氷の闇を越えて



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    初公開日(参考)2000年03月
    分類

    長編小説

    閲覧回数2,638回
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    氷の闇を越えて〔新版〕 ハヤカワ・ミステリ文庫

    2013年07月10日 氷の闇を越えて〔新版〕 ハヤカワ・ミステリ文庫

    【感動の傑作『解錠師』の原点】 わたしの心臓のすぐそばには、一発の銃弾が眠っている。わたしが警官だった時代にローズという男に撃たれたものだ。あれから14年が過ぎた今、私立探偵となったわたしのもとにローズの署名のある手紙が届く。手紙は、最近わたしの身辺で起きた連続殺人はローズ自身の犯行だと告げていた。彼は逮捕され、刑務所で服役中なのだが……アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞他を受賞した、『解錠師』の著者の、記念すべきデビュー作! 著者より日本の読者へのメッセージを収録。 出版社からのコメント しばらく品切れになっていたデビュー作が、装いも新たに登場します。この機会に、ぜひ! (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

    氷の闇を越えての総合評価:7.00/10点レビュー 12件。Dランク


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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    上手過ぎて損をした?

    あの傑作「解錠師」のスティーヴ・ハミルトンのデビュー作。「私立探偵になりたくなかった私立探偵」シリーズとして、現在までに10冊が刊行されている(日本語訳は1~3作が既刊)らしいが、日本では2000年に出版され一度絶版になっていたものが、「解錠師」のヒットを受けて新版として再登場したといういわくつきの作品だ。
    「私立探偵になりたくなかった私立探偵」アレックスは、元デトロイト市警の警官だが現在は、カナダ国境に近いミシガン湖畔の静かな町で父親が残した狩猟用貸ロッジの管理人として生計を立てている独り者。ロッジ管理人で十分に満足しているのだが、知り合いの弁護士に頼み込まれ、しぶしぶ探偵仕事を引き受けたことから、連続殺人事件に巻き込まれることになる。
    アレックスには、14年前、警官時代に拳銃で襲われた時の銃弾がひとつ、摘出されないまま心臓のそばに残っているという体の傷とともに、襲撃され、相棒が殺害された現場で血の海を見たときの恐怖がトラウマとなって残っていた。そんなアレックスをあざ笑うかのように、州刑務所で服役中のはずの襲撃犯・ローズから「自分が連続殺人に関係している」という不気味な電話や手紙が届き始める。果たして、ローズは脱獄したのか? あるいは誰かがローズに成り替わっているのか?
    「服役中の犯人からの脅迫」というのは、これまで何度か目にしたパターンで、スティーヴ・ハミルトンはどういうトリック(仕掛け)で驚かせてくれるのか興味津々だったが、予想を裏切る展開で最後まで謎を明かさずに引っ張ってくれた。
    メインのストーリー、登場人物のキャラクター、謎解きの面白さ、情景描写の巧さなど、どれをとっても合格点で、デビュー作とは思えない上手さを感じる作品だが、ぜいたくを言えば“整いすぎている”感が否めない。多少の破たんはあっても、もっとインパクトがある方が好ましい。そこが、3作目までで翻訳がストップしている理由かなと思った。
    ハードボイルド、サスペンスより抒情重視の読者におススメかな?

    iisan
    927253Y1
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (5pt)

    氷の闇を越えての感想

    『解錠師』がとてもよかったので、この私立探偵のシリーズも手にとってみたのですが、こちらの方はちょっとしっくりこない終わり方でした。
    アメリカ北部、スペリオル湖沿岸の自然豊かな小さな町の話で、元警官の私立探偵アレックスが事件を解決するのですが、事件の真相があまりにもひねられすぎていて納得がいきません。

    警察官が主役でないので、こういう終わり方もありなのかもしれませんが、先日読んだ『凍りつく心臓』とは場所的にも元警官(保安官)と言うところ、年齢やトラウマなど設定も似ているものの、圧倒的に前者の方が読み応えがあります。シルヴィアとの関係も始まりが一切描写がないので、どの登場人物にも非常に共感しにくいものがありました。
    警察官時代に撃たれたと言う恐怖のトラウマだけが強調されすぎていて、周りの人間との関係の描写が少なすぎて、よけいにしっくりこなかったのかもしれません。

    たこやき
    VQDQXTP1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.10:
    (3pt)

    普通でした。

    私個人の感じ方でしかないので、直接手に取って確かめられる方はどうぞ。
    氷の闇を越えて (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:氷の闇を越えて (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151718516
    No.9:
    (5pt)

    「話せば長い」、元プロ野球選手で警官上がりの探偵、トラックで駆けまわる

    地味な地方の町でも探偵が活躍できる事件があるものだ。まず、そんな感想を抱かせる。
     金持ち一族、弁護士、警察、カジノ。その間を主人公がトラックで走り回る。犯人は遠い監獄に収監されているはずなのに、事件は続く。途中から不可能な犯人をめぐるミステリ要素が強くなって、意外な結末へ。この設定が凄く面白くて、上出来なミステリ、意欲的なデビュー作だと思った。
     モノローグのハードボイルドミステリだと、探偵のキメ台詞がつきものだ(と私は思う)。主人公アレックス・マクナイトの場合は。何度か登場した「話せば長い」というセリフがお似合いな気がする。原語での表現が気になるところだ。
    氷の闇を越えて〔新版〕 ハヤカワ・ミステリ文庫Amazon書評・レビュー:氷の闇を越えて〔新版〕 ハヤカワ・ミステリ文庫より
    4151718559
    No.8:
    (1pt)

    酷い

    半ばで誰が犯人(または一味)かわかってしまう。 撃たれた経験の克服も、一般人は打たれて経験がなにkいので共鳴しにくい。 主人公の倫理的な姿もかかれていないので共鳴しにくい。 ラストを見て、これで終りか!と驚愕した。
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    4151718559
    No.7:
    (3pt)

    解りやすい推理小説

    異常者に撃たれて警察を辞めた主人公が計略にはまって大変な目にあいます。
    で、事件は解決されて主人公は復讐を誓ってお話は終わりました。

    うん、普通ですねえ。

    ハラハラ、ドキドキ、どんでん返し、捻りのきいたプロット、など特に目立った
    点はありません。主人公はヒーロータイプでもなく、ちょっと頼りないところもあります。
    撃たれたことがトラウマになっていて、脆弱な面があって少々、物足りません。
    何より、犯人が容易に推測できてる点も残念でした。

    でもね、相変わらず状況説明と会話のバランスが巧みなところは見事です。
    バランスが良いんですね。

    解錠師とどうしても比較してしまう訳ですが、本作は邦題が稚拙でストーリー
    が凡庸で★3つでした。
    氷の闇を越えて〔新版〕 ハヤカワ・ミステリ文庫Amazon書評・レビュー:氷の闇を越えて〔新版〕 ハヤカワ・ミステリ文庫より
    4151718559
    No.6:
    (3pt)

    『開錠師』以上の作品とは思えなかった。

    評者は、スティーヴ・ハミルトンの作品を初めて読んだのが『解錠師』であったが、結構楽しめたので著者の処女作である本書を読んでみた。
     この『氷の闇を越えて』という作品で著者が多くの賞を受賞し、大型新人登場と喧伝されたようである。
     著者は、本書の主人公アレックス・マクナイトという新しい探偵像を描くことにより、読者がマッチョなヒーロー探偵の登場を期待するのを裏切るという裏ワザで作家として登場したのに成功したようである。
     凶弾に倒れ、九死に一生を得て警察を退職したアレックスという男の恐怖や優柔不断さを見事に描いていることに異論はない。
     また、ストーリー展開も無駄があるようでもそれなりにプロットを正確に組み立てている手腕は、新人らしからぬ巧みさだと思えた。
     が、評者は、この後二冊翻訳刊行されている探偵アレックスシリーズを読む気にはならないのである。(これは好みの問題だから仕方ない)
     評者が先に読んだ『開錠師』こそ著者の才能が生かされるジャンルではないかと思ってしまったのである。
     本書は、残念ながら『開錠師』以上の作品とはどうしても思えなかった。
     
     
     
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