オランダ靴の謎



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初公開日(参考)1957年01月
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長編小説

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オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

2013年07月20日 オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

大病院の創設者である老婦人が、手術直前に絞殺された。エラリーの鋭敏なる頭脳は真犯人を指摘できるのか。犯人当てミステリの名作として世に名高い〈国名シリーズ〉第3作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.80pt

オランダ靴の謎の総合評価:8.73/10点レビュー 63件。Aランク


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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

初級問題と中級問題に分かれていたような感じ?

『国名シリーズ』の第三弾にして、シリーズ内でも名作として名高く、作家クイーンの評価を一気に高めた作品でしょうか?
もはや説明不要な徹底したロジカルさが特色のクイーン作品の中でも、とりわけその傾向が強い、まさに大作パズル問題のような一作です。

ストーリーは事件が発生した病院内での捜査にほぼ終始し、余計なドラマやサスペンス要素などは差し挟まない、非常に正統派かつストレートな推理小説となっています。
(まだヴァン・ダインの影響が強かった頃のためか、台詞まわしにやや衒学趣味が強いのは個人的にややハナにつきますが。あとクィーンと少年給仕のジェーナのBLっぽいやり取りは、今ではそういう層の人に目をつけられそうです)

第一の殺人に関する靴のロジックによる犯人の絞込みは大抵の読者が答えに到達できるでしょうが、第二の殺人の戸棚のロジックは難易度が高く、作中内で初級問題と中級問題に分かれていたような印象を受けました。ちなみに私は初級はクリアしましたが中級でつまずきました。

余談ですが、メモ用に余白が取られていた章で本当にメモ取った人なんているんでしょうか?
しかもあの部分、さして重要じゃないクイーン警視の誤った推理でほぼ埋まっていた気がするのですが、むしろどうでもいい部分だから暇つぶしに落書きでもしてろっていうジョークなんでしょうかね。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

クイーン・ミステリの読み方がようやく解った

国名シリーズ第3弾。
本作に至り、クイーンの推理小説というのは、本当に純然たるロジックゲームなのだなと理解した次第。つまりここに書かれている犯罪の捜査方法というのは実は全く皆無で、犯行が行われた現場に残された証拠―これは痕跡と云った方が妥当かも―、各登場人物のアリバイ、そして各登場人物の過去や人間関係を推理する材料として与え、さあ答えを出しなさいといった類いの純粋な頭脳ゲームなのだ。

だから前作『フランス白粉の謎』で感じた違和感もここでは踏襲されたまま。つまり、本作においても通常警察が犯人を断定すべく行うであろう、指紋の採取、血痕の採取もしくは唾液、髪の毛の採取などの鑑識による捜査が全く行われないのだ。
通常ならばこれほど犯人が犯行の痕跡を残すお粗末な犯行も珍しい。犯行に使った白衣、ズボンならびに靴、そして決定的なのはマスクまで残しているのだ。これだけあれば犯人は明らかになったも同然である。当時指紋による犯罪捜査、血液型検出による犯罪捜査方法は既に確立されていた。つまりこれらの衣類から指紋を採取し、更にはマスクに残った唾液からも犯人の血液型も検出されるので、もう犯人は解ったも同然である。あとは容疑者と目される人物を逮捕して、自白を強要するか、犯行が行われた事実を補完する更なる証拠集めに執心すればいいのだから。

しかしクイーンの推理小説では決してそういうことをしない。前にも述べたように、これはクイーンが考え出した頭脳ゲームの問題であり、読者に対する挑戦状だからだ。この姿勢を受け入れるか否かでこのクイーンに対する評価というのは大きく変わるだろう。
とにかく探偵クイーンが手に入る全ての事実を読者に提供し、その中で唯一犯行が可能であった無二の犯人を絞り込む事に特化しているため、犯行に至る動機が薄弱なのは否めない。よく考えてみればこれは前2作もそうだった。

そしてこういう小説だからこそ、チャンドラーやハメットが、およそ現実味の無い小説だと非難したのが大いに理解できる。
確かに今読むと、これはそれほど犯罪捜査科学が進んでいない、どこか別の世界で行われている犯罪なのだろうと首を傾げざるを得ないからだ。アンチ本格が出てくるのに十分なほどの非現実さがここにはある。

しかし個人的にはこれも是とする。『フランス白粉の謎』では納得行きかねたが、3作目にしてクイーンの小説に対する姿勢という物がわかったからだ。
恐らくそれはクイーン自身も自覚的だったのだろう。作中、クイーン家の召使いであるジプシー少年ジューナがクイーン警視にゆで卵を作ってやったらゆで過ぎて固ゆで卵になってしまったので、捨ててしまい、もう一度作り直した、なぜならクイーン警視は固ゆで卵(ハードボイルド)が好きではないからという件がある。このエピソードは作中では一度作り上げた推理をもう一度最初から作り直したらという意味で挙げられているが、それを示唆するのになぜ固ゆで卵を持ち出したのか。そう考えると思わずニヤリとしてしまった。

いやあ、クイーンは本当、面白い。


▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.3:
(7pt)

視点がさすがです

コンパクトにまとまった佳作でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

オランダ靴の謎の感想

相変わらずロジック一本槍で、動機であるとかトリックに関してはおざなりな印象ですし、そのロジックのひも解きに全く到達しない警察の描き方も少しご都合主義的かなと思いますね。
そのロジックですが、(私には)正直納得のできるものではありません。
ただ、(納得できないにしても)作者の意図は何となく読み取れるので、その思惑にわざと嵌って読み進めれば、この作品に関しては犯人の特定はある程度可能ではないかと思います。
この分かり易さが高評価の秘密なのかなとも思いますが、登場人物が余りにも多いのは、その容易さを隠蔽して意図的に複雑にしようとしたのでは・・・という穿った見方をさせてしまいますね。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

オランダ靴の謎の感想

初読了のエラリー・クイーン国名シリーズ。読み終わるのに時間がかかってしまいましたが、読者への挑戦状以降の鮮やかな論理展開による解決は気持ちが良かったです。

水生
89I2I7TQ
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.58:
(4pt)

まぁまぁ楽しめた読者体験

新訳で読みたかったけど高いのでこちらで読みました。多少読みにくくても話の中身は同じだと思うので。それでも古い訳にしては読みやすいほうではありました。ストーリー的にはそこそこ面白いです。ただ、エラリークイーンの作品はもってまわった表現がひたすら続くのでどうしても長く感じます。次はギリシャ棺を読む予定です。
オランダ靴の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:オランダ靴の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150701407
No.57:
(4pt)

エラリイは「解決不能犯罪」と言うけれど

そこまでのトリックか?という気はする。
一読目はなんだこりゃ?という事件だが、エラリイに倣って誰かが虚偽報告しているという前提で再読すると、状況証拠から選択肢が定まる。
とはいえ、論理的推理を重んじるシリーズの名に恥じないと思う。
オランダ靴の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:オランダ靴の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150701407
No.56:
(4pt)

「国名シリーズ」代表作のひとつだが…

本作は「ギリシャ棺」「エジプト十字架」とならび、クイーンの国名シリーズ中の傑作とされてきた。確かに綿密に作り込まれたパズル・ミステリであり、かなり楽しめる作品となっている。お決まりの「読者への挑戦状」が用意されており、しっかり読み込めば真犯人を指摘することは可能かもしれないが、物語構成上、犯行動機を指摘するのが難しいだろう。また、様々な物的証拠から導き出される推論が少し断定的すぎるようにも思われ、どうしても古い時代のミステリ感が残る。よって個人的評価としては3.5★というところ。
オランダ靴の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:オランダ靴の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150701407
No.55:
(5pt)

作家エラリーの推理の道程が、ぞくぞくするくらい素晴らしかったです!

192✕年1月、〈オランダ記念病院〉で起きた殺人事件の現場に居合わせ、「誰が犯人か」「犯人は、いかにして殺人をおこなったか」を推理していく作家エラリー。犯人を絞り込んでいく彼の推理の道筋が鮮やかで、惚れ惚れさせられました。
読むほどに、ぐいぐいのめり込んでいったミステリ。時代を超えても全く古びない面白さだなあと。

訳文がまた見事で、とても読みやすかったですね。
法月綸太郎さんの巻末解説「犯人当てロジック小説の理想形」も素晴らしく、読みごたえがありました。

ひとつ「??」と思ったのは、巻頭の【登場人物】表が二つあったこと。あとの表には、〈ジューナ‥‥‥クイーン家の召使〉が載ってなかったり、人物の紹介文章が同一でなかったりと、謎のダブル【登場人物】表の掲載でした。
オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:オランダ靴の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
448810438X
No.54:
(4pt)

ズックのタン、べろが鍵

犯人の残したズックの『タン』、『べろ』と呼ばれる部位が織り込まれてつま先で上に折り曲がったまま履かれていた。翻訳では上品に舌革となっているが、ズックだからねえ。革じゃない。
だいたいここで犯人は特に足の小さい男、又は女性って絞られる。医療用テープでとめた靴紐とかね。
エラリーが何度も靴が決め手だと言ってるので初っ端からだいたい予想がつく。
わかってしまうと何でもないトリックなんだけど、そうじゃないかなあと読み進みつつ、結局最後の一行で犯人とその共犯者の関係がやっと明かされる。その二人の関係が読者にはわからないからフェアじゃないとも言える。もうちょっと最後で一捻り盛り上がりが欲しかったかも。
でも、今までの3冊の中では一番面白い。
オランダ靴の秘密 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オランダ靴の秘密 (角川文庫)より
4041007097



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