第3回本格ミステリ大賞受賞作！ 嵐で孤立した島で起きた ギリシア神話をなぞるような 奇怪な連続殺人の真相とは？ 矢吹駆シリーズ中の白眉 謎の病に罹患したウイルス学者フランソワから預...

殺人事件の被害者が残した「=Y」の文字は、はたして何を意味するのか!?エラリイ・クイーンへのオマージュである、ダイイング・メッセージものの傑作「イコールYの悲劇」、第55回日本推理作家...

旧友・大龍の招きでマレーの楽園、キャメロン・ハイランドを訪れた火村と有栖川。

梵貝荘と呼ばれる法螺貝様の異形の館。

森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。

「僧正殺人事件」が名探偵ファイロ・ヴァンスによって解決されて数年。

欧州の城グラン・ギニョール城に招かれた名探偵ナイジェルソープ。客の間には緊張が漂い、嵐の夜を境に惨劇が続く。

突然、片目の視力を失ってしまった推理作家・火渡雅は、ある宗教団体の教祖と出会う。彼の身に続々と起こる異様な偶然の連鎖。

大晦日の夜。連続無差別殺人事件の唯一の生存者、梢絵を囲んで推理集団〈恋謎会〉の面々が集まった。

ネス湖畔の寒村ティモシーで、突如として発生した凄惨な連続バラバラ殺人。

「恋しくて恋しくて、その分憎くて憎くて、誰かを殺さなければとてもこの気持ち、収まらないと思った」―切なすぎる結末が、最高の感動をよぶ物語。

一八三五年、奇怪な生物が暮らす悪魔の島・ガラパゴス諸島に、英国船ビーグル号の乗員十一名が上陸した。

記録的な大雪にあらゆる都市機能が麻痺するなか、汚職疑惑の渦中にある大物政治家の孫娘が誘拐された。

パリ警察が誇る名予審判事、シャルル・ベルトラン。

豪凡寺の六地蔵の首が何者かに持ち去られた。

妻は言った。「あたしが殺したのよ」―湖畔の別荘には、夫の愛人の死体が横たわっていた。

インドの森の奥深く、僕の目の前の老婆は突然語り始めた。

詩人・イェイツが薔薇にたとえたアイルランドの自由。

中学最後の春、東京からの転校生で、クラスの人気者だった桑島佳史が無惨な姿で発見された。

十五歳の僕と十四歳にして名探偵のルンババは、家も隣の親友同士。

不可能状況下で連続殺害されていく現代の聖者“十二使徒”。

『病気、至急連絡されたし。』――冬の夜、僕の許に届いた差出人不明の電報。

十五年前、大物歌舞伎役者の跡取り息子として将来を期待されていた少年・音也が幼くして死亡した。

劇団「建光新団」宛に送られてきた恵比寿様の彫像。送り主は2週間前にすっぱだかで溺死した俳優、神島だった。

ごく普通のありきたりな家庭。夫がいて娘がいて、いたって平凡な日常―のはずだった。

”即身仏”に触れたとき、忌まわしき記憶が蘇る――! 東北の山中にある〈供養の五百羅漢〉と呼ばれる謎の石仏群。

実物を知る人間は数えるほどしかいない、所在不明の幻の絵画『ロンド』。

大学教授にして推理作家の富井に託されたのは、著名な画家・星野が遺した手記だった。―終戦直後のドイツ。

しがない貧乏学生・戸村流平にとって、その日は厄日そのものだった。

警視庁内には、捜査課が表立って動けない事件を処理する特殊チームが存在した。