(短編集)

シートン(探偵)動物記



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初公開日(参考)2006年05月
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短編集

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シートン(探偵)動物記

2006年05月20日 シートン(探偵)動物記

インタビューに訪れた新聞記者の“わたし”にシートン氏が語った驚くべき事件の数々。シートン先生は名探偵だった!「長年野生動物に接していたせいか、つい、細かなことを観察する癖がありましてね。…反射的に相手の行動を推理してしまうのです」。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

シートン(探偵)動物記の総合評価:8.69/10点レビュー 13件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

シートン動物記を久々に読みたくなりました

この作者おなじみの、実在人物や有名文学作品を二次創作(?)的に本格ミステリ作品として生まれ変わらせるシリーズの一作。
今回の探偵役は日本でも『動物記』で有名なアーネスト・トンプトン・シートン氏と、彼に関わった動物たちで、短編七作で構成されています。

今作でのシートンは、動物の生態調査で養った観察眼をもって、かのシャーロック・ホームズよろしく、人間の行動に関しても抜群の観察眼と推理力を発揮して数々の事件を解決するという役回りですが、もちろん彼が主役なのですから全ての事件に動物も登場して重要な役割を果たし、またその動物は『狼王ロボ』を始め全て元のシートン動物記にも登場したものとなります。
なので子供の頃などにシートン動物記を読んだ人の方が当然楽しむことができ、また動物記を読み返したくなるような一冊でしょう。

文章は、誰の翻訳版を意識しているのかはわかりませんが、いかにもな海外翻訳物っぽい淡白な文章な一方で、どこか大げさで芝居がかった登場人物の言動などが表現されており見事だと思いました



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マリオネットK
UIU36MHZ
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未読の方はご注意ください

No.12:
(5pt)

獣・・

動物好きは読んで下さい
今は動物園に行けないけどこの本で
動物と触れ合うのがいいと思います
沢山動物の話が出て学ぶことができる
推理もあって一番最後は驚く
値段も安いです
シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)より
4334745598
No.11:
(3pt)

まあまあ

アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。
シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)より
4334745598
No.10:
(5pt)

短編がうまいんだね

デビュー早々の作品だが、なかなかどうして面白い。 緊張感はないけれど、ユーモラスな感じ心地よい。 ホームズが好きで、動物が嫌いでなければ面白く読めると思います。
シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)より
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No.9:
(5pt)

全ての動物好きの方へオススメの作品。

柳広司先生は、『ジョーカーゲーム』シリーズでいまや時の作家さんですが、柳先生の作品はどれをとっても素晴らしいのですが、特にこれは、もうもうもうもう動物好きの心をわしづかみにする作品です。シートン先生もおしゃれでかっこよく描かれていて、動物の生態を読みながら、ミステリーも読める。こんなに美味しい小説があっていいのか!柳先生、天才です。
シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)より
4334745598
No.8:
(4pt)

もう一つの「シートン動物記」 !

「はじまりの島」、「新世界」、「ザビエルの首」に続いて本作を読んだ。歴史上の人物の事蹟とミステリ的趣向・作者の思惟を巧みに組合わせた本シリーズは高水準にあると思う。本作の対象はシートン。LAタイムズの記者が老境のシートンを訪れ、昔の探偵譚を聞き出すという体裁に成っているが、各エピソードはシートンの実作のベースとなるような物で、二重の意味で心暖まる楽しい連作中編集となっている。本作の意匠は、「動物の側から観た現実世界」であり、そこには人間批判も込められている。冒頭のシートンと記者との出会いのシーンは明らかにホームズ物のパスティーシュになっていて、最初から笑わせてくれる。冒頭編には意表を突くオチも用意されている。

各編の出来も良い。"狼王ロボ"、"銀の星"、"旗尾リス"等の御馴染みの動物が各編の主役になっているのも嬉しい所。ミステリ的趣向を押し出すよりは、動物の生態を活き活きと描く方に比重を置いているようだが、「銀の星」は両者が融合した秀作。「森の旗」の創りも巧妙で、リスの生態を描きながら人間の心の醜さを巧みに映し出している。「ウシ小屋密室とナマズのジョー」も「動物記」らしい清新な発見に彩られている。「ロイヤル・アナロスタン失踪事件」は私の好きな猫の話で、取り分け楽しい。「三人の秘書官」はルーズベルトも登場する異色編だが思惟面での深みがある。「熊王ジャック」は掉尾を飾るに相応しい作品で、現在と回想とのカットバックを用いながら、自然・動物の生の姿と人間の心の闇との対比が峻厳に描かれている。

子供の頃に読んだ、「シートン動物記」や「ファーブル昆虫記」を想い出した。本作は、「もう一つの「シートン動物記」」と呼んで良いのではないか。

シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:シートン(探偵)動物記 (光文社文庫)より
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