アメリカ銃の謎



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初公開日(参考)1961年04月
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長編小説

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アメリカ銃の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

2017年07月12日 アメリカ銃の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

ニューヨークの競技場〈ザ・コロシアム〉に二万人の大観衆を集めておこなわれたロデオショウの公演。馬による大迫力の追跡劇の最中、銃声が轟き、硝煙がたなびく! 次の瞬間、先陣を切る西部劇の英雄バック・ホーンの命は絶たれた! だが不可解なことに、本人のものを含めた四十五挺の銃の中に、凶器となった銃はない。客席にいたクイーン警視とエラリーは、眼前で起きた大胆きわまる犯罪に立ち向かう! 〈国名シリーズ〉第六弾。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.50pt

アメリカ銃の謎の総合評価:6.11/10点レビュー 27件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

まあまあでした

少し無理がありました。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:
(4pt)

ホリウッドに十ガロン帽子(笑)

国名シリーズ第6作目(作中の“読者への挑戦状”では7イニングと謳っているがこれは作者の数え間違いだろう)。
他の国名シリーズと違い、いささか巷間の口に上がらない本書。特に名作と名高い『エジプト十字架の謎』の次作であり、それに比して・・・ということもその原因の1つだろう。

開巻してまず驚いたのが、登場人物表に記載された人数の少なさである。挑戦状が織り込まれているこのシリーズでこの少なさというのはちょっと冒険に過ぎるのではないかと思った。
更に事件が起きるとその範囲はかなり狭められ、物語に終始関係する人物でもこの表に記載されていない人物―トニー・マースや《巻き毛》のグラント、ゴシップ新聞記者のテッド・ライオンズ、かつて軍人で今は映像技師であるカービー少佐、etc―もいるので更に戸惑いを隠せなかった。

今回は何か掴みようのないままに物語が進行していく。2万人の観衆と41人のカウボーイ・カウガール達というシリーズの中でも最大の容疑者数であることが捜査の方向付けを曇らせているのかもしれない。
なんだか作者クイーン自身が暗中模索しながら書いている、そんな印象を受けた。事実、最後の真相解明を読んでも、ところどころ歯切れが悪い。

今回のテーマは映像、弾道学による犯罪の検証になるだろうか。二度発生する衆人環視の中での射殺、しかも殺された場所、撃たれた箇所など全て同じ状況下でカメラが何を捕らえていたのか?これが物語の解決における要だといえる。これらについては当時作者クイーンが取材か何かで警察捜査の当時の最新情報を知った事からそれを活かして自作を著そうとしたのかもしれない。
とはいえ、映像の検証を自家薬籠中の物のように事件の最大の手掛かりとなるであろうショーの模様を映した映像の実見をなかなかしないところが実に不思議だった。物語も半ばになってようやく着手する。
それまで延々と関係者と観衆の持ち物検査、コロシアム内に隠されていると思われる凶器となった25口径の銃の捜索について語られるのだ。これは全く以って捜査手順としてはおかしいだろう。

率直に云えば、本作の出来はあまり良くない。やはり色々と無理が生じている。

まず物語の主眼となる消えた銃の謎。これについてはかなり意外であった。
しかし肝心の真犯人、これが全く納得できない(以下ネタバレにて)。

また輪を掛けて納得行かないのが犯行の実現性。この殺人方法はほとんどマンガの世界での出来事のようだ。
そして第2の殺人。これが果たして必要だったのかどうか、悩ましいところだ。

とまあ、本作は実にバランスが悪い。
そして片や映像検証、弾道学という科学捜査に言及しながらも従来から成立している指紋の検証、歯形の検証といった捜査技術に関しては何の関心も向けず、捜査が進められる、およそ世界中には存在しないだろう愚かな警察がここには歴然としてまかり通っているのが非常に痛い。

しかし1961年初版とはいえ、その後重版が繰り返され、私が手にしたのは1999年の第47版である。いい加減、訳を見直した方がいいのではないか。
ホリウッドは今ではハリウッドだし、特に十ガロン帽子には参った。これはそのままテンガロンハットでいいだろう。こういう細かい仕事を出版社には期待したいのだが。


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No.25:
(1pt)

たくさんの人の前で・・・という状況だが

国名シリーズの一冊。たくさんの人の前で殺人が発生するというクイーン好きの状況設定もどんどんエスカレートして、ついにロデオ会場まで到達しています。最初の劇場から比べたら何倍になったのかなぁ・・・。

国名シリーズの中で最もストーリーと謎解きに無理があり、一番の駄作です。読むとガッカリします。出さないほうが良かったのでは・・・。
アメリカ銃の謎【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:アメリカ銃の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
448810441X
No.24:
(5pt)

ど派手な演出と大小のトリックが楽しめる本格ミステリのエンタメ快作

これぞアメリカンミステリーと言う感じで、演出がど派手。2万人の大観衆が全員容疑者で、事件発生後入り口を封鎖して、全員身体検査して携帯してる銃を調べる、と言うのは絶対物理的に無理だと思ったのは、私だけだろうか。

 うるさい読者が読めば、メイントリックがアンフェアで、どこにもそんな設定なかっただろ、と言われるからだろうか、国名シリーズ中ではあまり評価が高くないらしい。だが、自力で推理を試みたりしない私のような怠惰な読者にとっては、銃の弾道や隠し場所についてのトリックが楽しめて、文句なしで面白かった。もちろんお約束の「読者への挑戦状」も登場し、エラリーの快刀乱麻を断つ名推理でカタルシスを覚えた事は、言うまでもない。

 ど派手な演出と大小のトリックが楽しめる本格ミステリのエンタメ快作と評する。
アメリカ銃の秘密 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:アメリカ銃の秘密 (角川文庫)より
4041014549
No.23:
(1pt)

本質と違う語りに退屈

トリックは詰まらない。犯罪の動機はもう一つ納得性がない。本質と関係ない語りは時間の無駄。読み終わって何も残らない。
アメリカ銃の謎【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:アメリカ銃の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
448810441X
No.22:
(5pt)

これも傑作の国名シリーズ第六弾

衆人監視の中、ロデオのスターが殺され・・・というお話。

前作が国名シリーズの頂点と言われる作品だった為に、本作を創作するにあたって著者の二人は相当の意気込みで書かねばという気負いの元に創作したかと思いますが、見事今までの国名シリーズの質の高さはキープされている様に思いました。

今作も前作までと同様に精密機械なみに伏線やミスディレクションが張り巡らされており、かなりの精読を要しますが、解決に至って無理なく謎が解かれる過程にカタルシスを感じました。

相変わらず自信があるのか「読者への挑戦状」も挿入されていて、自信の程が伺いしれます。それと、今までは息の長い文章が続いて読み難く感じておりましたが、本書は割と短めに文章と文章を区切ってくれて読みやすくなっているのも好感を持てました。

後の方のシリーズではさすがに息切れしてマンネリになるらしいですが、この時点ではまだ明晰さや鋭敏さは維持されていて、やはり推理小説のグレードを上げた功績のある作品になっていると思いました。

それと、ドルリー・レーン四部作の方は新訳や新版でだして頂けないのでしょうか。鶴首しているのですが・・・。

これもまた必読の国名シリーズ。是非ご一読を。
アメリカ銃の謎【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:アメリカ銃の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
448810441X
No.21:
(4pt)

派手な舞台設定が光る国名シリーズ6作目

国名シリーズの6作目だが、いまいちシリーズ中では知名度がない作品であるが、面白さという点ではシリーズのトップクラスだろう。
スタジアムでのロデオショー中に観衆監視の中ロデオスターが撃ち殺されるという派手な舞台設定が異色であり、消えた凶器の謎やいかに被害者を監視の中殺害できたのかというストレートな謎に焦点を絞っており、終盤のややアンフェアと非難されるどんでん返しも小説としては効果的に作用している。
読みやすさではギリシャ棺などの名作と言われる他の作品よりも上であろう。
アメリカ銃の秘密 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:アメリカ銃の秘密 (角川文庫)より
4041014549



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