幻の女



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初公開日(参考)1976年04月
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長編小説

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幻の女〔新訳版〕

2015年12月18日 幻の女〔新訳版〕

妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。彼は気晴らしにその女を誘って食事をし、劇場でショーを観て、酒を飲んで別れた。その後、帰宅した男を待っていたのは、絞殺された妻の死体と刑事たちだった!迫りくる死刑執行の時。彼のアリバイを証明するたった一人の目撃者“幻の女”はいったいどこにいるのか?最新訳で贈るサスペンスの不朽の名作。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.89pt

幻の女の総合評価:8.43/10点レビュー 138件。Sランク


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全9件 1~9 1/1ページ
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

幻の女の感想

翻訳物はあまり読まないが、評判が高いので読んでみた。
回りくどい言い方が鼻につきますが
最後まで無難に読めました。
内容は古典で時代やニューヨークを考えても
今の時代では おかしな 突っ込みどころ満載でした。


jethro tull
1MWR4UH4
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

名作ミステリーの実力を見た一冊

面白くて夢中で読みました!殺人の時刻に一緒に過ごしていた女性。自らのアリバイを証明してくれるはずなのに、何故か誰も見ていない。でも自分の記憶では一緒に過ごしていた記憶が。謎の掴みはバッチリ。この謎を作者はどうまとめるのか?ワクワクして読みました!訳も上手くすっごく引き込まれ、もう途中からはこの本の結末も知らないうちに、この作家の他の作品も読みたくなるほど。そしてこの犯人!凄い伏線の張り方です。さすが名作ミステリーと言われる実力の書でした。

タッキー
KURC2DIQ
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

やっとこ、さっとこ、つかまえた♪

妻の殺害容疑をかけられた男のアリバイを唯一証明するのは、その日一夜限りを一緒に過ごした名も知らぬ女。
しかしその女のことを第三者は誰も「そんな女は見ていない」と証言し、女の存在はまるで幻のように消えてしまう。
死刑の判決を受けた男を救うため、彼の親友が立ち上がり「幻の女」の行方を追う……

有名な海外古典の中ではクリスティ作品と並んで抜群の読みやすさだと思います。
無駄の無い緊迫感のある展開の連続、意外な犯人と驚愕の真相。
時代を超えて読み継がれるべき名作でしょう。

私が読んだのはハヤカワ文庫版ですが、日本語訳もセンスが良かったと思います。
ようやく幻の女の足取りを掴んだ時の「やっとこ、さっとこ、つかまえた。やっとこ、さっとこ、つかまえた」が秀逸ですね。




▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.6:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

幻は幻のままで

古くは古書店で原書と遭遇した乱歩が、他人が既に購入予定で採り置きしていたものを横取りしてまで読んで、大絶賛した本書。
早川書房のミステリベスト100アンケートで第1位を獲得した本書。
また「『幻の女』を読んでいない者は幸せである。あの素晴らしい想いを堪能できるのだから」と誰かが評するまでの大傑作、『幻の女』。
とうとうこの作品を読む機会に巡り合った。

内容は既に巷間で語られているせいか、特に斬新さを感じる事は無かった。また有名な冒頭の文、「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった」に代表されるほどの美文は特に散見されなかったように思う。それはチャンドラーの文体のように酔うような読書ではなくクイクイ読ませる読書だったからだ。
しかし、当初思っていた以上にその内容は趣向を凝らし、読者を飽きさせないような作りになっているのは素晴らしい。

主人公が妻殺しの無実を証明するためにアリバイを立証する幻の女を捜すが、なぜか見つからない。ただこれだけの話かと思ったが、主人公ヘンダースンを取り巻く愛人、無二の親友が当日彼に関わったバーのバーテンダー、劇場の出演者などを執拗に探るが最後の最後で不慮の事故に遭い、徒労に終わること。これは何度となく繰り返されるプロセスなのだが、それぞれがアイデアに富んでいて非常に面白い。特に愛人のキャロルがそれら関係者の口を割らせるために執拗に付き纏う様はどちらが敵役なのか解らなくなるほど、戦慄を感じさせる凄みがあった。
そして死刑執行当日に訪れる驚愕の真相と犯人に仕掛けたトリックの妙。そして世界が崩れる音が聞こえ、理解するのに何度も読み返した。

やはり傑作は傑作であった。
しかし、私的な感想を云えば、最後に幻の女の正体が判る事は、蛇足だったのではないだろうか。幻の女は最後の最後まで幻の女であって欲しかった。
これが正直な感想である。

▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

秋の夜長に

読みたい本の1つです。
多少急いで読んだせいか、もう一度ゆっくりと味わいながら読んでみたい。
物語の展開よりも、最初からじっくりと読み返したい本です。
最近読んだ本の中で、実際にもう一度読み返したのは、「ハンニバル」と「哀しみのイレーヌ」だけ。
ゆっくりと文章を楽しみたい本って、やっぱりあるんですよね。


ももか
3UKDKR1P
No.4:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ページをめくる手がとまりません

読後感がとてもよいです。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

幻の女の感想

濡れ衣を着せられて、死刑判決を受けた男。
死刑が執行されるまでに、頼れるのは親友と愛人のみという状況に、男の運命は?
濡れ衣着せられ、しかも、死刑判決が出るなんて耐えられないなぁ。

松千代
5ZZMYCZT
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

幻の女の感想

タイムリミットサスペンスの古典的名作。「幻の女」は果たして見つかるのか?次々と掴みかけては離れる手がかり、そして大どんでん返し。本当に面白い作品です。真相に全く気付かず、最後は唖然としました。いくつか腑に落ちない点があり、ラストは個人的には後味が良く無かったですが、最近読み始めた翻訳ものでは断トツの傑作。未読の方は是非。

なおひろ
R1UV05YV
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

幻の女の感想

冒頭の一文から作品世界に引き込まれます。
古典ですが古さを感じさせない展開、タイムリミット系の走りだという事ですが
今読んでも面白い!

妻殺しの容疑をかけられた夫。妻が殺害された時間にバーで初対面の女と過ごして
いたと主張するものの、その女が見つからない。女と過ごしたバー、レストラン、劇場に
警察と赴き女の存在を立証しようとするが、誰もそんな女は見ていないと証言する。
結果アリバイを証明できず裁判で有罪になり死刑を待つ身となる夫。
死刑執行前に夫を救うべく親友の一人が女を探し奔走する。
果たして幻の女は見つかるのか?・・・というお話。

正直クライマックスは油断してました。
読んでいる間は、女が見つかるのかに焦点がいってしまっており、まさかの
どんでん返しにはビックリ。勘の良い方は分かるでしょうが自分はまだまだです。
訳者の力も大きいでしょうがエスプリの効いた文章も味わい深く
良い読書時間を過ごさせてもらいました~

コタロウ
8YIL7DEH
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