九尾の猫
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
九尾の猫の評価:
7.40/10点 レビュー 5件。 A ランク
九尾の猫の総合評価:
8.49/10点 レビュー 55件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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探偵としてのアイデンティティの喪失に苦しむエラリー・クイーンに、ニューヨーク市長から特別捜査官に任命されたのは、今ニューーヨークを震撼させている連続絞殺魔の事件を解決するため。
同じ手口で何人もの人が殺されるのはどう見ても同一犯の仕業。しかし、被害者にはなんのつながりも見いだせないためクイーン警視は苦慮していた。
ミッシングリンクを埋めるものは何か? 犯人にとって一見無関係に見える人たちを連続して殺害するのには何かしらの法則があるはず。そこをこれまでの事件のデータを精査し推理を加えて犯人像に迫るエラリー。
というのが今回のお話。雲を掴むような作業をクイーン警視と共に調べを進める探偵エラリー・クイーン。そこを読ませていくにはどうするか、いろいろと趣向を凝らせて読者を引っ張る手腕は流石です。
そして犯人像を掴めたときこれで決まりかと思わせておいて最後にひっくり返すサプライズ。 だがこのドンデン返しはどうなんだろう。
精神医学のアレコレなどを持ち出して補強しているように見えるが、個人的には真犯人の犯行動機がちょっと薄まったように感じる。 それはアリなんだろうか?
それで九人も殺すか? 一人二人は理解できる。だが九人となるともっと強烈な動機があるべきじゃないのか。 個人的にはこの真犯人にはこの動機は少し弱いと思います。
ですから、ひっくり返さずにまったく犯人像が掴めない事件をコツコツと調べるエラリーの捜査の過程を楽しみたかったと思うのです。
お疲れ、エラリー。