靴に棲む老婆
- マザー・グース (7)
- 第三期エラリー・クイーン (12)
- 見立て殺人 (53)
- 靴 (19)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
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前作『災厄の町』から始まった第3期クイーンシリーズだが、この2作に共通しているのは事件が起こる前にクイーンが渦中の家族の中に潜り込み、その過程に隠された秘密を探っていくという趣向にある。これは調査を進めるうちに家庭内にどんどん入り込むチャンドラーのマーロウやロスマクのアーチャーなど私立探偵小説に通ずる展開がある。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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両方読み比べ、新訳の方がいいかな? 旧約は、当時の趣があり好きですけど… この新訳の訳者さんの訳は、とてもいいです。 | ||||
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タイトルが気持ち悪いため食指が動かなかったものを、新訳が出たのでトライしてみました。変わり者だらけの一家は「Yの悲劇」で体験済み。最初は大したことないと思いながら読み進めていきました。女傑コーネリアの病死に続く遺言書の公開、犯人名指しの手紙の登場で、興奮しました。続いて、犯人に罠をかけて待つところで、ドキドキ、もう事件が解決したと思わせておいて黒幕がいてドキドキ、気がつけば1日で読み終わってました。「Yの悲劇」や「十日間の不思議」には及びませんが、面白く楽しめました。 | ||||
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これからも新訳版が出続けて欲しい限りです。 | ||||
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過去のHPBや創元推理文庫版で意味がよくわからなかった箇所の合点がいきました。 越前氏は本当に作品全体を眺めて、そこでその発言者がどんな意図で話しているのかまでを理解した上で翻訳されています。 元々、エラリーの質の良い中期作品なのに日本で正しい評価がされていなかったのは過去の翻訳のせいだということがよくわかりました。 | ||||
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1943年作品。原題は『There Was an Old Woman』で永く『生者と死者と』という題名だったが新装刊と同時に今の題名に改名されています。ぼくは、元の題名よりは内容に合っている気がします。 1997年6月発行の日本のエラリー・クイーン・ファンクラブの機関誌の投票でクイーンの全長編のランキングが発表されています。それによるとベスト10は、 1.『ギリシャ棺の謎』→2.『Xの悲劇』→3.『エジプト十字架の謎』→4.『オランダ靴の謎』→5.『Yの悲劇』→6.『フランス白粉の謎』→7.『中途の家』→8.『災厄の町』→9.『十日間の不思議』→10.『靴に棲む老婆』の順となっていて本作は第10位にランクインしています。ただ思うのはさすがの会員達も全エラリー・クイーン作品を全員が読破しているとは思い難く、有名どころに票は集中するとも思われ、その中でもランクインした7位→10位の作品はスゴイと言えると思います。 ミステリー・ファンなら誰でも気がつくことですが、読者の意識の中にヴァン・ダインの傑作『僧正殺人事件』を思い浮かばせることをクイーンは想定済みです。わざと読者に想定させておいてこの作品を発表してくるところがやっぱりクイーンらしいと思います。何となく演劇仕立てぽくなっていて読み進むほどに感心する警句も溢れています。読者のあごをだらりと下げさせる(クイーンはよくこの表現を使います)文句なしの傑作です。 | ||||
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