アリスの国の殺人
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徳間文庫が版の途絶えていた名作を続々と再版しており、ありがたい。 オールドアニメファンにお馴染みの辻先生だが、小説はスーパー&ポテトシリーズを二冊読んだだけだ。メタフィクションが入るので、あまり好きではなかった。 本作はいい。メタというより現実と虚構の境界をぶち壊すパワーに溢れている。 コミック雑誌創刊準備で多忙な編集者・綿畑は、スナックで居眠りしているうちに愛する「不思議の国のアリス」の夢を見る。夢の世界で綿畑はアリスとの結婚式に臨む。が、チェシャ猫殺害の容疑者として裁判にかけられる。目覚めた現実の世界では、鬼編集長が殺されていた。夢と現実の二つの殺人の真相は? 驚くべきことに、二つの事件にしっかりした謎解きが用意されている。どちらも推理譚として一級品である。夢のほうはコミカルで「てへべろ」な解決で、現実は生々しく痛ましい真相が判明する。それぞれの世界にふさわしい決着だ。終盤のカタルシスには、唖然とするしかない。アリスを扱ったミステリは小林泰三が書いているし、虚実が混ざる世界は「鉄鋼少女」だったか?で読んだ。でも、本作はそれよりずっと前に書かれている。 80年代に本作をものした辻真先は、凄いとしか言いようがない。 他人の創作したキャラを使うのは反則ぽいけど、それこそが本作の核心だしなあ。ラストのフィクションからの逆襲は、痛快至極。夢の世界の住人は死なない。吾妻ひでおが大御所として登場するシーンは、感無量だ。 | ||||
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二つの世界を行き来するのはまあまあ面白い。とはいえ、いまや陳腐な感もある。そして、素直にアリスの世界にすればいいものをニャロメニャロメうるさい。途中からこの世界の話は全て読み飛ばしたが全く問題ない。時々使われるギミックがうるさい。 | ||||
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82年当時、笠井潔氏「サマーアポカリプス」と争っての賞受賞。 従って、テーマ、ストーリー、トリックといった観点でなく、一言で言えば全編遊び心をミステリに取り入れた斬新性が勝ったということか。 確かに今でいうバカミスやメタミスの要素は先見的であるのだが、現実とアリスの夢物語を交互に描くことで、かえってどちらの物語も中途半端に終わってしまった感がある。 いっそのことアリスの夢物語に徹した方が良かったのではないか。 その昔に都築道夫氏の夢と現実の区別がつかなくなる短編があったが、辻氏流の都築氏に捧げたオマージュだったのかもしれない。 | ||||
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結城信孝が「叙述ミステリベストテン日本編」であげていたので読んでみたが、これはないわ。だいたい叙述じゃないし、『不思議の国のアリス』と日本まんが・アニメのパロディーみたいな部分はちっとも面白くないし本編(?)と大した関係はないし、本編もトリックは荒唐無稽、女の描き方がひどいし、推協賞も変なのが多いわ。 | ||||
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不条理ものが好きな方なら楽しめるのだろうか? 著者のユーモアのセンスが私には合わなかったのか、まったく面白さがわかりませんでした。 | ||||
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