辻真先(つじまさき)の作品一覧

大正8年、帝国新報の記者・可能勝郎は、玉電で東京郊外の世田谷村にやってきた。

母から息子への痛切な願い。手紙に秘められた真相は!? 手首を切断された女の死体を名古屋の下宿に残して長男が失踪。

兄は“あいつ”に殺された――!? 幼き探偵コンビが真相に迫る！ 北原白秋に憧れて童謡の創作に励み、「平成の白秋」と称される詩人・北里百男が急逝した。

ミステリ作家デビュー50周年＆卒寿記念出版第2弾 ミステリ界のレジェンドが贈る 鉄道愛に溢れた、極上のミステリ短編集 「犯人は読者だ」で話題をさらった『仮題・中学殺人事件』から50年、...

生放送中のテレビスタジオで主演女優が殺害された! 自らが手掛けたミュージカル仕立てのドラマ撮影現場での殺人に、駆け出しミステリ作家・風早勝利と、名バイプレイヤー・那珂一平が挑む! ...

TVアニメ「ルパン三世PART6」でも脚本を執筆している2022年に90歳を迎える作家・脚本家の辻真先が、1980年に双葉社から出版した幻のオリジナル「ルパン三世」小説の復刻。

敗戦の翌年。焼跡にも徐々に活気が戻り、疎開していた少年探偵団の団員たちも、徐々に東京に戻り始めた。

昭和２４年、ミステリ作家志望の風早勝利は名古屋市内の新制高校３年生になった。

1945年8月15日、日本敗戦。明智小五郎は応召して不在。

昭和12年(1937年)、銀座で似顔絵描きをしながら漫画家への夢へ邁進している那珂一兵のもとを、帝国新報(のちの夕刊サン)の女性記者が訪ねてくる。

昭和12年(1937年)5月、銀座で似顔絵描きをしながら漫画家になる夢を追いかける那珂一兵のもとを、帝国新報(のちの夕刊サン)の女性記者が訪ねてくる。

明治天皇が北海道に行幸し、義経号に乗車する。だが、北海道大開拓使・黒田清隆に恨みをもつ屯田兵が列車妨害を企てていた。

未来S高校航時部―端正な顔立ちと鮮やかな身のこなしで女子の人気を集める少女・黎、彼女に想いを寄せる歴史オタク・真琴、ESPを操る小坊主・越人、武術の達人・凛音、探偵団きっての秀才・学。

アニメ、マスコミ関係者の集う、新宿ゴールデン街のバー『蟻巣』。

加賀友禅についての資料を集めに金沢を訪れた男が、かつてこの地を一緒に旅し、翻弄された女性に思いを馳せる(「鳥瞰図」)。

ようやく自分たちの時代――22世紀に平穏を取り戻した、未来S(ミクラス)高校航時部の五人。

一癖も二癖もある高齢者たちの住むグループホームで密室殺人が! 北関東の山間にたつグループホーム「若葉荘」。

江戸の長屋で密室殺人事件が発生! 事件現場で住人たちが目撃したのは、天翔ける巨大な白猫だった……。

北関東の鷹取市へ移住したポテトとスーパー夫婦は、高齢出産を決意。

瓜生竜は、トラベルライターの父・慎の代理で三良旅行社の最後のツアーに同行する。

NHKの番組から生まれた新感覚ミステリー文庫第二弾。自殺志願者五名が謎の孤島に集められた。

鬼怒川温泉から会津若松まで走るリゾート列車『幕末』号の試乗会で殺人事件が発生!殺されたのは山口・萩の会社社長。

ミステリ映画『四国・坊っちゃん列車殺人号』の関係者は、奇しくもかつて松山の中学時代、演劇部として「坊っちゃん」を演じた者ばかりだった。

『探偵Xからの挑戦状!』とは二〇〇九年四月一日より、NHK総合テレビ『EYES』(水曜深夜)枠で八回にわたって放送された番組。

サハリンを望む稚内の海岸戦に戦時中、建てられた監視哨から人間の白骨が見つかった!密室状態にあった監視哨の所有者・小幡作治はなぜか失踪中。

両親の留守をいいことに、トラベルライター・瓜生慎の息子・竜は、ガールフレンドのうずらとデートを楽しんでいた。

冬の北信濃へ取材に出かけたトラベルライター・瓜生慎と息子の竜。竜のガールフレンド・うずらも一緒だ。

一人息子の竜が高校に合格!お祝いにトラベルライター・瓜生慎一家は家族旅行に出かけた。

平戸の青年達が製作した“ウエディングトレイン”が松浦鉄道を走る!取材に訪れたトラベルライター・瓜生慎を、早速難題が待ち受けていた。

『伊豆の踊子』にちなみ、開催された“踊り子祭り”。そのイベント会場から、踊り子に扮装した少女が失踪した。

夕刊サンの記者可能克郎は、編集長の命令で人気考古学者・滑川の原稿を受け取るため津軽半島まで出かけることになった。

爽やかな信州の高原のプチホテルと、日本の鉄道最高の標高1375メートルを走る小海線を舞台に、繰り返される惨劇。

敏腕イベントプロデューサー・大塔寺燃、妹の倫とともに奥飛騨の山間の松乃井町を訪れた可能克郎。

電車には、乗客の分だけ思い出があります。毎日乗る通勤電車や、時折乗る特急列車にも。

“日本ロマンチック街道”と呼ばれる群馬県の温泉エリアの観光振興のため、イベント列車“ロマンチックトレイン”が企画された。

目の不自由な主人公を実体験しようと自らマスクで目をふさぎ、離れ小島・とむらい島へでかけた推理作家・高篠英麗奈。

廃線跡を、幽霊列車が走っているという。トラベルライター瓜生慎は、情報を追って、北海道に飛んだ。

足首を骨折して六本木の古い病院に入院中の声優・真宮馨は、暇つぶしと人気維持をかねてホームページにミステリー小説を連載することを思いつく。

昭和10年、超特急燕号は、奇妙な事件に巻き込まれた。

昭和十八年、大戦の劣勢が次第に深まりつつある頃、探偵小説界の巨匠・天城俊策は“ペンの従軍”を拒んだために執筆の機会を全て失った。

「審判は終わった…にもかかわらず、凶手の姿は闇に包まれたままである!」。

人気まんがのキャラクター・ニャロメが本格推理に大活躍!アルバイト先のプロダクションが突然倒産、路頭に迷っていた駆け出しアニメーター・玄也は、初めて出会った男・早見から才能を認めら...

舞台裏で渦巻く愛憎と野望。

夜の十二時過ぎ。

作家の田辺浩三に、推理劇執筆の依頼が舞い込んだ。舞台は能登で、犯人はこの女でと、あらかじめ指示がある。

「求む!辻真先への挑戦状」この読者への呼びかけに応じて、9個の奇抜な謎が寄せられた。

中学生でデビュー以来、牧薩次と可能キリコは、長い間手を取り合ってトリッキーな事件の探偵役を務めてきた。

江戸期の読本作家・滝沢馬琴作『南総里見八犬伝』をTVドラマ化する企画は、トラブルにみまわれ代役女優を探していた。

一九九六年、私にとっては曾孫にあたる奈波に恋人が出来た。その相手明神時彦を遠目に見た瞬間、私の背筋に電流が走った。

殺されても殺されても甦り、しかも18以上に歳をとらない永遠の美女の秘密を嗅ぎつけた一団が、彼女を捕えて…。

盛岡のレストランで宮沢賢治の童話朗読会が開かれた。 取材に赴いた夕刊紙記者・可能克郎は奇妙な出来事に遭遇。

私の目の前に“私”がいた。そのもうひとりの“私”は、全身に憎悪の炎をたぎらせて、真正面からにらみつけている。

ものうい目、のったりした動作、一見茫洋としているが、意外にすばしっこく、頭も切れる。名犬ルパン。

主人公の葉月麻子はイベントキャスター。何でも司会業として全国各地を飛び回り、いい男に失恋しつづけるのが悩みの種。

北海道の過疎の町涙別で、源義経にまつわる古文書が発見された。

ヨーロッパきっての小国リヒアルト公国から、コリンヌ王女が来日した。ボディガード役はもちろん朝日刑事と迷犬ルパン。

わが国広告業界の歴史を回顧しながら、一世紀に跨る殺人の謎を解く筆者畢生の大作。

東京駅からTDLの玄関口舞浜、幕張メッセなどを結ぶ京葉線電車の中で、白昼、男が毒殺された。

江戸川乱歩はなぜ、幻の作家の小説『仮面の恋』を封印したのか。

昭和七年、銀座。カフェー“キャット”で行なわれた魔術ショーの途中、突如大地震が起こった。

出雲。巨大な石亀が夜、這い出して池で泳いだ。

牧薩次、駆け出しのミステリー作家である。ポテトの仇名通り外見はイモっぽいが結構鋭い推理力の持主でもある。

私と夫の住んでいる竜飛村に、おそろしいことが起こりそうです―。

17年前別れた恋人道江の面影を胸に、越前岬へ向かった画家の佐伯城介が、寝台特急『北陸』の車中で出会った謎の女―。

南国沖縄を訪れた、牧薩次と可能キリコのヤング探偵コンビの前に、難事件が続発する。

トラベルライター瓜生慎は、愛妻・真由子の父親から、強引に取材旅行の同行を引受けさせられた。

推理作家・牧薩次のもとに、ぜひ読んで欲しいと3編の鉄道ミステリーが持ち込まれた。

東京郊外の老人ホーム、ダイヤライフ多摩の入居者七名は、アニメーション業界の草分けとなった夢多き人々だ。

信州のふところ深く、のどかな仏平に建つ“緑青屋敷”―。

智佐子の勤める三良旅行社が社運を賭けて企画したグルメツアーは、一流料亭で鮎づくしのフルコース、お泊まりは老舗旅館という豪華版。

長崎オランダ村のハウステンボス、この巨大観光地には遊園地から衣食住まで、生活のすべてがつまっている。

雪原に林立する巨大なキノコ―モダンアートのオブジェの傍にぼろ切れのように捨てられた女の死体。

恋人岬に観光船がさしかかると、名所を訪れたカップルの鳴らす“愛の鐘”が聞こえてきた。

迷犬ルパンと朝日正義刑事が下宿している川澄家には、生意気盛りの中学生・健がいる。

智之がなつえの可愛がっていたオウムを殺害。仲のよい恋人同士の間に何が…。

リゾートに浮かれる建設業界のあなた、村役場のあなた、投資家のあなた…。もしかすると、事件はあなたの回りでも進行中。

結婚して以来転居を繰り返している智佐子・克郎の若夫婦が今回引っ越してきたのは公団住宅。

迷犬ルパンと三毛猫ホームズ、ファン待望の共演。―事件は片山義太郎刑事の目前で起きた。

“幻影城”―それは、とある富豪が金にあかして建てた別荘を改造し、十八年前に小さなホテルとしてオープンしたものである。

東西大学の演劇サークル・バブル座は、小さいながらも一部の熱狂的な支持を得ている劇団。

日本有数の豪雪地帯、秋山郷。江戸の昔、かの地にわけ入った異才・鈴木牧之が『北越雪譜』『秋山記行』という書物をものした。

日本最後の清流・四万十川とトンボ王国・中村を観光パンフレットで紹介した縁で、瓜生慎親子は土佐へと家族旅行に出かけた。

ユノキプロの“イベントキャスター”葉月麻子は、ともかく鹿児島へ飛ぶことにした。

雑誌記者の根谷は、特集記事の取材のためにテレビ局のドラマ部長・井波を訪ねた。

新哉さんに伝えて、イトウフミコは知床で死にます―。

暑い・狭い・うるさい3拍子揃った愛の巣を営む智佐子・克郎の新婚夫婦に、願ってもない話がとびこんだ。

光岡珠子18歳。小劇団の女優だったが、北海道旭川で解散の憂き目に会った。

辻ミステリの原点ともいうべき3長編と1短編「一件落着!」が新たな趣向を加えここに鮮烈に蘇る。

またまた失恋したユノキプロのイベントキャスター・葉月麻子、自棄っぱちで受けた仕事は、アイドルタレント・由岐千春の石垣島公演。

その時分、私は映画に狂っていた。終戦直後で中学が新制高校に切り替って間もなくのことだった。

シナリオライターの平は、子供向けの新番組の脚本をテレビ局に持ちこんだ。

「可能克郎さんが亡くなりました」警察の知らせに、あわてて現場に向かう妹・キリコの前に、当の克郎がノンビリ現われた。

絵本や童話の世界でのルパンの名推理と大活躍。

奥信濃の山村にふってわいたパプア・ニューギニア博物館計画。