解錠師



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初公開日(参考)2011年12月
分類

長編小説

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解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

2011年12月08日 解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

【アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞/英国推理作家協会賞スティール・ダガー賞/バリー賞最優秀長篇賞/全米図書館協会アレックス賞】  けっして動かないよう考え抜かれた金属の部品の数々。でも、力加減さえ間違えなければ、すべてが正しい位置に並んだ瞬間に、ドアは開く。そのとき、ついにその錠が開いたとき、どんな気分か想像できるかい? 八歳の時に言葉を失ったマイク。だが彼には才能があった。絵を描くことと、どんな錠も開くことが出来る才能だ。やがて高校生となったマイクは、ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり芸術的な腕前を持つ解錠師になる……プロ犯罪者として非情な世界を生きる少年の光と影を描き、世界を感動させた傑作! 出版社からのコメント 全米図書館協会アレックス賞は、ヤングアダルト世代に読ませたい一般書に与えられる賞。若い世代の方々にもぜひ手にとっていただきたい一冊です。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.80pt

解錠師の総合評価:8.01/10点レビュー 104件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(7pt)

設定が良い

期待が大きかっただけに、物足りない感じでした。

わたろう
0BCEGGR4
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

解錠師の感想

1人の若い解錠師の半生を綴った物語。
ハラハラさせる場面があるが、心に残ったのは恋人アメリアとのシーン、そして、アメリアを思う主人公の心の内の描写でした。
アメリアが主人公の人生に変化と希望をもたらし、そして、この小説自体を名作に押しあげたと思います。

松千代
5ZZMYCZT
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

解錠師の感想

分類はミステリというより青春小説。
謎や驚きがなく、言葉を発せず解錠師となった主人公の成長を描く、ティーンエイジャー向けの物語。

本書は翻訳物ですが、とても読みやすかったです。
登場人物が、主人公、彼女と、その父親。あとは犯罪者数名ぐらいで少なく、カタカナ名でも人物把握は容易です。場面も主人公の身の回りなので混乱せず物語に没頭できました。

金庫破りの師匠ゴーストが、金庫は女として扱え。金庫を無傷で開けられるお前は芸術家だ。と、金庫破りの思考や、センスある表現を愉快に描かれているのが魅力的でした。原題もロック・アーティストと言うのが良いです。
若い主人公が他の犯罪者とタッグを組んで仕事をする時も、危険な目に合わず信頼をおいてもらえるのは、確固たる技術のおかげ。口がきけない、小僧といった弱みになりそうな点も確固たる能力があれば自信を持って立ち回れる姿に、何か感じる所がありました。

どんな鍵でも開けられる。でも声を発しない少年自身の心は閉ざされたまま。
なんとなくベタなのですが、それがとても把握しやすく安心して読める要素にもなってます。

ミステリとして読むと物足りなさを感じますが、
海外文学で青春物が読みたい方へは、とてもよい作品です。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

愛の為に。

ミステリ-と思い込んで読み始めたが、中身は青春小説だと言った方が合っている。

主人公が話さないのがこの物語のキモでもあるのだが、そもそも主人公の一人称で書かれているので物語中で主人公が話さなくてもどういう心理かは全て書いてあって分かるし、ノリの軽いテンポで進むのでそもそも話したくても話せないとか過去の事件のトラウマ感が希薄に感じる。

ただ、金庫破りになるまでの経緯と、金庫破りとして逮捕されるまでの犯罪エピソードが章毎に展開されそれがスピ-ド感があって良い。

最終的に、全ては恋する彼女の為、LOVEの為って事でいいんじゃないでしょうか。

タカタソン
HU0OGV5Q
No.1:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

犯罪小説であり、青春小説でもあり

8歳のときに遭遇した凄惨な事件のトラウマでしゃべれなくなった(耳は聞こえる)少年・マイクル。しかし、彼には特異な才能があった。記憶を元に絵を描くことと錠を開けること。その才能に導かれるまま、彼の人生は通常の世界から逸れて行く・・・。
物語は、現在服役中のマイクルが、逮捕されるまでの解錠師としての日々と解錠師になるきっかけとなった高校生の日々を交互に回想して語られていく。ふたつの時間を行き来する構成だが、それぞれのストーリーは時間軸に沿って展開されるので混乱することはない。というか、非常に読みやすい構成といえる。
本作の成功の秘訣は、なんといっても主人公の設定のユニークさにある。最初から最後までひと言も発しないこと、解錠(金庫破り)のプロであること、しかも17、18歳であることが融合して、犯罪小説でありながら純粋な恋愛小説、青春小説としても成立している。一人語りの物語ながら、ストーリー展開がスピーディーで、しかも多彩なエピソードが取り入れられているため、最後まで物語がだれることがない。金庫破り小説のスリリングさ、マイノリティーの視点からの皮肉なユーモア、一目ぼれした恋人に捧げる純情のほろ苦さなど、さまざまな味わいを楽しむことが出来る。MWA最優秀長編賞、CWAスティールダガー賞を受賞したというのもうなずける快作だ。
余談だが、本作はヤングアダルト世代に読ませたい本として全米図書館協会が選ぶアレックス賞を受賞しているという。しゃべれないことによる疎外感、個性を伸ばすことで得られる達成感、恋人との純愛など、多くの若者に共感されるテーマを持っているという評価であろうが、こういう犯罪小説にも賞を与えるアメリカ社会の懐の深さを物語るエピソードだと感じた。
スティーブ・ハミルトンは今回、初めて出会った作家であるが、これまでに翻訳されている3作品もぜひ読んでみたい。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.99:
(5pt)

古き良き犯罪芸術家の物語

過去のとある出来事から口から話せなくなった主人公には錠前破りの天性の才能があった…

二つの年代が交互に近づく書き方で飽きない。クライム青春物でとても面白い。さすがMWA賞とCWA賞のダブル受賞作。
解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018545
No.98:
(5pt)

満足です。

説明の通りで満足です。
解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018545
No.97:
(4pt)

何がすごいって

初恋の憧れの女性の心と股の錠を開けて侵入してしまうところがすでにロック・アーティスト(天才解錠師)だと思った。
解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018545
No.96:
(5pt)

良質な犯罪小説にして、青春小説。

"その昔、僕は"奇跡の少年"だった。やがて、"ミルフィードの声なし"となった。金の卵。若きゴースト。小僧。金庫破り。解錠師。どれもぼくのことだ。でも、きみはマイクと呼んでくれればいい。"2009年発刊の本書は声をなくした少年の光と影を描いた犯罪小説にして鮮やかな青春小説。

個人的にはミステリにはまっている事から、MWA、CWAの両賞など様々な賞を受賞している本書も手にとりました。

さて、そんな本書は8歳の時にある出来事から言葉を失ってしまった青年マイク。彼の物語が刑務所に収監されている場面から始まり、一人称の語りで【どんな経緯で凄腕の金庫破り"解錠師"になったのか】また【どうして服役することになったのか】が、二つの時間軸を行き来しながら少しずつ打ち明けるかのような形で綴られていくのですが。

国内では"このミステリがすごい!に選ばれていたり『推理小説』として受賞している本書。実際に著者が【超一流の金庫破りに合法的に取材して書きあげた】侵入時のピッキングの場面こそ、心理描写も含めて『犯罪小説』として緊張感はありましたが、いわゆる作品中で事件が起き、その犯人が誰なのか?といった【具体的な謎解き要素がなかった】のが良くも悪くも意外でした。

とは言え、ではつまらないか?と言えば、まったくそんな事はなく、むしろ【すこぶる面白く】本質的には善良な主人公が、せっかく絵描きとしての才能を持ちながら、もう1つの才能、どんな錠を開くことが出来る事を無防備に周囲に披露し続けてしまった事や、絵を通じて心を通わせる恋人アメリアの為に。と【悪の道、犯罪者として次第に転落していく】姿は、鮮やかながら切ない物語で、最終的に二つの時間軸が見事に収束するラストも含めて、素晴らしい作品だと思いました。(映像化にも向いてる作品ですね)

読みやすい犯罪小説にして『青春小説』を探す人へ。良質なエンタメ作品が好きな人へ。
解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018545
No.95:
(5pt)

素晴らしいにもほどがある!

素晴らしいにもほどがある!全ての登場人物、全てのおこる出来事が完璧にもほどがある!最高のミステリである!1人の少年の成長を通して私達も必ずや成長してしまいそうな、そんな芳醇な薫りを漂わせる甘美な一冊である‼️
解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:解錠師〔ハヤカワ・ミステリ1854〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150018545



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