カーデュラ探偵社
- ユーモア・ミステリ (167)
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カーデュラ探偵社の総合評価:
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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「キッド・カーデュラ」・「カーデュラ野球場へ行く」・「くずかご」 が個人的ベストです。 | ||||
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世界初のカーデュラシリーズ完全版は嬉しいのですが、 同作家の『クライムマシン』と比べてしまうと、どうしても見劣りしてしまう。 悪くはない。悪くはない、けれども! カーデュラも、もう少し続けて、チラホラある謎(エドガーアランポーの像とか)もハッキリさせて欲しかった。残念無念。 | ||||
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ぬぅ~、私にはイマイチ合わなかったです。 短編13話の構成です。 「探偵」と言う題名から、もう少しトリックが巧妙でハラハラ、ドキドキする内容を期待していたのだが トリックも何も、カーデュラは表紙の絵のように吸血鬼ドラキュラ。 空を飛べるし、夜は目がいい、力ももの凄いパワーの持ち主。 そんな吸血鬼だから、どんな悩みでも簡単に解決できてしまう。 唯一の弱点は太陽。でもね、その太陽が昇る緊張感も全く無し。。。(^^; 期待はずれだったかな~。。。。残念! 緻密で計算されたトリックをお望みの方には少々不満が残る内容かも。 | ||||
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2006年版の「このミス」第1位というからそれなりの内容のものと思いきや、全13篇のうち、私が気にいったのは「野球場へ行く」とか「鍵のかかった部屋」とか、4〜5編くらいしかないのが残念。もっともこの手の短編集は、個人的な趣味が大いに影響するので何とも言えないが・・・・。 CardulaはDraculaのアナグラムで、Draculaは、あの・例の・いわゆる・ひとつの・青白き伯爵の伝奇に基づくお話のことである。全8編のうちには、シリーズの発端となった「キッド・カーデュラ」があるくらいだから、伯爵の最期の最後まで作っておいてほしかった。 Cardulaシリーズ以外の作品5篇では、「無痛抜歯法」「トニーのために歌おう」がいい。 | ||||
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短編集であり、ちょっと一息で読めるくらいの長さがいい。 にやっとしてしまうような。 ちょっとダークのような。 海外ミステリーの中では、日本人に向いてる作品。 初心者にもおすすめな1冊! | ||||
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アメリカの短編ミステリーの名手として長らく活躍し近年日本で再評価された名人リッチーが著した人気シリーズ「カーデュラ探偵社」8編に初訳5編を加えた全13編収録の日本オリジナル作品集です。著者の作品を読んでいつも感じるのは、推理の出来は最上級ではなくても常に一定の水準をキープしており、他に読者の心を揺り動かす人間ドラマも効果的に挿んで必ず読後に満足させてくれる見事な職人芸です。それから著者は正義を代表する警察の側から書くよりも、本書で活躍する有名な怪奇映画の花形スターに探偵を務めさせる事で世間に大っぴらに顔を出せない立場を作ったり、どんな悪事も平気な何でも有りの悪党を主役に据えたりするのを好まれる傾向がある様に感じます。その事で単純に悪党が逮捕されて終わるのではなく、探偵の裁量で自由に道を選ぶ様々なヴァリエーションを生んで物語を味わい深くしていると言えましょう。 『キッド・カーデュラ』元伯爵のカーデュラが金に困ってボクサーになり連戦連勝の大活躍をするのだが・・・・別の意味で大丈夫か?と心配になるオチです。『カーデュラ探偵社』夜間専門の探偵カーデュラは遺産相続に絡む殺人未遂事件に挑むが・・・・逆転の発想の意外な真相に目を開かされる傑作です。『カーデュラ救助に行く』カーデュラは2日連続で暴漢から女性を救い次元の歪みに落ちたのか?と疑いますが・・・・推理が冴え2つの悪事を暴く活躍がお見事です。『カーデュラと盗癖者』謎の盗癖者の正体を暴くカーデュラの推理自体は平凡ですが、依頼者への優しい心配りが胸を打ちます。『カーデュラの逆襲』一族の宿敵が身に付けた魔除けの護符を知的に巧みな手段で排除するカーデュラの活躍。『カーデュラ野球場へ行く』野球場のロッカー・ルームで泥棒が射殺された事件のダイイング・メッセージの謎を鮮やかに解き明かすカーデュラの名推理。『カーデュラと鍵のかかった部屋』依頼者の言葉を額面通りに信じないカーデュラの鋭い観察眼。『カーデュラと昨日消えた男』雲をつかむ様な事件でも情報を集めて臨機応変に対処し最善の道を探る賢人カーデュラ。『無痛抜歯法』大胆不敵な犯行の真相と奇妙な題名の意味が最後に判明します。『いい殺し屋を雇うなら』殺し屋が自分に対する殺人を依頼され不明の動機を調査し生き残りを賭けて必死の逆襲に転ずる物語。『くずかご』罪のない悪戯が人間を狂わせる戦慄のショート・ホラー。『さかさまの世界』保険会社の調査員が暴き出す不審死の裏に隠された巧妙な企み。奇抜な殺人方法が秀逸で、ラストの余韻も心に残る傑作です。『トニーのために歌おう』殺人罪で逮捕された兄を救う為に駆けつけた弟が、減刑を得ようと無実の知事の息子を共犯に仕立てるのだが・・・・意外な展開になり最後に心が洗われる哀感漂う会心作です。 本書を読んで著者の魅力は謎に真正面から向き合う正統派の物語よりも意表を突いて思考をガラリと変えさせる展開の変化の妙にあると改めて感じました。剛速球のストレートよりも切れ味鋭い変化球で勝負する名人の手練のミステリー作品集を貴方も思う存分にお楽しみ下さい。 | ||||
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