義経号、北溟を疾る
- 首吊り (90)
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辻真先先生御年八十五歳の著作であります(!)。 北海道初のお召列車がスケジュールの狂いで夜間運転の強行軍になったという史実にもとづく冒険活劇ミステリ風味。 時は明治14年、明治天皇の北海道行幸を警戒するために警視庁から派遣された藤田五郎警部補=斎藤一。前半は不可能犯罪の調査(と設定の確認)にページを費やして本格ミステリだったのかと思いきや、事件の真相が判明しないまま、やや強引にお召列車襲撃の攻防を描いた後半戦に突入。 スピーディで畳みかけるような展開はしっかり伏線が張り巡らされており、著者が八十五歳のおじいちゃん(現在は九十歳越え!)とはとても思えません。狼に育てられたオレ娘を出してきたり、牛若丸のコスプレで西洋人の幼女を出してみたりと辻先生、やりたい放題であります。 少なくはない人数の登場人物はいずれもマンガのキャラクターみたいなインパクト重視の描写でしたが、物語の結末はお召列車護衛のミッションが達成したんだからもういいやといった感じでさらっと終わってしまい、かなり拍子抜け。明治天皇が来航するまでの前半の展開はコンパクトにまとめて、お召列車襲撃の攻防戦にプロットをしぼってもよろしかったのではないでしょうか。説明のないまま終わった疑問や、屯田村の事件のしょぼい真相がいささか残念……。 | ||||
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