来得るのか、疑問符を拭うことが出来ず、また混沌の思考のなかに堕ちて行ってしまいました…。
取りとめのない感想になってしまいましたが、ぜひオススメしたい作品でした。