虎と月



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    初公開日(参考)2009年02月
    分類

    長編小説

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    虎と月 (ミステリーYA!)

    2009年02月03日 虎と月 (ミステリーYA!)

    父は虎になった―。そんなこと、簡単に信じられるものではない。ぼくだってそうだった。しかし、父に会った、という人物からもらった手紙には、父がその場で詠ったという一篇の漢詩が書かれていた。その詩には、虎になった人間にしかわかりえない、悲痛な心の叫びがこめられていた。父の血をひくぼくも、いつかそうなってしまうのだろうか。それはちょっと勘弁してほしい。父がどうして虎になったのかを知りたい。それが波瀾万丈にして、不思議な旅の始まりだった…。言葉の魔術師・柳広司が放つ中島敦『山月記』に想を得た、奇想天外な変身譚。 (「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.27:
    (4pt)

    主人公の真実を求める旅のこたえは

    良い子は読んでる中島敦『山月記』をモチーフ(オマージュ)とした作品。

    『山月記』を読んでいないとハテナ?となるので、良い子じゃなかったならば、先に『山月記』を読むことをおススメする。

    本作品は、李徴の息子が主役で、父にまつわる怪異譚の隠された真実を探る。対象となる読者は、良い子がちょっと大きくなったぐらいの年齢層だろう。

    果して、息子は父と同じ運命を辿ることになるのか。本作品のオチは、そう短絡的なものではない。主人公の真実の求める旅は、本家(!)をも別な物語として塗り替えてしまうのだった。
    虎と月 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:虎と月 (文春文庫)より
    4167900114
    No.26:
    (3pt)

    この物足りなさは

    この頃過去の名作や著名人のパロディ小説にはまっている。中島京子さんの「イトウの恋」などがそれだ。
    そんな中でも柳広司さんの「黄金の灰」は、シュリーマンという人物のチョイスや文体のテンポが自分にとって心地よかった。

    そこで、大きな期待を持って読み始めた本書。
    裏表紙の煽りにも促され読み進めるも、ストーリーや描写が軽い印象。
    「まぁこれからだろう」と思っていたかわ、残り20ページほどになると、だんだんと「あれあれ、、、」と。

    そして、そのまま読了。

    ミステリとしてのロジックも目新しかった。
    「山月記」というテーマも良かった。
    ただ、「物足りなさ」をつくづく感じた。期待が大きかっただけに、少し違和感が残る。

    次は、パロディ小説ではなく、ストレートな小説を試してみようか。
    虎と月 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:虎と月 (文春文庫)より
    4167900114
    No.25:
    (2pt)

    残念

    10代向けにつくられたとのことなので、仕方ないかもしれないが、全体の文体が軽い。 死ぬかもしれない状況で切迫感のない主人公。 これで終わり?と疑わせるカタルシスの小さなオチ。 文庫版表紙の雰囲気や中島敦作品が題材ということで、期待しましたが、残念な内容でした。
    虎と月 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:虎と月 (文春文庫)より
    4167900114
    No.24:
    (1pt)

    最高の素材、一流のシェフ、”お子様ランチ”!

    中島敦という最高の素材、柳広司という一流のシェフ、それを使って作らせたのが、”お子様ランチ”とは!
     私は40年間中島敦を愛読しています。そして柳広司の「ジョーカー・ゲーム」シリーズのファンです。才能溢れる二人の作家を登用してこんな中途半端な作品を作らせた出版社、編集者の見識を疑います。
     万城目学は「悟浄出立」(cf「悟浄歎意」中島敦)を正攻法で記し、森見登美彦は自由奔放な発想で彼流の「山月記」を記しました。そして宮城谷昌光が「玉人」(cf「牛人」中島敦)を書き上げたように、柳広司にはもう一度本気で中島敦作品に挑んでもらいたいと祈念しています。また彼にリターンマッチの機会を与えるのが当時の編集者及び出版社の責務だと思います。
    虎と月 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:虎と月 (文春文庫)より
    4167900114
    No.23:
    (3pt)

    漢文の素養

    中島敦「山月記」を下敷きとした冒険物語だ。
     「息子」が父親が虎になった理由を探し求めるストーリーで、そのなかでいろいろなひとたちと出会い、世の中の理不尽さや優しさを知っていく。
     しかし、正直に言っておもしろいとは思えなかった。全体的に薄味だし、物語の抽象度が高すぎて、イマイチ入り込めない。
     また、結末というか、トリックの部分も一般的ではない感じだし。
     2014年には文春文庫になっている。
    虎と月 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:虎と月 (文春文庫)より
    4167900114



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