深い疵



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深い疵 (創元推理文庫)
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初公開日(参考)2012年06月
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長編小説

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深い疵 (創元推理文庫)

2012年06月21日 深い疵 (創元推理文庫)

ホロコーストを生き残り、アメリカ大統領顧問をつとめた著名なユダヤ人が射殺された。凶器は第二次大戦期の拳銃で、現場には「16145」の数字が残されていた。司法解剖の結果、被害者がナチスの武装親衛隊員だったという驚愕の事実が判明する。そして第二、第三の殺人が発生。被害者の過去を探り、犯罪に及んだのは何者なのか。ドイツで累計200万部突破の警察小説シリーズ開幕。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.20pt

深い疵の総合評価:8.06/10点レビュー 33件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(6pt)

かなり読みにくいです!

戦争が背景にあるので、歴史を把握していないと、かなり読みにくいと思います。
私の場合、歴史にも浅く?時代背景もよく分かっていないため、ものすごく読みにくい、というか、理解しがたくて
途中断念しそうなくらいでした。

終わってみれば、理解し難かった歴史よりも、登場人物主体の殺人事件だったので
「読みにくくて困るぅ~」と、思う方にはそれよりも事実?だけを追うのもいいのではないでしょうか?と、アドバイスしたいですね。

いま、「死体は笑みを招く」を読んでいる途中なので言えることですが
このコンビはなかなか良い感じです。
段階を経て築きあう関係って、読む側としても好印象です。

ももか
3UKDKR1P
No.4:
(7pt)

ネレの写真を見てファンになりそうです

最近やっとドイツのミステリーに触れることができました。やはりナチに起因する作品が多くなるのだろうなと思ってましたが、この「深い疵」もその例にもれませんでした。登場人物の人物の人間関係が複雑で後半からはゆっくりと読まなくてはなりませんでした。普通に面白かったです。別の作品も手にとります。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

深い疵の感想

いやはや。久々に頭使って読みました。かなり重厚です。

久々の翻訳物を読んだ為か名前や人物の把握に苦労しました。
中盤までは登場人物ページをいったりきたりしていました。
ピア警部に至っては、最初勝手に"警部"だからと、男の印象で読み進めてしまっていて、
女性警部と把握した時は、日本の警察小説で女性の階級が高いものって少ないな。と、国の違いを感じていました。

著者に関しても男性作家だと思っていたのですが、
読書後に著者を調べたら女性作家だった事に驚き、
それで、女性のキャラが生き生きしていたのかと合点。
などなど、名前に然り、ドイツの事をまったくもって把握していない自分を改めていました。
そんな自分に対して、本書がドイツのご当地物といいますか、情景・歴史がよく描かれているのでかなり学ばされた本でした。ミステリを通して他国を感じられるのは良いです。

かなり緻密な構成でストーリー展開は良い意味で混乱。
全容が分かる後半は、もうなんか凄い事になってるな。と感じるしかなかったです。

オリヴァー とピアの関係も素敵で好み。人物把握が慣れた所で、他のシリーズを読もうと思いました。
個人的には本書はシリーズの雰囲気・下地を把握する魅力的な体験版と言った感じでした。

egut
T4OQ1KM0
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

深い疵の感想

邦訳の本としてはまだこれ一冊と言う本作。こちらのサイトでの高評価なレビューを見て手にとってみました。その高評価を裏切らない、非常に読み応えのある警察小説でした。
アウシュビッツを生き抜いたユダヤ人であり60年もアメリカの大統領顧問として活躍してきた著名人が頭を撃ち抜かれて殺される事件が起こり、司法解剖の結果被害者はナチだった事が判明するのですが、政治的な圧力がかかり捜査することを強引に止められてしまいます。
しかし第2、第3の殺人が続いて起こり、主役のオリヴァーはじめ殺人捜査課のメンバーが事の真相を追っていくのですが、捜査の過程や人物描写も素晴らしく、内容も深く重く読みかけると最後までやめることができませんでした。

ただ、シリーズの3作目だと言う事で、物語は独立していて面白いものの主役を含めた捜査陣の背景などが1作目からだともっと感情移入しやすかったかもしれません。

それにしても戦後の対応の違いをまざまざと見せ付けられた気がしました。同じ軍国主義に走り敗戦国となったにもかかわらず、ドイツと日本ではあまりにもその後が違いますね。
昨今の状況を見る限り、ただ臭いものに蓋をしてきただけの日本は、本当の意味で戦後の責任や反省をしてきたとは思えません。あんな時代にまた逆戻りするのではないかと、読み終わったときに思わず感じてしまいました。

登場人物も多く名前もなじみにくいので敬遠する方もいるでしょうが、ぜひ多くの方に読んでもらいたいと思いました。

たこやき
VQDQXTP1
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

深い! 面白い!

今や“ドイツミステリの女王”と呼ばれているネレ・ノイハウスの本邦デビュー作。本作品は実はシリーズ全5作の3作目で、日本では次には4作目が出版されるという。シリーズものなので、警察小説ではおなじみの組織の軋轢や人間関係なども読みどころではあるが、事件捜査ものとしてきわめて高いレベルで完結しているので、シリーズの途中から読み始めたという違和感はまったく感じなかった。訳者によれば「ノイハウスの真価が分かる」作品から日本に紹介しようということのようだが、本作品だけでいっぺんにファンになりシリーズ全部を読みたくなったのだから、その作戦はずばり成功したといえるだろう。
物語は、ホロコーストを生き延びアメリカ大統領顧問まで努めた著名なユダヤ人が射殺死体で発見されたところから始まる。現場には「16145」の数字が残されていた。さらに、司法解剖の結果、この被害者がナチス親衛隊員だったことが発覚した。そして、第二、第三の殺人現場でも「16145」の数字が残され、連続殺人事件へとつながっていく。果たして、犯人は、動機は? ホーフハイム刑事警察署捜査十一課のメンバーは暗中模索の捜査活動に乗り出して行くが・・・。
ドイツでは総計200万部を突破している警察小説シリーズの一作だけあって、実に面白いストーリーに驚嘆し、緻密な構成にうならされ、本当に読み応えがあった。
最近、スウェーデン、デンマークなどのミステリを読む機会が増えていたが、今度はドイツのミステリの面白さを発見した。ノイハウス同様に評価が高いフォルカー・クッチャーも含め、今後の翻訳出版が大いに楽しみである。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.28:
(5pt)

深く骨太い

実はナチの親衛隊だった者が殺したユダヤ人の名を騙りのうのうと生き延びている、このストーリーは小説やドラマでも別に珍しくは無い。
アメリカのコールド・ケースという人気ドラマでもあった。
だが、この本はドイツ人が書いているので他と比べて深いし骨太になっている。ドイツばかりじゃなく、ポーランド、東プロセインやらスイス、イタリア等との関わりも細かく描かれている。
まあ、敢えて言えばレーガン大統領の顧問になるような人間が身体検査曖昧だったってのだけ現実味に欠けるかな?(笑)つまりアメリカ人の書いた本じゃないからアメリカのそこら辺が詰めが甘い。もう少し小物にしておけば完璧だった。
深い疵 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:深い疵 (創元推理文庫)より
4488276059
No.27:
(2pt)

まとまりが無く警察小説としても面白くない

ナチ物は好きなので、我慢して読んだ。
疲れた。

登場人物が多いし、どれも個性が無く覚えられない。
ご都合主義なところも多い。
警察小説と言っても、その捜査力はちっとも際立っていないし
主人公警部2人(オリバー&ピア)もたいして冴えていない。

最後の100ページはまあ一気に読んだけど
もうこのシリーズは読まないだろうな・・

気になった点
ほんの些細な所なんだけど、
P511「KMF社の元の所有者であるユダヤ人ヨーゼフ・シュタインがドイツに戻った時は会社を返却するという契約書が見つかった」というのなら、そこをどうしたかを書いてほしかったな。
この子孫とかを見つけて処理を始めているというのが、まあ、お話としては必要でしょう。
「黄金のアデーレ」のように訴え出る人がいなくても、そこを進めてゆくのがお話としても
気持ち良いのでは?

まあ、これは私の好みで会って作者の意図は不明。

あー疲れた。
深い疵 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:深い疵 (創元推理文庫)より
4488276059
No.26:
(4pt)

現代ドイツ版「犬神家の一族」

日本では著者の最初の訳出となった本書。
当然ここから読んでもシリーズ読破に影響は感じませんが、人間関係が多少混乱するかも。
主人公二人を含め、シリーズキャラも巻を追うごとに変化します。
登場人物が多くてキャラクターを把握するのに時間がかかりますが、それだけに読み応え満点!
面白かったです。

第二次大戦とナチズムがもたらす悲劇はドイツ社会に今でも暗い影を落としている。
それを小説の設定に使っても不自然を感じないことがドイツ人の戦争認識の強さを物語っている。
日本ではそれこそ横溝正史あたりで終わっていますよね…

訳文がどうにも硬いと感じるので星一つ減。
これは翻訳者の力量なのか基の文章からしてそうなのかはわかりません。
厳しいようですが、小説世界への感情移入を妨げることが何度もあったので。
深い疵 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:深い疵 (創元推理文庫)より
4488276059
No.25:
(4pt)

面白い!

アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。
深い疵 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:深い疵 (創元推理文庫)より
4488276059
No.24:
(4pt)

評判どおりの面白さ

ドイツの警察物ミステリー。
アマゾンでおすすめされて、レビューの評判もよかったので期待して読みましたが、評判どおりの面白さでした。

上流階級出身の首席警部・オリヴァーと、女性刑事・ピアのコンビが活躍。
二人の間にラブはありませんが、お互いを信頼し合い、欠点を補いあって捜査を進めるところが、エリザベス・ジョージ作の「ふさわしき復讐」などのトマス・リンリー警部とバーバラ・ハヴァーズ刑事のコンビシリーズに似た雰囲気と思いました。
リンリー警部シリーズが好きな方には特にお勧めします。
深い疵 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:深い疵 (創元推理文庫)より
4488276059



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