はじまりの島



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初公開日(参考)2002年05月
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長編小説

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はじまりの島 (幻冬舎文庫)

2022年10月06日 はじまりの島 (幻冬舎文庫)

一八三五年、奇怪な生物が暮らす悪魔の島・ガラパゴス諸島に、英国船ビーグル号の乗員十一名が上陸した。天才学者ダーウィンらは、調査のため滞在を決定。だが島には殺人鬼が潜伏しているという。直後に発見された白骨死体。さらに翌朝には宣教師が絞殺体で見つかった!犯人は島の殺人鬼なのか?「進化論」の提唱者が、惨劇の謎に挑むミステリ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

はじまりの島の総合評価:7.94/10点レビュー 16件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

ダーウィンが来た!

孤島を舞台にした連続殺人……という点だけ見れば典型的なミステリのパターンなのですが、この作品は、かの『種の起源』『進化論』で有名なチャールズ・ダーウィンが、特異な進化を遂げた生物の住む島、ガラパゴス諸島を訪れた際に実は連続殺人事件が発生していた、という歴史のIFを取り扱った作品です。さらにその事件を解決する探偵役も他ならぬ若き日のダーウィンだという、まさに設定からして興味深い異色のミステリです。
そして、まさにガラパゴス島ならではのトリックも面白いです。(このトリックが先に思いついてこの作品が出来たのでは……などとも思ってしまいます)

連続殺人事件の解決という物語の本筋に加えて、ダーウィン同様実在した人物たちによって繰り広げられる人間ドラマや、ダーウィンが後に発表する進化論とは相反するキリスト教観が事件の根底に絡むなど、盛りだくさんな内容が、300ページ強の長編にしてはやや短い分量でまとめられており、作品の密度が濃く、読んでいて飽きませんでした。
しかし、コンパクトなページ数にまとめられているという点は基本的に私の中では高評価なのですが、この作品に限ってはせっかくの面白い題材が皆中途半端な形になってしまっており、逆に少しもったいない気がしました。
テーマや人物にもう少しページを割いて、もっと掘り下げても良かったのではと感じてしまう作品です。


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マリオネットK
UIU36MHZ
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.15:
(1pt)

読みながら、あれ?翻訳本だったっけ?・・・と思いました。

文章に魅力がありません。
日記を読んでいるような感触がずっと続き、平板です。
キリスト教に興味がある方にはいいかもしれません。
ミステリーとしてはとても面白いはずの題材なのに残念。
はじまりの島Amazon書評・レビュー:はじまりの島より
4022577584
No.14:
(3pt)

ダーウィンと進化論と殺人

2002年に朝日新聞社から出た単行本の文庫化。
 探偵役はダーウィン。ビーグル号での航海途上のガラパゴス諸島で連続殺人が起きるというストーリーで、進化論もちゃんと犯罪に組み込まれており、おもしろかった。
 かなり史実に忠実で、実在の登場人物がいろいろ出てくるのも楽しい。
 ただ、解決自体には残念な部分も。もう少し説得力がほしかった。

はじまりの島Amazon書評・レビュー:はじまりの島より
4022577584
No.13:
(5pt)

「史実よりももっとリアリティのある歴史」とは

2009年版「このミステリーがすごい!」で第2位となった「 ジョーカー・ゲーム」の著者が2002年に発表した作品。「種の起源」を著し、「進化論」を提唱したチャールズ・ダーウィンが探偵役という、それだけで読まずにはいられなくなるような設定の歴史ミステリです。1831年、イギリスを出航した「ビーグル号」は、1835年にガラパゴス諸島に到達、ダーウィンを含む、乗組員11名が島に上陸する。そこで彼らを待っていたのは、不可解な連続殺人事件だった…。1860年、航海から30年後に、乗組員の一人、画家のオーガスタ・アールの視点で語られる事件は、ある種の不可能犯罪とも呼べるもので、そこに著者がどんな工夫をしているのか大いに興味をそそられますが、何と言っても読者が惹き付けられてしまうのは、ダーウィンがどのように推理していくのか、という点でしょう。作品に仕掛けられた巧妙な伏線を解明していく過程は、「本格」ミステリとして十分に楽しむことができるのではないかと思います。また、この作品の注目すべき点は、著者が歴史ミステリを書くにあたって、「史実よりももっとリアリティのある歴史」を現出させたかったと述べていることです(巻末解説より)。その意味は、作品の終末、事件の真相が語られるところで、納得させられることでしょう。「進化論」という、人類にとって、歴史的な知見を得る契機となったビーグル号の航海。その「歴史的事件」と、作品の「連続殺人事件」が、巧妙な構成でリンクしているのです。著者は、このほかにも歴史ミステリを執筆していますが、それらの作品もいずれ読んでみたくなるほど、よく出来た作品だと思います。
はじまりの島Amazon書評・レビュー:はじまりの島より
4022577584
No.12:
(5pt)

「史実よりももっとリアリティのある歴史」とは

2009年版「このミステリーがすごい!」で第2位となった「 ジョーカー・ゲーム」の著者が2002年に発表した作品。
「種の起源」を著し、「進化論」を提唱したチャールズ・ダーウィンが探偵役という、それだけで読まずにはいられなくなるような設定の歴史ミステリです。

1831年、イギリスを出航した「ビーグル号」は、1835年にガラパゴス諸島に到達、ダーウィンを含む、乗組員11名が島に上陸する。
そこで彼らを待っていたのは、不可解な連続殺人事件だった…。

1860年、航海から30年後に、乗組員の一人、画家のオーガスタ・アールの視点で語られる事件は、ある種の不可能犯罪とも呼べるもので、そこに著者がどんな工夫をしているのか大いに興味をそそられますが、何と言っても読者が惹き付けられてしまうのは、ダーウィンがどのように推理していくのか、という点でしょう。
作品に仕掛けられた巧妙な伏線を解明していく過程は、「本格」ミステリとして十分に楽しむことができるのではないかと思います。

また、この作品の注目すべき点は、著者が歴史ミステリを書くにあたって、「史実よりももっとリアリティのある歴史」を現出させたかったと述べていることです(巻末解説より)。
その意味は、作品の終末、事件の真相が語られるところで、納得させられることでしょう。
「進化論」という、人類にとって、歴史的な知見を得る契機となったビーグル号の航海。
その「歴史的事件」と、作品の「連続殺人事件」が、巧妙な構成でリンクしているのです。

著者は、このほかにも歴史ミステリを執筆していますが、それらの作品もいずれ読んでみたくなるほど、よく出来た作品だと思います。
はじまりの島Amazon書評・レビュー:はじまりの島より
4022577584
No.11:
(2pt)

うまく噛みあってない

ダーウィンが進化や生物の多様性について語る部分と、殺人事件の解決というミステリ部分が混在した小説です。殺人事件を解決していく過程で彼は色々と生物学的な知識を披露するのですが、それが大したものではなく(当時では大した内容なのかもしれませんが…)中学高校の教科書レベルの内容で退屈です。またそれを推理に無理矢理こじつけたように思えます。またミステリ部分もあまりにも稚拙すぎます。YA小説だといわれれば多少は納得できますが…文章はかなり読みやすく、また冒頭の盲目の画家が出てくるあたりなどはかなり想像をかきたてられて期待したのですが、読後感は残念なものになりました。
はじまりの島Amazon書評・レビュー:はじまりの島より
4022577584



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