黄昏に眠る秋
- CWA賞 (2)
- エーランド島 (3)
- エーランド島四部作 (4)
- スウェーデン推理作家アカデミー賞 最優秀 (1)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.25pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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物語に合った文体がとても良くさらに雰囲気を醸し出すという効果を担っている。ガツガツした語り口ではなくゆっくり読み進むことがこのミステリを楽しむもう一つの要素だ。 | ||||
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いきなりスウェーデンと英国で新人賞を受賞したという、スウェーデンの人気作家のデビュー作。秋、冬、春、夏と続く「エーランド島四部作」の第一作でもある。 | ||||
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よく出来た小説だと思います。 | ||||
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海外物は異常な登場人物やバイオレンスなど、日本にはない刺激的な要素でスリルやサスペンスといった作品に出会う事が多いのですが、本書はそれらとは違う作品です。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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4点にした。 なにを書いてもネタバレになるから、触れないが、軽く、あまりにも軽くなってしまう。 それは、致命的ですらある。 でも、最後まで読ませるので、2点や3点にはしない。 | ||||
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霧の中、突如行方不明になった息子 そこから離れられない母と祖父 地元にいた悪人 北欧ミステリらしい、付きまとう重たい空気と、細かい人間関係でストーリーが展開していく 話としてはそれほど独創的なものでもなく、北欧ミステリを読まれる方には、違和感なく楽しめる作品かと思います。 が、読みづらい 著者の本を読むのはおそらくこれが初めてなので、原作がこうなのか、翻訳があぁなのかは判りませんが、自分に合わなかったのか終始読みづらさを感じてしまった。主語が入り過ぎている感じかな? まぁここら辺は好みでしょうか 別の言い方をすれば、読みづらさを忘れるくらいに面白い・・・とまでは感じなかったということ もう一作は読んでみようと思います。 | ||||
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霧に包まれたエーランド島で、幼い少年が行方不明になった。それから二十数年後の秋、少年が事件当時に履いていた靴が、祖父の元船長イェルロフのもとに突然送られてくる。イェルロフは、自責の念を抱いて生きてきた次女で少年の母のユリアとともに、ふたたび孫を探しはじめる。長年の悲しみに正面から向き合おうと決めた二人を待つ真実とは。 | ||||
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ゆったりとしたテンポで、過去と現在を交互に書きながら最後に全ての謎がクリアになりました。そういう意味ではスッキリなのですが、それで分かった事実が切なかったです。読後の感想としては、皆さん残された人生を前向きに生きていってくれればいいな、という感じでした。 | ||||
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いろいろと北欧ミステリに手を出してきましたが、この作家は初読です。いかにも北欧ミステリらしく、全体が寒々とした暗い色調に覆われています。荒涼とした灰色と薄青の海と空、スウェーデン南東にあるエーランド島に広がるという石灰岩平原、あちらでは人の肌や髪、目の色も薄いですがが、風景の色も薄く淡いような気がします。 ある時、小さな男の子が忽然と姿を消し行方知れずになります。それから二十数年たっても、残された母親とその祖父はそれをひきずっていて立ち直れていません。殺されたのではないか?そして殺したのは、当時ならず者と言われていた金持ちの息子ではなかったのか?彼は逃げてきたナチスのドイツ兵2人を殺して海外逃亡しました。ストーリーは、そのならず者ニルスの視点から見た過去の出来事と、現代に生きる母親ユリアと祖父イェルロフの話が交差して進みます。祖父イェルロフは年老いて不自由になりつつある体で老人ホームに入居していますが、様々な手がかりからある推測を持っていて、自分なりにあれこれ調べてみようとしますが、どうしても動きが鈍く限られた行動しかできません。それにあわせるかのように小説の進み方もゆっくりしているので、読んでいてじりじりしてくる人もいるかもしれません。実際、とても長い小説で、話をはしょろうと思えば3分の2くらいにはできたと思います。が、過去と現在の話から少しずつ明らかになってくる真相は緊迫感に満ちていて、この過程をじっくり味わうのがこの小説の醍醐味だと思います。 真相はとても意外なものでした。個人的には、ならず者ニルスにも哀れみを感じてしまいました。ただ愚かなだけで本当の悪人ではなかったのでは。そして、主人公ユリアの気持ちを思うとやりきれなくなりますが、最後、未来への希望がほの見えるところが救いでしょうか。人間性を深く描くという点では、作風がややトマス・クックに似ていると感じました。北欧ミステリ好きにはおすすめです。 | ||||
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