黒のクイーン



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    初公開日(参考)2014年01月
    分類

    長編小説

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    黒のクイーン (創元推理文庫)

    2014年01月29日 黒のクイーン (創元推理文庫)

    首と手を切りおとされ、ビロードにくるまれた死体。古都プラハでおきた連続殺人事件に、ウィーンの探偵ホガートが挑む。『夏を殺す少女』の著者が仕掛ける驚愕の真相とは? (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

    黒のクイーンの総合評価:7.42/10点レビュー 12件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:
    (6pt)

    怖そうで怖くない、残酷そうで残酷でない

    もっと残酷な殺人事件と思って読みだしたのですが・・・・。
    ちょっというと、ハードボイルド風?殺人事件そのものよりも、二人の活躍ぶりが前面に出ていて
    その点はがっかりでした。
    ただ、話としては面白いです。

    ハードボイルドがお好みの方にはお勧めです。
    ミステリーとしては、ちょっと物足りない?かも!


    ももか
    3UKDKR1P
    No.1:
    (7pt)

    やや重たいサイコミステリー

    「夏を殺す少女」で日本デビューしたアンドレアス・グルーバーが、「夏を〜」以前に書いていた保険調査専門探偵ホガート・シリーズの第一作。シリーズはすでに第2作が発表されており、全3部作で計画されているという。
    ウイーンの探偵ホガートが依頼されたのは、プラハの美術館に貸出した絵画が焼失した事件と、それを調査するためにプラハに派遣され、「焼失した絵画は偽物だ」という連絡をよこした後に行方不明になった保険会社調査員を探し出すこと。プラハでの調査を開始したホガートは、行方不明の調査員の足取りを追う中で、地元の女性探偵イヴォナと出会い、彼女が調査している猟奇連続殺人事件に関わることになる。
    物語は途中から、保険会社からの依頼はそっちのけで連続殺人の捜査が中心になり、「あれ?」と思っているうちに意外な形で両者がつながり、一応の辻褄はあってくるのだが、やや強引な感じがするのは否めない。この点を始め、全体的に粗削りな印象を与えるが、古いモノクロ映画を偏愛する主人公のキャラクター設定が成功して、読み応えは十分。猟奇殺人のサイコパスが主題になっていることに加えて、「(プラハの中心を流れる)ヴルタヴァ川の霧の中では夢と現実の境界はあいまいになる」といわれるプラハの街も重要な役割を果たしている、やや重い印象のホラー風味サイコミステリーである。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.10:
    (4pt)

    プラハを舞台とした連続殺人事件を描く雰囲気たっぷりのミステリ

    名画の焼失事件が徐々に連続殺人事件とリンクしていく展開はよくできている。
    様々なキャラが絡み事件の謎が広がっていくプロット、プラハという東欧の陰影のある街の描写も魅力がありラストまで一気に読める。
    ただ、名画焼失の方が物足りないし、キャラやそこに付随するドラマも少し大仰な作り物っぽいところは残念。
    黒のクイーン (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:黒のクイーン (創元推理文庫)より
    4488160069
    No.9:
    (2pt)

    興ざめ

    本の内容とは関係ありませんが、本の紙が機械シワみたいになっていたり上部が切れていたり雑にな作りでした。どうしても読みたかったので返品しませんでしたが10カ所以上あり残念でした。
    黒のクイーン (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:黒のクイーン (創元推理文庫)より
    4488160069
    No.8:
    (5pt)

    捻りを効かせた予想外の展開で一気読みさせる猟奇殺人サイコ・サスペンスの力作です。

    今後が非常に楽しみなオーストリア・ミステリーの旗手グルーバーの邦訳2作目で猟奇殺人サイコ・サスペンスの力作と自信を持ってお奨めできる「探偵ホガート」シリーズ第1弾です。本書の前年に紹介された「夏を殺す少女」のレビューでは少し厳しい書き方をしてしまいましたが、今回の二冊目を読み終えて全面的に考えを改めました。私は著者が偶然の要素を大胆に活用してストーリーを決してありきたりではなく常により面白くしようと努めている旺盛なサービス精神の持ち主なのだと思いましたね。それから2作に共通するのは、作中の経緯のパターンは多少違いますがどちらも男女ペアによって事件の捜査が進められるという点で、これは著者の好んで使う得意技なのだろうと思いましたね。
    しぶといと評判の保険調査専門探偵ホガートは今回プラハの美術館での絵画焼失事件とその調査に赴いた女性調査探偵の失踪の謎を探る仕事を依頼される。やがて手掛りを追って女探偵の立ち寄り先である暗黒外のボス、グレコ宅を訪れたホガートはそこで偶然に地元の女私立探偵イヴォナと出会い大掛かりな猟奇連続殺人事件の存在を知る事となる。
    本作で著者が考えた「首と両手を切断され白黒2色のビロードでそれぞれくるまれた男女の死体」というど派手な演出は、サイコ・ミステリーとしての魅力に満ち溢れた出来で中々にインパクトのある設定だなと思いましたね。まあ身元の偽装という点ではやや肩すかしでしたが、でもその種のトリックは有名になりすぎていますので却って踏み込まずにシンプルで正解だったでしょう。本書でも犯人は中盤でほぼ明らかとなるのですが著者は別の角度からの仰天すべきトリックを仕掛けていて読者を大満足させてくれます。私が特に感心したのは、序盤での二人の探偵を犯人が襲撃する家屋爆破、中盤でのチェス名人の老人の誘拐、そして最後の二人の探偵と犯人との対決シーンに突然割り込んで来る邪魔者、等々という予想外の展開の連続で常に緊張状態を持続させて読者を絶対に飽きさせない著者の真に芸達者なストーリーテリングの冴えですね。まあ大部分が無意味な殺しという事実には如何にもサイコ・ミステリーならではのえげつなさがありましたが、探偵ホガートの依頼された事件との関わらせ方は非常に巧妙でしたね。そして犯行方法の理由づけにも(やや強引ながらも)このジャンルならばさもありなんと納得させる説得力がありましたね。「夏を殺す少女」でも感じた点ですが、殺人を犯す人間は程度の差があれ狂っている事に間違いないのですがそれでも今回も犯人に一抹の同情の余地を残す悲しい人間ドラマを描いている所がきっと著者ならではの流儀なのでしょうね。さて、本作では著者の人物造形の確かさをより強く実感できましたね。過去に何かと曰くがありそうな魅力的な女私立探偵イヴォナと凄腕の空手家の弟オンドレイとその相棒イジー、ヤバそうな暗黒外のボス・グレコとそのボディガードのデミトリ、殺人課の警部ノヴァチェクはどうしてこんなにも無能なのか?でも何時も肝心な時に現場に不在だからこそ皆が自由気ままに動き回れて更に事件が盛り上がるのですね。チョイ役の恐妻家でチェス名人のヴェセリーも良い味を出していましたね。そして我らがヒーローの探偵ホガートは何て勘の鋭い素晴らしいイマジネーションの持ち主なのでしょう!完全に息詰まり土壇場に追い詰められた時に思わぬ力を発揮するのですから誠に天才的だと思いますよね。過去の不運なエピソードの傷を心に抱えながらも決して逃げずに立ち向かう根性はたいしたものだと思いますし、今回も安易に帰国の道を選ばずに自腹を切ってまで事件を決着させようと懸命に頑張る姿勢には深い感動を覚えましたね。また最後に咄嗟の機転で取った行動は彼が優しさと勇気を兼ね備えた心の温かい人間である事を如実に証明していますよね。残念ながら女探偵イヴォナとはこれでお別れみたいで将来二人が男女の深い仲に発展する事はなさそうですが、その代わりにラストでは彼が今は人妻となっている別れた女エーファの面影が脳裏を過ぎらずにどうやら呪縛から漸く解放されたらしい事が一番良かったと思いますね。
    黒のクイーン (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:黒のクイーン (創元推理文庫)より
    4488160069
    No.7:
    (2pt)

    信じられない!

    作品自体はまぁまぁですね。どうにもこうにも納得できないのは、主人公ホガートが調査の為プラハに出向きそこで知り合った女性を二人称で呼び掛ける際に「あんた」とは・・・・ これでは主人公の人間性を下げてますよ、翻訳者さん。”夏を殺す少女”の時も思いましたが、会話をもっと丁寧に表現して欲しいです。今後この翻訳家の作品は遠慮します。
    黒のクイーン (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:黒のクイーン (創元推理文庫)より
    4488160069
    No.6:
    (3pt)

    違った雰囲気のヨーロッパミステリー

    プラハという日本人にはなじみの薄い地域のせいか、入り込めなかった感あり。
    オーストリアという国についての知識が必要だと感じました。
    センスは良いので今後に期待
    黒のクイーン (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:黒のクイーン (創元推理文庫)より
    4488160069



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