フォックス家の殺人
- 再調査 (57)
- 第三期エラリー・クイーン (12)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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クイーン中期において重要な位置づけとされるライツヴィルシリーズ。本書はその3作目にあたる。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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すでに犯人が確定した過去の殺人事件を、エラリイが依頼を受けて解き明かす―。あれ、似てない? と、わたしが思い出したのはクリスティーの『五匹の子豚』だ。五匹の~が1942年で、本作が1945年だから、クイーンは絶対意識して書いたはずである。 しかし読んでみるとわかるが、両者はまったく似て非なるものだ。クリスティーがプロットや語りのうまさで読ませるのに対して、クイーンはやはりロジックで読ませる。同じような「回想の殺人」という設定のミステリでも、こんなに味わいが違うのか、と面白い。 このたび越前敏弥氏による新訳版というのを初めて読んだが、旧訳に比べてはるかに読みやすく、ストレスなく楽しめたのは大きかった。クイーン中期の作品群は古書でしか手に入らない時期がしばらくあったが、こうして新訳が続々と出ているのはよいことだと思う。 | ||||
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初のエラリー作品読んだ若者です。 ミステリーとしての謎の深さは浅かった印象ですが、人間味もあり真実を白日の元に晒すことだけではない展開にエラリーらしい探偵性を感じました。 他の作品も読んでみます! | ||||
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過去 VS エラリー | ||||
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前回の「災厄の町」の事件から12年後のライツヴィルが舞台です。今回はエラリイ・クイーンは最初から出てきません。幼少期の父の殺人と、戦争体験を経て、愛する若妻を殺したくなる神経症にかかった若い夫が主人公です。エラリイ・クイーンは若夫婦に依頼され、過去に父親が犯したとされる殺人事件の再調査に乗りだします。ライツヴィルの事件現場である空き家に関係者を集めて事件当日の再現をしていきます。そこで沈黙を続けてきた父親ベイヤードの語る衝撃の真実!その日の晩に強盗が侵入します。強盗が何を盗んでいったのかベイヤードは答えられません。エラリイは父親の無実を証明し、真犯人を挙げられるのか?前回登場した個性的な町の人たちも再登場して楽しめます。肝心のパトリシアとの再会だけは描かれずに終わりました。戦争の暗い影も感じるけど、それ以上に3組の夫婦愛、親子愛が溢れていて、読後感は良かったです。 | ||||
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遥か昔に青田勝訳で読んだ際よりは格段に面白く読めた。さすがに解説曰くのクイーンの裏ベストとまで評価するのは過大だが、中期クイーン、特にライツヴィルものに顕著なテーマである、人間心理を不自然に歪めたりすることのない、モダンな謎解きミステリを達成しようという試みは成功している。登場人物も少なく結末は勘の良い読者なら容易に想像がつくが、第四部におけるエラリイの推論はこの作家を読む醍醐味そのもの。 | ||||
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