(短編集)
まっ白な嘘
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1940年代アメリカの短編集、18篇。300ページ強。 ミステリといっても推理もの以外にサスペンスや奇譚まで幅広く、純粋な謎解きは一部だ。質的にも満足できる作品から読み終えて納得いかない作品まで様々で、ばらつきがある。トリックや動機、結末が微妙な作品もそれなりにあり、短編集ということもあってアイデア勝負の傾向が強く感じられる。テレビ番組の『世にも奇妙な物語』の元ネタになりえそうなストーリーが多い。 書店で帯で「ぜひ最後にお読みください」と大々的に煽られている「後ろを見るな」が気になって購入したが、これはやや拍子抜けだった。表題作はそれなりで、タイトルにはたいして深い意味はなかった。 個人的に印象に残ったのは、「メリーゴーラウンド」「叫べ、沈黙よ」「カイン」「ライリーの死」あたり。あまり期待しすぎず、移動や休憩中など空き時間の読書に向いている。 | ||||
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シカゴ・ブルース(新訳版)を読んで、昔読んだ時と比べてがっかりした私は、ブラウンの良い読者とは言えないだろう。「闇の女」は白眉。タイトルの「真っ白な嘘」も読後感は良い。最後の「後ろを見るな」は昔から私は買わない。全体的に、後味があまりよろしくないので、ブラウン・マニアでない私は、何度読んでもあまり好きになれない。 | ||||
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ミステリとSFに定評のあったフレドリック・ブラウンの名作短篇集の新訳で18篇収録。 どれも技巧の凝らされた作品が多く、最後に落ちがあるのがこの人の作風ですが、いずれも今読んでも評価に値いする作品だと思いました。 中で名作とされ色々なアンソロジー等に収録されている「叫べ、沈黙よ」は確かに名作だと思いますが、ネタに触れない範囲で少し書くと、振動でも判るのではないかと若干思えますがどうでしょうか。聴覚に障害のある人でないと判りませんが。 それはおいといても今読んでもあまり時代を感じさせずに古びていない(時代を感じさせる物もありますが)はやはりブラウンという人の才気だと思います。この人の作品は全て新訳にして頂きたいです。 今読んでも面白い短篇集。是非ご一読を。 蛇足ですが、この人の「3,1,2,とノックせよ」がサイコ物の源流として再評価されているのに復刊されないので、図書館から借りて読んだら、今読むと差別を助長する可能性のあるまずい部分があるのが判明。新訳復刊等は難しいかも。 | ||||
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新訳も良いですが、キンドルで手軽に読めるようになったことが個人的にはうれしいです。 ただし、最後の仕掛けは紙の本でないと…? ハッカーの話に置き換えて読みましょう。 | ||||
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SF全集に続いて、ミステリでもブラウンの新訳が進んでいるのは嬉しいです(『復讐の女神』も新訳が予定されているとのこと)。 70年前の短編集なので、ちょっと安直な精神の病の扱い方などもありますが、全体としてはそこまで古びた印象もありません。 それに読んだのがずいぶん前で、内容を忘れかけているものも多かったこともあり、楽しく読めました。 表題作はひょっとしたら『天使ミミズ』のアイディア元にもなったのでしょうか。 ちなみに、これはよく覚えていると思った三編は、どうやらハヤカワの異色作家短編集の方でも読んでいたからの模様――なにせ『危ないやつら』は、こちらの旧版では割愛されていたそうなので。 解説にさらりと入っていたネタにもクスっとしました。「でも、おかしくないかな」と感じた部分に関して、そのネタがきちんと成立することが後で説明されているのも上手い。 | ||||
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