レイクサイド



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初公開日(参考)2002年03月
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長編小説

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レイクサイド (文春文庫)

2006年02月01日 レイクサイド (文春文庫)

妻は言った。「あたしが殺したのよ」―湖畔の別荘には、夫の愛人の死体が横たわっていた。四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件。親たちは子供を守るため自らの手で犯行を隠蔽しようとする。が、事件の周囲には不自然な影が。真相はどこに?そして事件は思わぬ方向に動き出す。傑作ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.57pt

レイクサイドの総合評価:7.13/10点レビュー 128件。Bランク


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全7件 1~7 1/1ページ
No.7:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

レイクサイドの感想

中編会話劇を見終わったような気分です。ログハウスのリビング、4組の夫婦が出たり入ったりしながら、探り合いの会話を交わす、そんなシーンが繋がっていく、頭の中で舞台を一本楽しませていただきました。ラストの作り方も戯曲らしいし…。
後で知りましたが、実際に映画化されたようですね。知識不足でした。
そんな観点から観ると、面白いといえば面白いかもしれません。直ぐに読める長さですので、休日のちょっとしたお楽しみにオススメです。

はつえ
L7BVQMDY
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

中だるみなく読める

長編だがそれほど分量は多くない。
登場人物たちのグループが抱える秘密は何なのか?
ここがこの小説の重要なミソ。
この辺りは、非常に考えさせている工夫があり、面白い。
飽きさせない。

そして中盤を過ぎ、3分の2くらいに達したときに、その秘密が明らかになる、、、



▼以下、ネタバレ感想

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

子供への愛は親の単なるエゴなのか

年々加熱する子供のお受験を上手く殺人事件に絡めた作品。
人を殺そうが子供の受験の方が大事、そのためならば死体の処分なぞ何のその、と子供の将来を思う気持ちが強いばかりに生まれる歪んだエゴが渦巻く物語となった。

そのエゴを引き立てるのは、それぞれの夫妻が何がしかの陰湿な感情を持っている点だ。
他人の妻に色目を使う夫やみんなで私立中学への合格を目指そうといいながら、塾講師の言葉に過敏に反応し、人の息子より自分の息子の合格を願う本音、中学受験を疑問視する親を危険視し、詭弁を弄して説得を重ねる者など東野特有の人間の嫌らしさが物語には横溢する。

同じ年の子供を持つ親といっても年齢は30代から40代後半までと幅広く、その中には妻への愛情は薄れ、人妻に明らさまな興味の目を向ける者がいるなど、どこか淫靡な香りが漂う。

その淫靡さは実は物語の謎の中心だったことが最後には判明する。本書は今までの東野作品の中でも最もドロドロとした人間関係や社会の裏側を描いているように感じた。

そんな中で起きたのが主人公並木俊介の愛人、高階英里子の死。
当初は妻美菜子の、衝動的殺人とされており、居合わせた夫婦皆が死体隠匿に協力的と云う一種異様な雰囲気で展開する。

しかしこんな激化する子供たちの受験戦争とそれによって生み出される競争意識と副産物的に生まれた子供たちの世界でのヒエラルキー的思想を懸念し、ゆとり教育が導入されたがそれはまた子供たちの学力低下と甘えを助長する結果となった。
教育とは本当に難しい。いやそれらシステムを利用して過剰な方向にベクトルを向ける教育を生業とする者たちがこのような歪んだシステムを生み出すのか。

親は子供に一体何をしてやれるのか。いやどこまですべきなのか?
真犯人を知った後では全く物語に対する感じ方が変わってしまった。またもや東野マジックにやられてしまったようだ。


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Tetchy
WHOKS60S
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

レイクサイドの感想


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anotokinoinoki
4B79947F
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

レイクサイドの感想

この本から小説を読む様になりました。
読みやすいので、初心者にも是非お勧めです。

dora
CZ094ZXT
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ありそうで、なさそうなお話

中学受験を控えた子供たちの夏合宿のために湖畔の別荘に集まった、並木俊介・美奈子夫妻を含む4組の家族と塾講師のもとに、若い女性が訪ねてきた。ところが、彼女は並木俊介の部下で愛人だった。その晩、彼女と会うための時間を無理矢理捻出した俊介だったが、結局会うことが出来ず別荘に戻ってみると、自分たち夫婦の部屋には殴殺された愛人の姿があった。驚愕する俊介に、美奈子は「あたしが殺したのよ」と呟いた。警察に連絡しようとした俊介だったが、子供や家庭への悪影響を心配する他の2組の夫婦に説得される形で犯行を隠蔽することになる。果たして、彼らは殺人事件を無かったことにすることが出きるのだろうか?
子供が受験生仲間というだけの4組の夫婦が、子供のためとは言え、殺人事件を隠蔽するという設定が、まずはあり得ない。と思うのだが、さすがは東野圭吾、読み進める内に「そういうこともあるかも」と渋々納得させられてしまう。前半は隠蔽工作のあれこれのサスペンスが中心だが、後半では事件の真相に疑問を持った俊介が真犯人を探すというミステリーが中心となり、読者の意表を突く犯人と動機が明らかになる。
非常に緻密な構成で、全体を通してフーダニット、ワイダニットのミステリーにふさわしい緊張感がありながらとても読みやすく、幅広くオススメできる作品だ。

iisan
927253Y1
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

レイクサイドの感想

主人公である俊介視線で物語は進行していくが、この男不倫中かつ言動にもどこか冷めたところがあり好人物ではない。
東野氏お得意の、感情移入できない面々の物語であるが、この作品に限って言えば、その方が効果的と言える。
寧ろ、物語の性質上、主人公をもっといけ好かないキャラ設定にしても良かったと思う。


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梁山泊
MTNH2G0O
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