シャム双生児の謎
- クローズド・サークル (178)
- タイムリミット (42)
- 国名シリーズ (10)
- 山火事 (6)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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訳がくどかった。 | ||||
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国名シリーズ7作目の本作は今までとは違う怪奇趣味を押し出した異色作だ。 | ||||
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自動車で旅行中、山火事に巻き込まれ下山不可能となったクイーン親子は、山頂付近の大きな山荘へと身を寄せる。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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クローズドサークルながら、関係者全員が死の危険に瀕しつつ事件が進行するというスリリングな展開。 人が大量に死ぬでもないのに、飽きさせないストーリー。 こういうトリックなのではないかと匂わせつつ、そんなことは全くない作者の見事な欺し方。 常々、クィーンの国名シリーズはトリック一本で長編一冊を書いているのではないかという疑いを持っていたが、この作品に関してはトリック一本でも十分に読ませるものがあり、その点でシリーズ内では最高傑作かもしれない。 クィーンを読む際の最初の一冊としては別の作品を薦めるかもしれないが、二冊目・三冊目としては確実に薦められるものだとおもう。 | ||||
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昔、創元推理文庫で読んだ時は、原作もさることながら、翻訳も味があって良かった。今回購入したものは、翻訳者が変わっていたので、☆2つマイナス。 | ||||
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本格推理小説の傑作とされる『シャム双子の秘密』(エラリー・クイーン著、越前敏弥・北田絵里子訳、角川文庫)は、特異な状況下で物語が展開していきます。 探偵エラリー・クイーンと、その父クイーン警視は、山火事に遭遇し、山頂近くの屋敷に逃げ込みます。その大きな屋敷の主、著名な外科医ゼイヴィア博士の好意で、クイーン父子は泊まれたのだが、翌朝、博士の射殺体が書斎で発見されます。博士の右手には、半分に千切られたトランプのスペードの6のカードが固く握られているではありませんか。これは犯人の名を告げようとしたダイイング・メッセージと考えたエラリーとクイーン警視の捜査が始まります。山火事で逃げ道を塞がれた屋敷には博士の妻、弟、実験助手、使用人たち、客人たちがいるが、いったい、誰が犯人なのでしょうか。 一気に読み終えた時、3つのことを感じました。 第1は、名探偵にも拘らず、エラリーの推理が指し示す犯人が、次々と覆り、最後に至って、意外な犯人が明かになるという、相次ぐどんでん返しの見事さです。期待を裏切らぬ傑作でした。 第2は、頭脳明晰な探偵エラリーと共に事件解決に取り組む、エラリーの父で頭脳明晰とは言い難いクイーン警視が、実にいい味を醸し出していることです。この名脇役が作品に膨らみを与えています。 第3は、何か悩み事や心配事があっても、一流の推理小説を読んでいる間は、それらを一切忘れることができるということです。このことを裏付けるかのように、本作品の最終部分に、迫りくる山火事に恐れおののく人々(この中には、犯人も含まれている)にエラリーが最後の謎解きを説明する場面が用意されています。エラリーは人々に焼き尽くされる恐怖を忘れさせようとしたのです。 | ||||
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読者への挑戦状が登場しない国名シリーズ中の異端児的作品。本格ミステリの中でもリアリティを欠く分野である「ダイイングメッセージ」に取り組んでいるが、それが霞むほど山火事で一同生命の危機にさらされる中での、クイーン父子渾身の奮闘が印象的。 さらにシャム双生児と言う、まずミステリに登場する事のない存在をあえて取り上げたことも、本作の異端児ぶりに拍車を掛け、ミスリードだらけでじっくり推理しようと言う気になれず、読者への挑戦状のないのにも納得。 が、本格ミステリとしての評価はいざ知らず、エンタメ作としては非常に面白く、本格ミステリ風味の冒険活劇としては出色の出来なのではなかろうか。「国名シリーズ」=本格ミステリと言う先入観を捨てて楽しむべき作品。 | ||||
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作品内容や翻訳技術はさておき、エラリーが父の警視にため口を利くのが気になってしょうがなかった。表紙のイラストもどんなもんでしょう? | ||||
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