極夜 カーモス
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2010年代のミステリ界の最大の収穫の1つとして質の高い北欧ミステリが次々と刊行されてきたことが挙げられる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりといっても、二作目ですが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フィンランド北極圏にある小さな町の警察署長カリ・ヴァーラ警部シリーズの第一作。アメリカ生まれでフィンランド在住という異色作家の実質的なデビュー作である。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台はフィンランド。 ソマリア移民の二流?三流?女優が惨殺されているのが見つかりすすむ捜査。 事件の筋が面白いというより、フィンランド社会の抱える問題が垣間見えるのが面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いと評判のミステリーなので、どんなものかと読んでみましたが、どこが面白いのか全く分かりません。こんな強引でご都合主義の結末だとは。物語は主人公の主観としての視点からほとんどが描かれるため、読者に客観的な事実がほとんど提供されません。作品中で主人公の「推理」がなんども披露されますが、その「推理」のお粗末さに呆れます。「推理」がお粗末なため、それと異なる「真実」が後で明らかになっても、なんの意外性も感じることが出来ません。しかも、その「真実」とやらの荒唐無稽さ。正直、素人が書いたような出来の悪いミステリーとしか思えません。なぜ、このミステリーが人気なのかさっぱり分かりません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドロドロした人間の情念が怖気が起きる殺人を招いていく。 どうしてここまでやる必要があるの?というほどの殺害方法が酷い。 寛容で滋味に溢れる人柄をイメージする北欧の人々の本当の姿は、 傲慢強欲、憤怒色欲、差別侮蔑が渦巻くドロドロしたものなのか? 悲しい人生を歩む主人公は、そんな魑魅魍魎の世界でさらに苦悩していく。 撃たれ傷つき生死を彷徨う。 そんな浮かばれない世界が展開するお話ですが、安らかでほっとする ラストがきちんと待っている そして翻訳もとてもいい。とても読みやすい。 コーエン兄弟が監督したらいい映画になるでしょうね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここ数年はやりの北欧ミステリ。翻訳モノや映画でわりと馴染みのある米英の風土とはかなりちがう文化がある(らしい)。 作者はそのことを文中でなんども指摘し、アメリカ人の妻とフィンランド人の主人公の微妙な価値観のズレが横糸になっている。 面白かったのは、衝撃的な事件の直後に「北欧三国にはほとんど連続殺人はない。だから、まずドイツ人と日本人の観光客を洗うことにした。アメリカ人を後回しにしたのは、容疑者があまりに多くなってしまうからだ」という意味の独白。 いわゆる「ミランダ警告」を要求する容疑者に、担当警部が「アメリカ映画の見過ぎだ」と突き放すシーンがクールだ。 また、J・エルロイで有名になった『ブラックダリア事件』が重要なモチーフになっているのも、ノワールファンには見逃せない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フィンランド発のミステリー、それも極北ラップランド。 「ポーチのかかっている温度計はマイナス三十二度。暖かくなってきた。」 これは寒い。 「ストロベリーナイト」誉田さんなみのグロテスクな犯罪だけど、一気に一晩で読まされてしまう面白さ。 さらになかで、ジェームズ・エルロイの傑作「ブラックダリア」も登場し、海外ミステリーファンをうならせます。 なにより平生知らないラップランドの風景、生活、習慣、宗教がなるほどそうかと納得できてしまうので、 娯楽ミステリーとあなどってはいけない。 主人公カリ・ヴァーラ警部たちのぎりぎりの精神的極夜(カーモス)に読む者も凍りつく。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 13件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|