ローマ帽子の謎



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初公開日(参考)1960年12月
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長編小説

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ローマ帽子の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

2011年08月30日 ローマ帽子の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

ローマ劇場で起きた毒殺事件に挑む、リチャード警視とエラリーのクイーン父子。〈読者への挑戦〉で名高い国名シリーズ第1弾にして巨匠クイーンのデビュー作、新訳で登場。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.88pt

ローマ帽子の謎の総合評価:7.61/10点レビュー 49件。Bランク


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全8件 1~8 1/1ページ
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

まさに帽子の謎

クイーンの処女作で、大好きな国名シリーズの第1作。再読ですが、相変わらず綺麗に忘れていました。まるでドラマ化できそうなスピード感のある展開。ひたすら帽子、帽子とまさに帽子の謎。消えた帽子から、犯人まで辿り着かせるのはさすがのプロット。ホームズのような派手な推理はありませんが、一歩一歩犯人に迫っていく論理はすごいと思います。これが書かれたのはヒット作の宝庫で、奇跡の30年代といわれる前年の1929年。まだまだこれから楽しく再読します。

タッキー
KURC2DIQ
No.7:
(5pt)

あまり面白くなかった

ご都合主義な感じでした。

わたろう
0BCEGGR4
No.6:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

クイーン作品はデビュー作から「らしさ」全開

説明不要の大御所作家、エラリー・クイーンの処女作であり、作者と同名の名探偵クイーンの初登場作品であり、『国名シリーズ』の第一作目でもある記念すべき作品。

デビュー作である今作から「犯人が特別に策を弄したトリックなどを仕掛けるわけではなく、探偵側も物証などを必死に探して証拠として提示するわけでもなく、判明している事実から導き出されるロジックに基づき犯人にたどり着く」というクイーン作品の黄金パターンはこの時点で確立されている極めて「らしい」作品です。
しかし、後に発表される名作に比べればまだ作品として洗練されていない部分や物足りなさを感じる部分が多々あり、名作・傑作と呼べるほどのものではないですね。

今作は後のシリーズでは完全に息子の引き立て役で、お世辞にも有能な警察官とは言いがたいクイーン警視が、息子の推理力に全幅の信頼を置き、彼が能力を十分に発揮できるように自分の役割を果たしている、有能で大物感溢れる人物に描かれていたのが意外でした。
今作に見られる父子それぞれ役割・能力が異なる二人のクイーンが犯人を追い詰める姿は、卓越したプロット構成力と、秀逸な文章構成力をそれぞれ持つ二人の男が合作することで数多くの名作を世に残したクイーンという作家を象徴するスタイルだったのではないかと思うのですが、やはり名探偵の相方は少し抜けていて頼りないワトソン君の方が向いているということなのでしょうか。




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マリオネットK
UIU36MHZ
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

私、犯人解っちゃいました!

初エラリー・クイーンである。30も半ばを越えて(当時)ようやく着手である。当初古めかしく感じた訳も思いの外、クイクイ読めた。
実は最初は非常に不安だった。この齢までなるとかなりの本も読んできたすれっからしの読者であるから、世評高いクイーンの諸作を純粋な気持ちで楽しめるのか、心配していたのだ。ホームズシリーズやルパンシリーズで感じた失望、最適な時に読むべき本を逃した喪失感、そんな感慨をまた抱くのではないかと。
しかし、杞憂とは正にこのこと!十分愉しめた。大人が読むに耐える小説になっている。

そして私、犯人解っちゃいました!Ⅱ-11章で天啓の如く、閃きました。正にこれしかない!といった感じでした。

・犯人はなぜシルクハットを持ち去らなければならなかったのか?
・シルクハットはどこに隠されたのか?
・シルクハットを持ち去っても不審がられない人物とは一体誰なのか?

この3つの疑問について完璧に解答できた。う~ん、気持ちがいい!このカタルシスこそ正に本格推理小説の醍醐味だ。

そして犯人が判ってから読むとクイーンの作品は非常にフェアプレイである事が判る。最後の謎解きの辺りでは、センター試験の答え合せをする時のようにドキドキした。なるほど、極上の知的ゲームである。
しかし、惜しむらくは作中でも書かれているように事件の真相が推理のみであり、物的証拠が得られず、しかも最後は犯人に罠を掛けないと逮捕できなかった点だ。世紀の名探偵エラリー・クイーンのデビュー作は磐石の推理と証拠の提示による解決ではなかったとは意外だった。

しかし、それを於いても久々に毎日本を読むのが楽しみだという気持ちになれた。推理小説に夢中だった小さい頃の想いが甦るようだ。推理小説とはこんなにも楽しいものだったのかとこの年になってさえ思わせてくれる。クイーンの作品は本当に素晴らしい。未来永劫読み継がれてほしい作家だ。
一般的には佳作の部類に入るであろう本作だが、本格ミステリの愉悦を再燃させてくれたことから8ツ星評価としたい。
後に着手する更なる傑作に思いを馳せつつ、この感想を閉じたい。

Tetchy
WHOKS60S
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ロジカルパズル

相変わらずの理詰で重箱の隅をつついた推理は見事でした。ストーリーも古典らしく面白かったです。

事件途中で彼らは一体何をしているのか、読者は蚊帳の外のまま進んでいっていました。あわせて、事件のヒントも後出し感は否めません。そこが残念。

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陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ローマ帽子の謎の感想

エラリー・クイーンのデビュー作にして国名シリーズ1作目。「なぜ被害者の帽子が現場から持ち去られたのか?」から犯人特定への流れは、少々くどく感じられるものの臨場感があった。

水生
89I2I7TQ
No.2:
(6pt)

ローマ帽子の謎の感想

あまり好みではありませんね。ロジックにより犯人を特定する推理は見事ですが、いかんせん登場人物にもストーリーにもあまり魅力を感じませんでした。国名シリーズいっぱい買ってしまいましたが、他の作品は当分読む気にならない。

なおひろ
R1UV05YV
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ローマ帽子の謎の感想

クイーンの国名シリーズ第一弾。
シルクハットのことをローマ帽子というのかと思っていたら違った。
舞台もローマじゃなくてアメリカだし・・・いきなり異議ありじゃないかこれは。

発生する事件はたった一つ。
そして推理展開の起点となるのは「何故帽子が消えたのか?」
前提から次の前提を導き・・・それの繰り返し、そして最終的に必然的な結論を導き出すという極めて論理的な展開を魅せます。
途中に納得出来ないような論理の飛躍もなく、非常に分かりやすいです。
これぞ「The推理小説」という感じで「序盤は」かなり楽しめました。
ただ全てを台無しにしてしまったのが、おなじみの「読者への挑戦」・・・というより「読者への挑戦」以降の種明かしなのです。

因みに私が手に取ったのは創元推理文庫旧訳版。

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梁山泊
MTNH2G0O
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