殺人交叉点



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初公開日(参考)1959年01月
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長編小説

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殺人交叉点 (創元推理文庫)

2000年09月01日 殺人交叉点 (創元推理文庫)

十年前に起きた二重殺人事件は、きわめて単純な事件だったと誰もが信じていました。殺人犯となったボブをあれほど愛していたユール夫人でさえ疑うことがなかったのです。しかし、真犯人は私なのです。時効寸前に明らかになる驚愕の真相。’72年の本改稿版でフランス・ミステリ批評家賞を受賞した表題作にブラックで奇妙な味わいの「連鎖反応」を併録。ミステリ・ファン必読の書。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

殺人交叉点の総合評価:8.00/10点レビュー 29件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(7pt)

オチのブラック・ユーモアが楽しい

フランスの人気作家の1957年と59年の2作を収録した中編集の改訳版(1979年)。
表題作「殺人交差点」は解決したはずの10年前の殺人事件が蘇り、関係者を振り回すフーダニット。もう一作「連鎖反応」は平凡な会社員が抱いた邪な願望が、思いもよらぬ形で事件を巻き起こしていくハウダニット。どちらもオチの意外さと皮肉さで楽しませる、一級品のブラックユーモア・ミステリーである。
いかんせん50年代の作品とあって、現代の読者からすれば意外性に乏しいと思われるだろうが、じっくり読めば味わい深い作品で、読んで損はないとおススメする。

iisan
927253Y1
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

秀逸なフランスミステリー

フランスミステリー。表題作は殺人の罪を犯しながら、時効寸前で決定的な証拠が発見され、それを入手した者が、犯人と被害者の母親に、証拠の存在を告げ、高い額を提示した方に売るというストーリー。先がすごく気になる展開で面白かったです。まぁ犯人が誰かはだいたい予想はつくのですが。そしてもう一作の『連鎖反応』は結婚を前に浮気相手が妊娠。浮気相手から養育費の支払いを求められた男性の選択は?どちらも雰囲気のある良質なミステリーでした!結末はそうくるか!という感じでした。

タッキー
KURC2DIQ
No.2:
(5pt)

期待したほどでは・・・。

読み終われば、「あ~なるほど」と思える点もあり
構成力の高さは十分あると思いました。
ただ、年がら年中ミステリーを読んでいる身としては
ちょっと物足りなかったかな。

悪くはないです、
でも、あまり期待しない方がいいかな。

ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

殺人交叉点の感想

古典です。沢山のミステリを読んできて、豊富な読書量を持って今このミステリに挑んだとしたら、作者には失礼ですが肩透かしを食うでしょう。それほどトリックが古典過ぎるということです。
これは作者の責任ではありません。時代の所為です。これと同じ手を使ったミステリはいっぱい有りますし、いっぱい読みました。その本のタイトルを書くだけでこのミステリのネタバレになります。
時は残酷です。当時のミステリファンはこのトリックにどれほど驚かされたことでしょう。二重殺人という言葉が使われていますが、今では普通の殺人事件で被害者が二人いる、そういうことですね。
探偵小説らしい言葉ですが当時はそのように使ったのでしょう。一室で男女二名が殺害されていた。これは二重殺人だと、そう呼んでいたんですね。時効寸前に現れた恐喝者。被害者の遺族と犯人に同時に証拠の品を買い取れと競りにかけるくだりは面白いです。両者が金策に走るところはブラックユーモアですね。この辺はフランスミステリらしい味わいです。そして、最後の真犯人の顔が分かるところは、う~ん何度も書きますが
当時は衝撃だったでしょう。ただ、今読んでもこの作品の評価を下げることは有りません。キッチリと計算された書き方で最後の衝撃に至ります。これは見事です。
併録されている「連鎖反応」も面白いです。ま、ダルマさんが転んだって意味合いのミステリですが、笑いながらもギクッとするオチが用意されていて楽しめます。一人称で語る人物のテクニックに騙されたって
ことですね。(笑)  読んでおくべき古典の一冊に間違いはありません。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.25:
(5pt)

倒叙のヒリヒリとセリフの巧みさ

P43にボブの魅力を語るところがある。ここで一回「あれ?なんだこれ」と思った。語り手のボブへの想いが、ある性的指向性を示すものなのか、それとも・・・。でも、ここまでで、その暗示はなかったな、と。
 P57〜P58のプールサイドの会話で、男の友達に問われて返すセリフにすごい違和感を持ち、ここで、「はは〜、そういうことか」と悟った。ここの部分は、訳者の苦労を感じる。なぜなら、読者と友達の双方に不自然さを持たせてはいけないからだ。
 トリックの根幹に関わるので、これくらいにするが、原語は仏語。日本語とは別の苦労があっただろうと思う。
 著者、訳者の挑戦に敬意を表したい。
殺人交叉点 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:殺人交叉点 (創元推理文庫)より
4488205135
No.24:
(4pt)

驚きの結末を求める方向け

登場人物も少なく、わかりやすく読みやすい。フーダニットというよりドキドキする心理戦で引き込まれました。

2作とも確かに驚く結末で、なるほどな題名。特に連鎖反応は構成もオチもユニーク。何と1983年に日本で関口宏主演でドラマ化されていたとは。見たかったなぁ。

ただ登場人物が自己中ばかりで共感できず、共通して出てくる刑事も頼りなくて魅力を感じられず、結末も後味が良くない。まあこれこそフランスミステリーなのだと言われればそうなのでしょうが。
殺人交叉点 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:殺人交叉点 (創元推理文庫)より
4488205135
No.23:
(5pt)

とにかく素早く面白い

文章は余計な描写もなく、つまらない逸話でページを稼ぐことも無い。結末の意外性は言う事なし!尚且つ、丹念に読んでいけこの意外な展開も充分に理解出来る筈。完璧に面白い。
殺人交叉点 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:殺人交叉点 (創元推理文庫)より
4488205135
No.22:
(5pt)

『連鎖反応』の方を高く評価

『殺人交差点』と『連鎖反応』の2作品が収録されており、『殺人交差点』の方が有名だが、『連鎖反応』も『殺人交差点』に優るとも劣らない素晴らしい作品だった。
カサックの作品を初めて読んだが、非常に文章力があって、ストーリー運びも上手だと感じた。

『殺人交差点』
小泉喜美子さんの某作品を読んだ時と同じような読後感だった。叙述系、どんでん返し系のミステリーとして知られている作品だが、最後まで読んで、「あれ、どんでん返しはいったいどこに?」と思ってしまった。多分、作者が利用しようとした「読者の思い込み」というものを最初から持っていなかったからだと思う。それとも、何か勘違い、読み誤りをしているのだろうか。
トリックよりも、物語としての面白さの方が印象に残っている。
もつれた男女関係が原因で起こる殺人事件で、ある意味、よくあるような話だが、登場人物の心理描写、物語の展開のさせ方が優れている。
2人の人物の証言をもとに事件の経過が説明されるが、事件の起こる背景、事件時の出来事、恐喝者の登場、お金の工面と駆け引き、ある人物の勘違いによる意外な終局へと、起承転結にメリハリがあって、最後まで面白く読めた。

『連鎖反応』
この作品で印象に残っているのは、主人公の心理描写・反応・会話の内容等にとてもユーモアがあって、面白いということだ。
物語も次々と展開していき、最後まで息をつかせない。婚約したのにも拘わらず、愛人と関係を続けていたことで起こる主人公の破綻。それを解消しようとするも、負の連鎖で悪いことの連続。事件をきっかけに正の連鎖へと転換するが、最後は因果応報的な結末。
事件の真相もなかなか凝っていて、面白い。
主人公の同僚が、主人公に代わって事件の顛末を綴っているのだが、この同僚の事件後の立ち位置も面白い。
殺人交叉点 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:殺人交叉点 (創元推理文庫)より
4488205135
No.21:
(2pt)

吹き替えが下手

吹き替えが下手が、映画に感情移入できない。
ひたすら眠たい映画。ジェラルド・バトラーの弟役の男性に、華が無い。
ああ眠たい、、、、 おやすみなさい、、、、、、
殺人交叉点 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:殺人交叉点 (創元推理文庫)より
4488205135



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