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氷の闇を越えて
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氷の闇を越えての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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私個人の感じ方でしかないので、直接手に取って確かめられる方はどうぞ。 | ||||
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地味な地方の町でも探偵が活躍できる事件があるものだ。まず、そんな感想を抱かせる。 金持ち一族、弁護士、警察、カジノ。その間を主人公がトラックで走り回る。犯人は遠い監獄に収監されているはずなのに、事件は続く。途中から不可能な犯人をめぐるミステリ要素が強くなって、意外な結末へ。この設定が凄く面白くて、上出来なミステリ、意欲的なデビュー作だと思った。 モノローグのハードボイルドミステリだと、探偵のキメ台詞がつきものだ(と私は思う)。主人公アレックス・マクナイトの場合は。何度か登場した「話せば長い」というセリフがお似合いな気がする。原語での表現が気になるところだ。 | ||||
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半ばで誰が犯人(または一味)かわかってしまう。 撃たれた経験の克服も、一般人は打たれて経験がなにkいので共鳴しにくい。 主人公の倫理的な姿もかかれていないので共鳴しにくい。 ラストを見て、これで終りか!と驚愕した。 | ||||
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異常者に撃たれて警察を辞めた主人公が計略にはまって大変な目にあいます。 で、事件は解決されて主人公は復讐を誓ってお話は終わりました。 うん、普通ですねえ。 ハラハラ、ドキドキ、どんでん返し、捻りのきいたプロット、など特に目立った 点はありません。主人公はヒーロータイプでもなく、ちょっと頼りないところもあります。 撃たれたことがトラウマになっていて、脆弱な面があって少々、物足りません。 何より、犯人が容易に推測できてる点も残念でした。 でもね、相変わらず状況説明と会話のバランスが巧みなところは見事です。 バランスが良いんですね。 解錠師とどうしても比較してしまう訳ですが、本作は邦題が稚拙でストーリー が凡庸で★3つでした。 | ||||
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評者は、スティーヴ・ハミルトンの作品を初めて読んだのが『解錠師』であったが、結構楽しめたので著者の処女作である本書を読んでみた。 この『氷の闇を越えて』という作品で著者が多くの賞を受賞し、大型新人登場と喧伝されたようである。 著者は、本書の主人公アレックス・マクナイトという新しい探偵像を描くことにより、読者がマッチョなヒーロー探偵の登場を期待するのを裏切るという裏ワザで作家として登場したのに成功したようである。 凶弾に倒れ、九死に一生を得て警察を退職したアレックスという男の恐怖や優柔不断さを見事に描いていることに異論はない。 また、ストーリー展開も無駄があるようでもそれなりにプロットを正確に組み立てている手腕は、新人らしからぬ巧みさだと思えた。 が、評者は、この後二冊翻訳刊行されている探偵アレックスシリーズを読む気にはならないのである。(これは好みの問題だから仕方ない) 評者が先に読んだ『開錠師』こそ著者の才能が生かされるジャンルではないかと思ってしまったのである。 本書は、残念ながら『開錠師』以上の作品とはどうしても思えなかった。 | ||||
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評者は、スティーヴ・ハミルトンの作品を初めて読んだのが『解錠師』であったが、結構楽しめたので著者の処女作である本書を読んでみた。 この『氷の闇を越えて』という作品で著者が多くの賞を受賞し、大型新人登場と喧伝されたようである。 著者は、本書の主人公アレックス・マクナイトという新しい探偵像を描くことにより、読者がマッチョなヒーロー探偵の登場を期待するのを裏切るという裏ワザで作家として登場したのに成功したようである。 凶弾に倒れ、九死に一生を得て警察を退職したアレックスという男の恐怖や優柔不断さを見事に描いていることに異論はない。 また、ストーリー展開も無駄があるようでもそれなりにプロットを正確に組み立てている手腕は、新人らしからぬ巧みさだと思えた。 が、評者は、この後二冊翻訳刊行されている探偵アレックスシリーズを読む気にはならないのである。(これは好みの問題だから仕方ない) 評者が先に読んだ『開錠師』こそ著者の才能が生かされるジャンルではないかと思ってしまったのである。 本書は、残念ながら『開錠師』以上の作品とはどうしても思えなかった。 | ||||
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原題 A Cold Day in Paradise 1998年発表。アメリカ探偵作家クラブとアメリカ私立探偵作家クラブの処女長編賞をダブル受賞。 『解錠師』(2009年)が高く評価されベストセラーとなった著者のデビュー作。 「わたしの胸のなかには銃弾がある」という印象的な一文で始まる本書は警官時代に負った身体と心の傷がもたらした恐怖心を主人公が事件を解決することで克服していく様を描いて感動的であり、同様なテーマを扱ったディック・フランシスの諸作と比べてもひけをとらない。ロス・マクドナルドを思わせる豊かな自然描写や静謐な叙情を忍ばせた文体も素晴らしい。 ネオハードボイルド以降の私立探偵小説の定型を踏まえながらも、サイコスリラー的要素を加えた捻りの効いた展開で読者を飽きさせることなく物語を運んでいく。堅牢なプロットと謎解きの興味をおざなりにしない手腕はこの時点で確かなものとなっている。 アレックス・マクナイト・シリーズは本書の後も『ウルフ・ムーンの夜』『狩りの風よ吹け』(すべてハヤカワミステリ文庫)が翻訳されているが、日本において正統的な私立探偵小説の影が薄い今、未訳作品(米国では未だシリーズ継続中)も紹介される事を期待する。 | ||||
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The Lock Artistに大感激して読んだSteve Hamiltonの二つ目の作品。エドガー賞受賞作品らしい。英語は分かり易く、テンポよく話が進み、十分に最後まで楽しめます。、登場人物が少ないので、最後の謎解きは予想通りですが、そこに至るまでにいろいろ楽しませてくれます。 The Lock Artistが犯罪ものの割にはラブロマンス的な要素があるのに対し、これは純粋に探偵ものの謎解きです。どちらが好きかというと、The Lock Artistの方が好きですね。 | ||||
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元野球選手、元警官、私立探偵のマクナイトものの処女作。 解錠師もそうだったが、スティーブ・ハミルトンの人物造形、描写力をすばらしい。 苦も無くストーリーの中に取り込まれて一気に読了した。 ストーリー自体は派手さもそれほどなく、強烈なひねりがきいているわけではないが、無駄をそぎ落としつつ、かつ丹念に描きこまれた物語世界に魅了された。 途中で翻訳が止まってしまったようだが、ぜひとも残りの出版を続けてほしい、もしくは原著で読んでも、と感じた逸品。 | ||||
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探偵マクナイト登場!ってことでシリーズ第一作目なのに、なおかつ作者の処女作なのに、なぜだかマクナイトと初対面の気がしなかった。いや、他の真似をしているという意味では全然なく、人物造形がめちゃくちゃうまいせいじゃないかなと思う。彼の過去、奥さんのこと、過去の情事のこと、みんな謎めいていて、小出しにしか明かされないし、結局最後になっても不明部分があった。でも、そこがすごくいい!一ページ目を開いた途端に動き始めたような、薄っぺらで、書き割りめいた話も時々あるが、この本には深いリアリティがあり、主人公がたしかに生きている。 | ||||
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