サイレント・スクリーム
- 放火 (195)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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イギリスの新人女性作家のデビュー作。2015年の発刊ながら、すでに7作目まで発表され人気シリーズの地位を確立した、若い女性警部が主役のテンポがいい警察小説である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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日本語訳が出版される前によく使っているイタリアのebookサイトの「あなたへのおすすめ」に出てきて面白そうなので購入したのに、すっかり忘れていて数年後の2021年の暮になって読みだした。元は英語だが、イタリア語版を購入。だいたいこのくらいのボリュームの小説を読むのには知らない単語や曖昧な言い回しを調べながらなので三週間はかかる…、が、これは面白くて4日で完読した。私には最短記録(笑)定期的に出てくる犯人の追想告白部分は主語が男性か女性かわからないので、被害者NO.2が妊娠しているという告白が出てくるまで女性だとばかり思っていた。最初の告白部分で犯人は金魚の死をきっかけに、幼少から猫を窒息させ、次に犬の首を折り、妹を溺死させるという描写があるのだが、それが牧師の逮捕で深く掘り込んで書かれていないのだけが不満だったが、概ね最後までとても楽しめた。 最後に出てくる現在の殺人の犯人は絶対女性だなと感じていたけども残り3章までは法医学のケリスだとばかり決めつけていて、ニコールだとわかったあとも、いや本当はベスがニコールを殺して成り代わってるんだろう・・・いや、そうしたら最初の五人で輪になって埋めてるシーンはどこにつながるの?とか色々推測を巡らして楽しくて忙しいうちに完読した。久々にヒット。 一人ひとりの人物設定がとても上手い。人間をよく観察してるなあと思う。キムの上司のウッディなんて、憎たらしいのに愛すべきプラモデル好きのおっさん像に息子をアフガニスタンで亡くしてるなんていうピリッとした要素を入れて上手すぎる。キムの世界観も本当にあるあるある、って頷きながら読んでしまった。キムをはじめ孤児院の少女達や筋ジストロフィーのルーシーを客観的にバランス良く描いているのも好き。弱者かわいそうかわいそうでも、非行少女悪い悪いでもない。 本当にどうしょうもない救いのないような悪い父親(被害者の)の後に犬の母子を引き取っているエピをいれるところも読者をぐっと掴む。 日本語翻訳では続きが出ていないようなので残念。早く読みたいのでEvil Games、Lost Girls、一つおいてBlood Lines まで一気に購入してDLした。 | ||||
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翻訳文学は、翻訳者の腕に左右されることも多いが、 本作は文章も読みやすく、ストーリーも面白かった。 シリーズ物の第一作のみで、続編は翻訳されていないものの、 本作だけでも十分楽しめるし、完結はしているので、その点は許容範囲か。 | ||||
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自分の上司がこのヒロインだときついでしょうね。社交辞令は100%無視、無神経な質問をして相手に嫌われても全く気にしません。呆れるところもありますが、事件解決のために心身の限界まで働く姿には魅了されます。 結末で 「えー、それってあり?!」と声に出そうになりましたが、登場人物の魅力を評価して星4つにしました。 | ||||
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グーっと盛り上がって(死体がゴロゴロと言う意味で) 謎が謎を呼ぶでもなく、場面展開も単調。 キムの読みが冴えて1人大活躍で、 犯人を追い詰める緊迫感、スピード感ももうひとつ。 ラスト死にそうになるが無事犯人確保。 ミステリーに多重人格は好まず。 捜査チームの連携、一人一人のキャラの面白さは 特捜部Qやリンカーン・ライムの方が好きだ。 競争相手が多い分野なので大変だ。少し辛口になりましたが 次回翻訳出版に期待します。 | ||||
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連続殺人が起こり、殺された人々が働いていた施設跡、今は火事でなくなっていますが、から死体が白骨されます。 これを刑事たちが捜査していく物語です。 中心となる女刑事が非常に活動的で次から次へと捜査を進めていきます。 最後の方になると生き残った人者が容疑であろうと推測されます。 しかし、推理小説のようにアリバイ、トリック、動機などから犯人を割り出すのではなく、捜査を中心に進んでいきます。 最後は犯人の方から来てくれます。推理小説ではなく警察小説です。 | ||||
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