三つの棺



※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

6.25pt (10max) / 4件

6.42pt (10max) / 26件

Amazon平均点

3.86pt ( 5max) / 51件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
5pt
サイト内ランク []B総合:168位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

3.33pt

59.33pt

32.67pt

6.67pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1979年06月
分類

長編小説

閲覧回数6,830回
お気に入りにされた回数10
読書済みに登録された回数37

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

三つの棺〔新訳版〕

2014年07月10日 三つの棺〔新訳版〕

【オールタイム不可能犯罪ミステリ・ランキング第1位! 】 ロンドンの町に静かに雪が降り積もる夜、グリモー教授のもとを、コートと帽子で身を包み、仮面をつけた長身の謎の男が訪れる。やがて二人が入った書斎から、銃声が響く。居合わせたフェル博士たちがドアを破ると、絨毯の上には胸を撃たれて瀕死の教授が倒れていた! しかも密室状態の部屋から謎の男の姿は完全に消え失せていたのだ! 名高い〈密室講義〉を含み、数ある密室ミステリの中でも最高峰と評される不朽の名作が最新訳で登場! 出版社からのコメント 1981年に17人のミステリ作家、評論家が選出した【オールタイム不可能犯罪ミステリ・ランキング】で、ヘイク・タルボット『魔の淵』、ガストン・ルルー『黄色い部屋の秘密』などをおさえて第1位に輝いたのが本書。選出にあたったのが、フレデリック・ダネイ、ハワード・ヘイクラフト、エドワード・D・ホック、リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンク、フランシス・M・ネヴィンズJr.、ビル・プロンジーニ、ジュリアン・シモンズ、オットー・ペンズラーといった錚々たるメンバーなので、その品質保証には全幅の信頼がおけると言えよう(本書「訳者あとがき」参照)。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.25pt

三つの棺の総合評価:7.62/10点レビュー 55件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

さすがの新訳

昔読んで正直トリックがあまり理解できず。ならば新訳でと思い、再読。こんなストーリーだった?と思うことばかりで、もうホントに昔読んだ記憶は忘却の彼方。新作を読んだ気分でした。記憶力が悪いのもいいものです^_^。カーの作品の中でも、この作品の評価は不朽の名作とのこと。有名な密室講義では、いろんな作家の密室ものを自分なりの考えで解説していますし、トリックも素晴らしいとは思いますが、怪奇的な要素はなく、ある意味オーソドックス過ぎて、個人的には、この作品の評価はあまり高くはありません。でもさすがの新訳と感じました。

タッキー
KURC2DIQ
No.3:
(5pt)

タイトルで期待しましたが。

あまり面白くありませんでした。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

人を選ぶ傑作?

カーのベストを挙げよと云われたら『火刑法廷』か本作かというくらい評価の高い作品だが、私個人の評価はさほどでもない。
本作はカーが密室物の大家としての名を確固たる物とした作品と云われている。それは2つの密室殺人が盛り込まれ、そのどれもが不可能性が高く、さらにとどめは有名なフェル博士による密室講義が挿入されていることによるからだろう。特に後者は世の本格ミステリファンの密室好きの琴線に触れ、後年多くの作家がこの講義を下地に改訂作業を行っている。

第1のはグリモー教授の部屋での密室殺人。犯人と思われた謎の男ピーター・フレイは銃声が聞こえてすぐさま駆けつけたにもかかわらず、姿を消していた。
第2の棺は街の袋小路で起きたそのピーター・フレイ殺害。雪の降り積もる中、しかも袋小路の只中で残されていたのは被害者のみの足跡。
しかし不思議なことにこの事件は同時間に行われていた。ピーター・フレイはなぜ同じ時間に全く離れた場所に存在できたのか?
この非常に魅力的な謎が解明されるが、一読した後では十分に理解できないだろう。それはあまりに複雑すぎ、さらに危ういまでに偶然が作用しており、しかもこれらの不可能状況が実に微妙なバランスの上で成り立っていることが解るからだ。
カーが本作に密室講義を盛り込んだことからも本作を彼の数ある密室殺人物の集大成と捕らえていたのは間違いなく、本書に盛り込まれたトリックはそれまでカーが使っていたあらゆる物を盛り込み、実現させている。
しかしそれは解るのだが、盛り込みすぎて実にギリギリのところで成り立っているとしか思えず、読んだ後は「こんなに上手く行くのかな」と首を傾げてしまった。

もう一方の特徴、密室講義は読む価値ありだ。これは1935年当時、既に数多創作された密室を類別し、整理して非常に参考になり、また読みやすい。ただその性質上、他作家の密室物の真相を暴いている(作品名は出されていない)のは致し方ないところ。個人的に面白かったのはフェル博士が「我々は小説内の登場人物なのだから・・・」云々とメタ的発言をするところだ。
力作であるのには間違いなく、こういうトリックの応酬が好きな人には堪らない1冊だと思うが、私としては張り切りすぎて、やりすぎだという苦笑を禁じえなかったのである。

Tetchy
WHOKS60S
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

歴史に名を残した密室講義

物語自体は現代で読めば今さら感がある見なれたトリックで面白さを感じられなかった。

ただ、作中にある密室講義は読書の価値あり。
世の中の密室トリックが講義内の定義に分類されてしまうわけだが、
その分類から脱却する為に多くの作家が頭を悩ませる切っ掛けになるなど、
作中に登場する密室講義が歴史に名を残す事になった事は確かだと思う。

Ariroba78
5M53WTS6
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.51:
(3pt)

説明文を読んでいるような感じ

ミステリは好きですが、カーはこれが初めてです。
実は40年くらい前にカー作品(題名忘れた)の文庫を買ってみたものの、国産ミステリに比べると翻訳のせいか異様に読みにくく、途中で読むのを止めてしまいました。
「新訳」ということで、今風に読みやすくなっているかな?と期待してこちらを手に取ったものです。

さして困難なく一両日で読み終わり、それなりに面白かったのですが、小説としての味わいがないというか、説明文を読んでいるような感じなんですね…。
灰色の雲が垂れ込める冬のロンドン、棺桶から抜け出る人間、黒いコートに仮面の男、3つの墓標が描かれた謎の絵、透明人間としか考えられない犯人…などなど、これだけ道具立てが揃っているのに、読んでいても何のスリルも恐怖も感じません。
「物語の世界」に引き込まれ、翻弄される楽しみがないのです。
だから不可能と思われる殺人事件の謎が解明されるくだりも「あ~なるほど、そうだったんですね」で終わってしまいました。
思わず江戸川乱歩に翻案してほしいと思ってしまいました(彼なら同じストーリーやトリックでも遥かに面白く書けるはず)。
これって訳文のせいなのか、元々カーがこういう作風なのか、どっちなんですかね?

トリックに関しては、大枠は面白いが細部がゴチャゴチャ&無理がある印象でした。
前半で事件現場の図を入れるのは良くても、謎の説明に図を要する(図ナシでは分かりにくい?)トリックはあまり好きではないですね。
三つの棺〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:三つの棺〔新訳版〕より
415070371X
No.50:
(4pt)

推理小説好きなら密室講義の章を是非とも

勿論、この作品そのものも推理小説として優れているが、とにかく密室講義のノリが楽しい。ネタバレになるので具体的な事は書けないが、特に講義に入る「序文」の部分はユーモアのセンスが優れていて、また大いに共感出来る。
三つの棺〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:三つの棺〔新訳版〕より
415070371X
No.49:
(2pt)

推理小説を読む目的。

私が推理小説を好きなのは、登場人物と一緒に、与えられた証拠・状況を基にして、犯人を推測するゲームができるからです。
その点、この小説は、ラストでフェル博士の「解決」を聞いても、「偶然」の要因が強すぎると思います。一般的には、「偶然」がいつ・どこで・どのように起こるかを推測・推理することは非常に難しいはずです。ましてや、その結果を推測することなどは。
この小説を読んできて、真犯人を当てられた読者はいるのだろうか?
この推理小説を絶賛している方々は、真犯人を当てられたのだろか? もしそうでなければ、一体、何を絶賛しているのだろうか?
確かに、作者は次のように書いて、読者の寛容を期待しているようですが。
《だが、大まちがいをしたのは私だけではない。偶然を含むさまざまな状況によって、さらにひどいまちがいが生じ、それらが組み合わさって、ごくありふれた醜く卑しい殺人が、ぞっとするような説明不能の謎になり変わったのだ。》(344ページ)。
三つの棺〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:三つの棺〔新訳版〕より
415070371X
No.48:
(5pt)

密室トリックの名作

カーの代表作のみならず密室トリックの名作として、必ず名のあがる本作。確かにこのトリックはすばらしいと思うし、有名な「密室講義」も非常に楽しい。「現実味がない」ことを理由にミステリを否定する層に対しての挑戦状のようでもある。「黄色い部屋…」など、他作品のトリックのポイントを明かしてしまうので要注意ではあるが…。
ただ訳者があとがきで翻訳の難しさに触れているように、実際のところ文章がかなり読みにくい。登場人物のキャラも全体的にエキセントリックで、感情移入しにくいところもある。欠点はいろいろあるが、トリックのあざやかさで帳消しというところ。本作を読まずして密室トリックは語れないだろう。
三つの棺〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:三つの棺〔新訳版〕より
415070371X
No.47:
(1pt)

全てのセリフが合わない

この作者の作品は初めて読みました。数十年前のものだか不朽の名作という事で楽しみでしたが、とにかく誰のセリフを読んでも理解し難く、意味も何もかも頭に入って来ず、途中で読むのを断念しました。訳者が悪い、同作家の作品で他の出版社が出したものは良かった、というレビューもあるが、実際どうなのでしょう。
三つの棺〔新訳版〕Amazon書評・レビュー:三つの棺〔新訳版〕より
415070371X



その他、Amazon書評・レビューが 51件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク