ニック・メイソンの第二の人生
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娯楽作品として水準以上だと思いますが、不満もいくつかありました。例えば、 - 全般にキャラクター、設定が定番どおりでオリジナリティにかける - 主人公がなぜボスに目をかけられるのか理由付けが希薄 - 敵が弱すぎる - もったいぶっている割に、突き詰めればコージーミステリ的予定調和満載で、緊迫感に欠ける などなどです。 軽く読むにはちょうど良いかもしれませんが、「解錠師」のような詩情を期待すると、外れると思います。 | ||||
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面白いんですけど、主人公が初めて実行する様々な事柄が全て上手くいくのが、ちょっとご都合主義すぎるかなと。普通もっと焦って失敗するんじゃないの、と思うことも多少の逡巡はありながらもたやすくこなしてしまう主人公が自らを「だから俺が選ばれたのか」はちょっとねえ。 | ||||
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くどいほどに感傷的でナイーブな主人公は、猛犬にも好かれるクールガイ。 元妻と娘への思慕をつのらせながらも、刑務所を出所後すぐに女をナンパし、一瞬で相手に惚れられ初デートでベッドイン。 警察の目にとまらないようにするべきなのに、日本より基準がゆるいとはいえ、当たり前のように飲酒運転。 アメリカン・マッスルカーを転がし、二人の女をカッコ良く救い出す。 その場面では、女が敵に人質にとられているのも構わず、いきなり銃をぶっ放すというクレイジーな豪放ぶり。 小出しにされる主人公の思わせぶりな過去のいきさつは、「でしょうね」という内容。 警察内で絶大な権力を誇るエリート部署が、汚職まみれの悪徳刑事ばかりという、安っぽい設定。 謎解き要素はなく、展開も想定内で一本調子なストーリー。 他の方も書かれている通り、夢見がちな10代の少年が考えたのではと思ってしまうレベルの、主人公の造形と世界観です。 これが、50代のベテラン作家の手による作品とは。 唯一の救いは、文字が大きめで1ページあたりのその数が少ないので、実際のページ数よりも本編が短く感じられるところ。 おかげで、読了までに浪費する時間が少なくてすみました。 | ||||
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開錠師が素晴らしい作品だったのでサンプルも読まずに即購入。読んでがっかり。これはひどい。もしこの作品を出版社に持ち込んだのが無名の新人だったら、本にすらならなかったんじゃないだろうか。 ストーリーや設定に無理があり過ぎ。自動車泥棒専門の、いわばコソ泥に、なぜギャングのボスがこんな大事なミッションを託したか理解不能。400ページ近い本の前半1/3を使ってそのいきさつが説明され、ラスト近くでパンパカパーンと意外なつながりが発表されたりするんだけど、それでも説得力不足。 金も力も思いのままに動かすことが出来るギャングのボスなら、手下に命じるとか殺し屋を雇うとかするだろうに。こんな素人に毛の生えたような犯罪者使うなんてあり得ない。おまけに金を渡すだけでなく、豪華なタウンハウスに住まわせたり高級スポーツカーを与えたり。意味不明。まるで映画見過ぎの中学生に書かせたような設定。 それに女性の登場人物が、みんなお人形さん。重要な役であるはずのボスの愛人ダイアナと、ニック・メイソンの彼女ローレンに存在感無さ過ぎ。しっかりした人物造形がされておらず主人公や著者にとって都合よく動くだけ。 例えばダイアナはギャングのボスの愛人であり、レストランを支配人として切り盛りし、乗ってる車はBMWのM5。それなりに覚悟を持って生きてる強い女の設定かと思ったら、誘拐され助け出された時、びゃーびゃー泣いて立ってることもできない。暴力を振るわれたわけでもないのに。 せめて主人公に魅力があれば・・・。ニック・メイソン、あんたローレンに手を出しちゃだめだろ。自分なりのルールを決め、それを守ることでタフな世界を生き抜く強い男じゃないのかよ。それなのに元妻や娘だけでなく新たに恋人まで作って、これ以上弱みを増やしてどうすんだよ。 レビューの評価が高いので気になり、米アマゾンでの評価も見てみました。328のレビューがあり3.8でした。これなら、まあ納得。 | ||||
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なぜ囚われていたメイソンが出獄したのかや、どうして捕まったのかといった情報開示の仕方を上手に小出しにしていくから飽きないし、 元妻と娘を愛する男としての描き方も上手い。 人物の見た目や風景描写でも必要な箇所は細かく書きながら、余計なところはきれいに省略するから読みやすい。 あと同作家の『解錠師』もこれといって予想外な展開というわけでもないのになぜかとても面白かったが、 この作品も含めて越前敏弥氏の翻訳が上手いのもその理由のひとつかも。 このコンビでもっと読みたい。 | ||||
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