アンブローズ蒐集家
- SF (392)
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この本はフレドリック・ブラウンのエド・ハンターシリーズ全7作の丁度4冊目、それが何故か⁈2015年まで翻訳されなかった。お読みいただければわかりますが、このシリーズ外せない一冊。5作品までは毎年発表されていました。主人公エドの成長記とも言えます。お読みになられる方は是非一冊ずつ順番に読まれることをおすすめします。読後感がエドと一体になります。この作品は新訳なのでとても読みやすいです。これを機に他の古い本も新訳が出ることを希望します。エタバレ防止のためあまり言えませんが、読んで損はありません。 | ||||
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新訳二冊目は、全七作の中で唯一翻訳の無かったエド・ハンターシリーズの一冊だ。 伯父のアンブローズが依頼人を訪ねる途上で行方不明になった。エドは足跡を追いながら失踪の謎に立ち向かう。 現実的な犯罪を扱った軽ハードボイルドである。もちろんこのシリーズも大好きだった。 作風にはオカルトめいたところは皆無なのだが、モチーフとして星占いと千里眼が出てくるところが興味深い。 50年代はアメリカで疑似科学が流行していた。作者自身はまるで信じていないところが嬉しい。 数字当て賭博の元締めが絡んで、当時の裏社会ビジネスについて知ることができる。 社会風俗ネタが盛りだくさんでスリリングな佳作だ。 | ||||
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エド・ハンターは美青年で、シカゴブルース以来彼の背中ごしに、特に「バー」を知った。 年を経て下戸と度胸のなさのせいで、実地にお酒を飲みにいけず、とても残念に思う。 だからエステル・ベックの行動力がとても眩しい。 読み進むにつれてエステルの美人の格がどんどん上がっていくのが面白い。 作者のフレドリック・ブラウンがまるで贈り物をしたがっているかのようだ。 健気で賢くて苦労人、きっぱりしていて、エドが他の子に夢中だったことを誰より知っている。 これは男性の翻訳ではここまでエドとエステルの心情の機微を醸し出せなかったと思う。 圭初さんの名訳はエステルの美貌と恋愛を忘れがたいものにしてくれる。 エステルがどのような面差しなのかは前作『三人のこびと』を手にしないとわからない。 そこがブラウンらしくてまた楽しい。 エステルは伴侶に幸せを感じさせる努力を惜しまないだろう。 折に触れて、その後をあれこれ空想させるいい女に出会えて嬉しい。 | ||||
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本書はフレドリック・ブラウンが1950年に発表したエド・ハンター・シリーズの第4作。発表は第3作の1年後。シリーズ中、本作だけが何故か翻訳されていなかったのですが、2015年になってやっと日本語訳が出版されました♥。 物語は、前作同様、エドとアム伯父が、スターロック私立探偵事務所に勤めている時代のお話。なんと、アム伯父が行方不明になり、エドそしてスターロック探偵事務所のメンバーが必死になって、アム伯父の行方を捜索します。不気味なのが、アム伯父(アンブローズ・ハンター)が行方不明になる直前に会おうとしていた人物の名前がアンブローズ・コレクター・・・。 本書は謎解きそのものより、アム伯父という人物に対する周囲の人達の好意と真摯な姿が強烈。エドも動揺が激しくて、冷静な思考ができていない印象です。エドがアム伯父の行動を辿っていく場面では、関係者との会話の中で、エドの考えや言葉が、アム伯父とシンクロしているのが分かってきて、涙を誘います。 又、本書では、1作目に登場したバセット警部や2作目に登場したエステルに再会できるのも嬉しいですし、久しぶりに、「ぼく」(「わたし」ではなく)と名乗るエドと会えたのも嬉しかった。物語の終わりには、エドが夜空を見上げて、ブラウン自身が書いた、あるSF短編小説を思い浮かべるご愛嬌も(笑)。 | ||||
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何よりも、現代語訳でブラウンが読めてうれしい! 軽妙で洒脱な世界が見事に現されている。 内容は、本格的なミステリーなどではないし、トリックが奇抜と言うものでもない。 生き生きとしたアム叔父さんとエドに会いたい方は読むべし! これを機会にすべてのハンターシリーズを新訳で出してほしい!!壮大な夢をもってしまった。 | ||||
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