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はじまりの島
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はじまりの島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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文章に魅力がありません。 日記を読んでいるような感触がずっと続き、平板です。 キリスト教に興味がある方にはいいかもしれません。 ミステリーとしてはとても面白いはずの題材なのに残念。 | ||||
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2002年に朝日新聞社から出た単行本の文庫化。 探偵役はダーウィン。ビーグル号での航海途上のガラパゴス諸島で連続殺人が起きるというストーリーで、進化論もちゃんと犯罪に組み込まれており、おもしろかった。 かなり史実に忠実で、実在の登場人物がいろいろ出てくるのも楽しい。 ただ、解決自体には残念な部分も。もう少し説得力がほしかった。 | ||||
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2009年版「このミステリーがすごい!」で第2位となった「 ジョーカー・ゲーム」の著者が2002年に発表した作品。「種の起源」を著し、「進化論」を提唱したチャールズ・ダーウィンが探偵役という、それだけで読まずにはいられなくなるような設定の歴史ミステリです。1831年、イギリスを出航した「ビーグル号」は、1835年にガラパゴス諸島に到達、ダーウィンを含む、乗組員11名が島に上陸する。そこで彼らを待っていたのは、不可解な連続殺人事件だった…。1860年、航海から30年後に、乗組員の一人、画家のオーガスタ・アールの視点で語られる事件は、ある種の不可能犯罪とも呼べるもので、そこに著者がどんな工夫をしているのか大いに興味をそそられますが、何と言っても読者が惹き付けられてしまうのは、ダーウィンがどのように推理していくのか、という点でしょう。作品に仕掛けられた巧妙な伏線を解明していく過程は、「本格」ミステリとして十分に楽しむことができるのではないかと思います。また、この作品の注目すべき点は、著者が歴史ミステリを書くにあたって、「史実よりももっとリアリティのある歴史」を現出させたかったと述べていることです(巻末解説より)。その意味は、作品の終末、事件の真相が語られるところで、納得させられることでしょう。「進化論」という、人類にとって、歴史的な知見を得る契機となったビーグル号の航海。その「歴史的事件」と、作品の「連続殺人事件」が、巧妙な構成でリンクしているのです。著者は、このほかにも歴史ミステリを執筆していますが、それらの作品もいずれ読んでみたくなるほど、よく出来た作品だと思います。 | ||||
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2009年版「このミステリーがすごい!」で第2位となった「 ジョーカー・ゲーム」の著者が2002年に発表した作品。 「種の起源」を著し、「進化論」を提唱したチャールズ・ダーウィンが探偵役という、それだけで読まずにはいられなくなるような設定の歴史ミステリです。 1831年、イギリスを出航した「ビーグル号」は、1835年にガラパゴス諸島に到達、ダーウィンを含む、乗組員11名が島に上陸する。 そこで彼らを待っていたのは、不可解な連続殺人事件だった…。 1860年、航海から30年後に、乗組員の一人、画家のオーガスタ・アールの視点で語られる事件は、ある種の不可能犯罪とも呼べるもので、そこに著者がどんな工夫をしているのか大いに興味をそそられますが、何と言っても読者が惹き付けられてしまうのは、ダーウィンがどのように推理していくのか、という点でしょう。 作品に仕掛けられた巧妙な伏線を解明していく過程は、「本格」ミステリとして十分に楽しむことができるのではないかと思います。 また、この作品の注目すべき点は、著者が歴史ミステリを書くにあたって、「史実よりももっとリアリティのある歴史」を現出させたかったと述べていることです(巻末解説より)。 その意味は、作品の終末、事件の真相が語られるところで、納得させられることでしょう。 「進化論」という、人類にとって、歴史的な知見を得る契機となったビーグル号の航海。 その「歴史的事件」と、作品の「連続殺人事件」が、巧妙な構成でリンクしているのです。 著者は、このほかにも歴史ミステリを執筆していますが、それらの作品もいずれ読んでみたくなるほど、よく出来た作品だと思います。 | ||||
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ダーウィンが進化や生物の多様性について語る部分と、殺人事件の解決というミステリ部分が混在した小説です。殺人事件を解決していく過程で彼は色々と生物学的な知識を披露するのですが、それが大したものではなく(当時では大した内容なのかもしれませんが…)中学高校の教科書レベルの内容で退屈です。またそれを推理に無理矢理こじつけたように思えます。またミステリ部分もあまりにも稚拙すぎます。YA小説だといわれれば多少は納得できますが…文章はかなり読みやすく、また冒頭の盲目の画家が出てくるあたりなどはかなり想像をかきたてられて期待したのですが、読後感は残念なものになりました。 | ||||
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ダーウィンが進化や生物の多様性について語る部分と、殺人事件の解決というミステリ部分が混在した小説です。 殺人事件を解決していく過程で彼は色々と生物学的な知識を披露するのですが、それが大したものではなく(当時では大した内容なのかもしれませんが…)中学高校の教科書レベルの内容で退屈です。またそれを推理に無理矢理こじつけたように思えます。 またミステリ部分もあまりにも稚拙すぎます。YA小説だといわれれば多少は納得できますが… 文章はかなり読みやすく、また冒頭の盲目の画家が出てくるあたりなどはかなり想像をかきたてられて期待したのですが、読後感は残念なものになりました。 | ||||
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ダーウィンと柳広司。ワクワクする組み合わせだが、予想に違わず秀逸な出来。ビーグル号に乗ってガラパゴス諸島を訪れた若き日のダーウィンが、ある島で遭遇した不可解な事件を探偵として捜査する様を、「進化論」的思惟が当時の社会・思想・信仰に及ぼす影響を背景に描いた書。ビーグル号に共に乗船した画家の30年後(「種の起源」発表時)の回想記として書かれており、臨場感があると共に、全体的に落ち着いた筆致となっている。 ミステリ的にも面白いアイデアが凝らされ楽しめるが、何より事件の背景に工夫が凝らされている点が評価出来る。単に奇を衒ったのではなく、ダーウィンが登場する必然性を感じさせる所に感心した。ダーウィンのガラパゴス諸島探訪と進化論との関係なども良く調べてあり、その結果として本作が産み出された経緯が窺える。歴史上の人物をミステリに登場させる趣向は良くあるが、本作くらい事件とその人物が融合している作品も珍しいのではないか。読者を引き込む快作だと思う。 | ||||
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若き日のチャールズ・ダーウィンを主人公とした推理小説。まだ種の起源を著す前のダーウィンがビーグル号に乗っていたときに起きた連続殺人を探偵として解決するというストーリー。 とっても面白い。推理小説としてもそうだが、ダーウィンの進化論がもたらした衝撃、異文化の交わるところに起きるあつれきなど、背景もよく描けている。 ほかにも同じような作品があるので、彼の作品をしばらく読んでみよう。 | ||||
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『種の起原』を著したチャールズ・ダーウィンが、ガラパゴス諸島で 連続殺人事件に巻きこまれていたという設定の歴史本格ミステリ。 作中で連続する不可能犯罪のトリックは、物語と有機的に連関し、必然性が与 えられており、決して鬼面人を驚かすような自己目的化したものではありません。 なかでも、ガラパゴス諸島という舞台ならではの死体処理は秀逸でした。 本作では、外界とは隔絶された閉鎖空間で、限られた登場人物が次々に殺害されていく、 という古典的な《孤島もの》のスタイルが踏襲されていますが、扱われるテーマは日本でも 一昔前に盛んに議論された、極めて現代的な倫理問題となっています。 読了後には、ダーウィンが探偵役に選ばれた理由、そして、『はじまり の島』というタイトルをつけた作者の真意が深く腑に落ちると思います。 | ||||
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若き日のチャールズ・ダーウィンを主人公とした推理小説。まだ種の起源を著す前のダーウィンがビーグル号に乗っていたときに起きた連続殺人を探偵として解決するというストーリー。 とっても面白い。推理小説としてもそうだが、ダーウィンの進化論がもたらした衝撃、異文化の交わるところに起きるあつれきなど、背景もよく描けている。 ほかにも同じような作品があるので、彼の作品をしばらく読んでみよう。 | ||||
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『種の起原』 を著したチャールズ・ダーウィンが、ガラパゴス諸島で 連続殺人事件に巻きこまれていたという設定の歴史本格ミステリ。 作中で連続する不可能犯罪のトリックは、物語と有機的に連関し、必然性が与 えられており、決して鬼面人を驚かすような自己目的化したものではありません。 なかでも、ガラパゴス諸島という舞台ならではの死体処理は秀逸でした。 本作では、外界とは隔絶された閉鎖空間で、限られた登場人物が次々に殺害されていく、 という古典的な《孤島もの》のスタイルが踏襲されていますが、扱われるテーマは日本でも 一昔前に盛んに議論された、極めて現代的な倫理問題となっています。 読了後には、ダーウィンが探偵役に選ばれた理由、そして、『はじまり の島』というタイトルをつけた作者の真意が深く腑に落ちると思います。 | ||||
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非常に文章や構成がしっかりしていて、読み応え十分です。そのため、没頭して読んでいるにもかかわらず、読むのに時間がかかりました(決して、難解なのではありません)。 発生する事件やトリック、謎解きも素直に良く出来ています(マニアックなトリック物ではありませんが)。 小説として完成されており、また、推理物としても面白いです。往年の海外ミステリー(の翻訳)を読んでいる感覚です。 | ||||
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1813年、二度目の航海へと出発する英国軍船ビーグル号に、一人の若い博物学者が乗り込んだ。男の名は、後に「進化論」を発表し、世界の宗教家と化学者に衝撃を与えたチャールズ・ダーウィン。任務を終え帰国の途中に立ち寄ったガラパゴス諸島で次々と起こる悪魔に魅入られたような殺人事件にダーウィンは真理の光を当てることができるのか? ガラパゴス諸島を舞台に、進化論の提唱者ダーウィンを探偵役にした本格ミステリと聞いただけで興味津々、読みたくなってきませんか?実際読んでみると、小粒ながらもビシッと決まったトリックに意外な犯人と、楽しめるミステリに仕上がっています。 文明と呼ばれるモノを持つ人々(作中ではビーグル号の乗員、西欧の人々)が、未開の地で暮らす人々を見て、憐れんで文明と宗教(作中ではキリスト教)を伝える。良かれと思い善意からしたことなのでしょうが、未開の地と見、文明が無いと見るのは一方的な見方で、実はこれは大いなる傲慢。そこにはその地にあった習慣、文明、宗教があるものなのです。犯人の動機に関係してくるものなので、これ以上くわしくは書けないのですが、文明を持つという人々のあつかましさ倣岸さについて考えさせられる一冊でした。 | ||||
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『種の起源』を著して大論争を巻き起こしたチャールズ・ダーウィン。その彼は、若き日に「ビーグル号」で航海中、ガラバゴスで起きた殺人事件を解決していた・・・ まずダーウィンが探偵!?という興味で読み始めた。そして予想通りあやしげな殺人事件が起こる。一行は、何か悩みを抱えているらしき艦長、「未開」の地から英国に連れてこられ「文化」を身につけたフエゴ・インディアンの若者たちなど、クセモノ揃いのメンバー。ダーウィンの鋭い推理は過去のある事件にたどりつくが・・・ この物語は、事件発生から30年後にもなってダーウィンが発表した『種の起源』を批判する聖職者が、ビーグル号に乗っていた画家から聴き取り調査をしている、という設定なのがミソ。ゆえに、普通の謎解きかと思いきや、大詰め、犯人の動機に至って愕然とさせられるのだ。作者の仕掛け、構成は見事だ。 この作者の他の作品もタイトルだけは知っているが(歴史に材料を取ったり、デビュー作『贋作「坊ちゃん」殺人事件」など、「本歌取り」を得意としているようだ)、この作者のパターンが垣間見える。他の作品も読みたくなった。(非常に文章も読みやすい) | ||||
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