許されざる者
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時効になった事件を警察を退いた男が個人的に調べ直す。このような設定は他にもいろいろあるでしょう。 | ||||
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スウェーデンを代表するベテラン作家だが、これまで日本では翻訳されておらず、本邦初訳という作品。脳梗塞で倒れ麻痺が残る元犯罪捜査局長官が、時効を過ぎた未解決事件を解決するという、骨太でスリリングな警察ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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スウェーデン発クライムノベルです。社会の暗部を抉る北欧ミステリの例にもれず、この作品もまたチャイルド・マレスター(児童性虐待者)、ペドフィリア(児童性愛)の犯罪者による忌わしい事件を題材としています。 国家犯罪捜査局の元長官ヨハンソンが脳梗塞で倒れる場面から物語ははじまります。ヨハンソンは現役時代、曲がり角の向こうが見通せる男として同僚や部下の尊敬を集めていました。一命はとりとめたものの右半身に麻痺が残った彼に主治医がある相談を持ちかけます。それは、神父だった彼女の父親がいまわの際に残した話で、ある女性信者が告解の際、25年前の未解決殺人事件ー警察の初動の遅れから迷宮入りしていた当時9歳の少女の強姦殺害事件ーの犯人について語っていたというものでした。告解の守秘義務から犯人の名前は明かされておらず、事件もすでに時効になっていたのですが、ヨハンソンは元同僚で親友のヤーネブリングらの力をかりて事件を洗いなおします。 主人公ヨハンソンは頭が切れ、言葉は荒いけれど心の優しい正義感溢れる魅力的な男で、周囲の人間もそのことをよく理解し彼を慕っています。物語の主眼は、時効が成立している犯罪に対しどう落とし前をつけるかという点にあります。実際、犯人は全体の六分あたりで明らかになり、残りの四分の興味は犯人にどのようにその罪を償わせるかにかかってくるのです。文章は短く簡潔で、軽口は叩くがムダ口を嫌うヨハンソンの男性的な性格とよくマッチしています。文庫で約570頁ですが読みやすく長さを感じさせません。スウェーデン推理作家アカデミー最優秀長編賞、ガラスの鍵賞、CWAインターナショナル・ダガー賞受賞。 | ||||
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脳梗塞から立ち上がり、25年前のゲスの極みの犯人を追い詰めるが、帰る事の出来ない時を迎える。 特捜部Qとは違った面白さを味わえます。 | ||||
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クソのような犯人以外は、登場人物が皆クセが強くても愛すべき人達。過去からの長い友情、兄弟愛、同僚・部下としての信頼、または最近知り合った登場人物との短くともしっかりとした繫がり。死を見つめながら静かな愛に満ちた話だった。 彼の作品の中では一番好き。 | ||||
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スピード感も良いし、文章も簡明で読みやすかった。 ただし、なじみのない北欧系の名前に多少手こずったのは事実。 これがシリーズ最終作になったのは残念です。 | ||||
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読んでいる間、それなりに面白かった、むしろスイスイ読めてしまう ただ、なにか響くか、残るかといえば、全く残らなかったかな ・・・割と重めの題材、サブストーリーが書かれてた気もするが まず主人公は冒頭で身体障碍者となる。不自由ない生活から一変。 ただ最後まで自分と今と折り合えないんだな。せっかく登場人物に、社会の冷酷さ、残酷さを語らせているのに、当の主人公が自分に起こった不自由さ、理不尽さを結局受け入れず、現状を意味のない人生とまで言い切ってしまっているのよね。ここの違和感がすさまじく残るし、主人公が拒否してしまったので、語られた話も本当にただの枝葉としかならなかった気がする。彼らの話、主人公はどう感じたんだろうな と。 そして事件 犯人捜しは読者にはできず、ポイントは冒頭からある通り、時効成立した極悪犯にどう立ち向かうかが本題。これも驚きのある結末にはなっていない。主人公は元警察官、しかも一介のではなく長官と呼ばれ尊敬を集める人物、しかも上記の通り相当な強情。変節する訳もなくそこは安心というか、どう決着するんだ?とは露にも感じずに読み進めてしまう。むしろあの決着方法以外を選んでいたら、どんでん返しだったと思うほどに真っ当な選択 ま、肌に合わないんだろうなぁ、残念だけれど | ||||
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