悪夢はめぐる
- 死刑囚 (71)
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冒頭の刑務所のシーンから始まり、1つの謎を追っていくうちに一見本筋とは関係ないと思われる事件が次々と起こり、これ最後に全部つながるのだろうかと思って読み進めたら、一応1つの形にはなりました。 現代の読者が読んだら眉をひそめそうな密室トリックもあり、冒険、サスペンス、ノワールの要素も含んでおり、各章ごとはそれなりに面白いです。 ただ、やたら感のいい主人公が危機を何度も回避するのは現実的でなく、偶然と思えるような手がかりが先に繋がるというストーリーの展開は不自然で強引でもあり、なんか辻褄が合わないカオスな状態になりました。最後のオチも後味が悪く、読み終わった後はなんかなあという不条理感が残りました。 | ||||
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一読忘れがたい印象の作品。トリックの奇想天外さもそうだが、プロットの面白さも抜群。刑務所で始まる点は、やはりキーラーの影響では。キーラーの作品でも刑務所で囚人が話し始める作品がいくつかあったと思う。マーカムについて気になるのは、時代劇を書いている点、Song of Doomのグラングニョール趣味、Shockのゴシック趣味(ストロベリーヒルを模した屋敷が舞台)、密室殺人なみならず衆人環視の殺人など不可能趣味へのこだわりなど作品は少ないながらカーの軌跡に良く似ている点。偶然なのか、この時代、アメリカ人がヨーロッパにこだわると似たようになってしまう原因があるのか気になるところ。 個人的には解説で触れられていないDeath In the Duskが本邦の「館」ものを思わせる作品で、衆人環視の殺人をあつかって、予想外の手がかりによるアリバイ崩しもあって面白かった記憶がある。邦訳は無理なんだろうなあ。 | ||||
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