シカゴ・ブルース



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    初公開日(参考)1971年01月
    分類

    長編小説

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    シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)

    2020年09月30日 シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)

    シカゴの路上で父を殺された18歳のエドは、おじのアンブローズと共に父親殺しの犯人を追うと決めた。移動遊園地で働き、人生の裏表を知り尽くした変わり者のおじは刑事とも対等に渡り合い、雲をつかむような事件の手がかりを少しずつ集めていく。エドは父親の知られざる過去に触れ、痛切な思いを抱くが――。少年から大人へと成長していく過程を描いた巨匠の名作を清々しい新訳で贈る。アメリカ探偵作家クラブ最優秀新人賞受賞作。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    シカゴ・ブルースの総合評価:8.73/10点レビュー 11件。Bランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (8pt)

    古き良きハードボイルドの香り豊かな成長物語

    1947年刊行、48年のMWA最優秀新人賞受賞作の新訳版。シカゴの底辺で暮らす印刷工見習いの青年が父親が殺された事件の謎を追いかけ、その過程で大人へと成長していく、みずみずしいハードボイルドである。
    18歳のエドの父親がシカゴの裏通りで殺された。警察は単純な強盗事件と看做したのだが、納得できないエドは伯父のアンブローズとともに犯人を突き止めようとする。移動遊園地で働く変わり者の伯父は人生経験が豊かで、警察にもつかめなかった詳細を徐々につかんでゆく。行動を共にするエドも街の裏表、人々の隠された一面に触れ、大人への扉を開けることになる。そして真相を突き止めた時、そこにはエドが知らなかった父の姿があった・・・。
    18歳の心優しい青年が街の現実に気づき、一人前の大人へと変わっていくプロセスをハードボイルドの風味豊かに描いた、なかなかに読後感がいい作品である。殺人事件の謎解きとしても、犯人、動機などにひと工夫があり、ミステリーとして十分に読み応えがある。
    オールドファッションで軽やかなハードボイルドがお好きな方にオススメする。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.10:
    (5pt)

    エド・ハンターシリーズの第一作で新訳

    これを読めばあなたもエドのファンになり、成長記と、知れば次々と読みたくなると思います。あなたもエドの成長の伴奏者になりませんか⁈
    読後感がが爽やかで、シリーズを通すと満足感に満たされる。と、思います。コロナ禍で色々大変な若い人こそ読んでほしいです。きっと何かが得られると思います。
    シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)より
    4488146228
    No.9:
    (5pt)

    レトロ映画をカラーで観てる感じがします

    昔懐かしいシカゴの様子が楽しいです。このエド・ハンターシリーズの新訳がどんどん出てくれるといいんですけどね。
    シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)より
    4488146228
    No.8:
    (5pt)

    これぞ青春小説という名作

    旧訳は読んだことがなく、今回はじめて手に取った。
    父を喪い、もともと繊細な一面をもつ主人公に残されたのはギクシャクした関係の継母義妹の二人。
    そんな不安感を払拭するように懸命に犯人捜しを続ける主人公と、それを助ける如才ないおじさんのバディは、生き生きしていて大変魅力的。読んでいてイヤミのない若々しさを感じた。
    ラストはやや唐突な感もなくはないが、若者に必要な体験はすべて出そろったと作者が判断したからかもしれない。そういう教養小説的な構成を思わせる(そしてそれがこの作品にはふさわしいと納得できる)作風だった。まあ少しショッキングなシーンはあるけれど。
    少年少女におすすめしたいが、成人男性が読んでも十二分に楽しめた。むしろ大人になってからの方が楽しめるかもしれない。
    シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)より
    4488146228
    No.7:
    (5pt)

    青春ミステリの傑作

    70年以上前の創作とは思えぬ新鮮で初々しい魅力がある。SF作家、サイコものの元祖、奇妙な味の小説家のレッテルが貼られがちなブラウンが遺した青春ミステリの傑作。
    シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)より
    4488146228
    No.6:
    (3pt)

    作者とは思えない程の才気の無い凡作

    「エド・ハンター」シリーズの第一作。父親を殺害された18歳のエドが伯父の助けを借りて犯人を追う姿を中心に頽廃した当時のシカゴ、エドの亡父との交情や人間的成長を描いたハードボイルド風の作品。奇抜な着想のSF作家という作者のイメージとは異なる。

    作者にはSFだけではなく「3、1、2とノックせよ」という気の利いたミステリがあるが、本作の凡庸さには残念ながら呆れる他はない。滋味溢れると言えば聞こえは良いが、ただ人間模様を綴っただけでは流石に工夫が不足しているだろう。

    作者とは思えない程の才気の無い内容にはガッカリした。なお、新訳版では旧約版での明らかな差別語を廃しているので、抵抗感は減少している。
    シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫)より
    4488146228



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