ホッグ連続殺人



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初公開日(参考)2005年01月
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長編小説

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ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

2005年01月01日 ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

雪に閉ざされたニューヨーク州スパータの町は、殺人鬼HOGの凶行に震え上がった。彼は被害者を選ばない。手口も選ばない。不可能としか思えない状況でも、確実に獲物をとらえる。そして巧妙に事故や自殺に見せかけたうえで、声明文を送りつけるのだ。署名はHOG―このおそるべき連続殺人事件解決のため、天才犯罪研究家ニッコロウ・ベネデッティ教授が乗り出した!アメリカ探偵作家クラブ賞に輝く本格推理の傑作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

ホッグ連続殺人の総合評価:7.33/10点レビュー 21件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

いろいろ読んだモノの原型だった

事故か他殺か判然としない人たちの死に関与を伺わせる声明文を記者に送ってよこすHOGと名乗る人物。
連続殺人なのか? しかし、犠牲者たちを結びつける材料は何もない。紆余曲折の捜査陣に対して名探偵と言われる教授が登場する。
金にはシビアな教授と言われる人物。魅力的とは言えないキャラクターだけれど弟子になる私立探偵の青年が推理を展開するという内容。
お話自体は面白いんだけれど、どうも文章が読んでいて楽しくない。個人的にはこういった文体のものは好きじゃない。
私立探偵の青年と心理学者の恋のお話は良いけれど、その他はどうかすると退屈になってしまう。伏線はキチンと貼られているが
読み終えて良く考えればかなり危ない話だと気付く。でも要は料理の仕方の話しでこれはこれで一品としての価値はあると思う。

著者はクイーンに心酔してミステリを書きだした人物と紹介されている。たぶん後世に残るであろうこの一冊を書いたことでクイーンへの思いは成就したのではないだろうか。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

真相は関心したけれどもっと面白くもできたのではと思ってしまいます

クリスティの『ABC殺人事件』、クイーンの『九尾の猫』などに代表されるミッシングリンクものの有名作の一つ。
当時は古き良き本格推理小説が戻ってきたような扱いで話題になったようですが、もう現在ではこれも古典の一つとなるでしょうか?

雪深いとある街を舞台に、下は8歳子供、上は老人まで、一見事故と思われていた死が、豚を意味する「HOG」を名乗る殺人犯の手によるものと、犯人自身より送られてきた手紙で判明する。
果たして犯人の正体と被害者を繋ぐものとは?殺人動機は?そして「HOG」とは何を意味するのか……?

真相は面白かったし、「HOG」の意味もなるほどと思いましたが、例にあげたクリスティやクイーンの有名作に比べると正直途中経過が退屈に感じた作品で、真相部分しか残らなかった感想です。
雪に閉ざされたそう広くない街で子供から老人まで無差別に殺害していく殺人鬼の恐怖みたいなのがもう少し煽られてもいいんじゃないかと思いましたね。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ジリジリ、イライラさせられた

1979年度のアメリカ探偵作家クラブ最優秀ペーパーバック賞受賞作。かなりヒネリが利いたディテクティブミステリーである。
ブリーザードが吹き荒れるニューヨーク州の地方都市で連続殺人事件が発生。自らをHOGと名乗る犯人は、車の事故、家庭内での事故、麻薬の使用ミスなどに見せかけながら、まったく共通項が見つからない被害者を殺害し、事件のたびに地元紙の記者にメッセージを送りつけてきた。捜査の方向性が見つからない警察は、犯罪学の研究者・ベイネディッティ教授に協力を要請し、教授は教え子の私立探偵ロンとともに調査に乗り出した・・・。
シリアルキラーものではあるが、サイコパスが登場するわけではない。殺人事件そのものには重点が置かれていないので、凄惨さや恐さは無い。ただ、犯人が見つかりそうで見つからないこと、捜査陣の中に裏切り者(犯人?)がいそうな疑惑がつきまとうこと、犯行の目的や動機がまったく推測できないことなどから、かなりジリジリさせられる。そして、真相が判明した時の意外性もなかなかで、読み応えがあるミステリーに仕上がっている。
サイコ系の連続殺人ものを読み慣れた今の時代の読者には、ちょっと生ぬるいかもしれないが、構成の上手さがそれをカバーしているので、謎解きもの、私立探偵ものなどオーソドックスなミステリーが好きな方にはオススメだ。

iisan
927253Y1
No.1:
(4pt)

薄っぺらでした

あまり面白くありませんでした。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.17:
(3pt)

古本屋にもなかった

古本屋には、あまり外国の作家は、品薄でなかなかみつからなかったが、アマゾンでは安く早く購入できました。
ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150739617
No.16:
(3pt)

古典

推理小説の古典という感じ。
トリック自体、最初は画期的なものだったかもしれないが
今では、ちょっと新鮮味がないか。
でも、書かれた時代を考えれば
当時の雰囲気も味わえていい作品なのかもしれない。
ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.15:
(5pt)

風変りな作品

ジャンルの枠に収まらない、一見奇妙な作品です。謎解きを中心にした本格ミステリと
サイコスリラーが融合というか同居してます。途中の猜疑心が次々と生まれていく過程に
もやもやしながら、ラストの謎解きにははっとさせられました。奇妙な味わいです。この
作家の別の作品も読みたくなりました。
ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.14:
(4pt)

古典パズラーを巧くモダナイズした秀作

70年代の米国ミステリは、ハードボイルド・警察小説・サスペンス物といった系譜が大半で、本格パズラー系のミステリはほとんど(少なくとも翻訳では)なかった。思いつくのはスラデックの『見えないグリーン 』(1977年)ぐらいだろうか?
なので、本書が出たとき(原書1979年、邦訳1981年)、本格ミステリのファンは久々に本格物の傑作が出た、と歓喜したのである。特に瀬戸川猛資氏などが諸手を挙げて本書を絶賛した。
が、ちょっと激賞しすぎた反動か、そのうち巷の一般評価は「そんなに大したことないじゃん」ということになった。特に序盤に張られた伏線があからさま過ぎて、「犯人ミエミエじゃん」との批評が多い。

本作のメイントリックはいわゆるミッシングリンクに関わるものだが、私としては本家クリスティよりは、エラリー・クイーンの『九尾の猫』の影響が大きいと思う。都市型の無差別連続殺人という設定もそうだが、エンディングの風情(詳しくは言えない)がすごく似ている。
いずれにしても、本作ではミッシングリンクのお約束を「一ひねり」というか「裏返し」というか、そのへんにオリジナリティがある(あった)。

日本では、70年代までは清張流の社会派ミステリが隆盛したが、80年代に島田荘司や笠井潔あたりがパズラー復興的なミステリを書き始め、90年代の「新本格派」の隆盛につながった。新本格の作家たちは、片っ端から古いトリックを掘り返してはそのバリエーションを書きまくったので、90年代以降のミステリ読者は、本作のトリックぐらいではびくとも驚かないようではある。ましてや、古畑任三郎の一編で本作のもろパクリをやっていたりするので、あれ?どこかで見たようなネタだなあ、と思った方も多いかもしれない。

が、久しぶりに再読してみて、総じてプロットの組み立てもバランスよく無理のない構成になっているし、キャラの書き分けも堂に入っている・・・などと言っても今さらしょうがないか?
わたくし的には、思わせぶりに「犯人が現場から持ち去ったものは何か?」とやったり、ベネデッティが「一週間以内に解決してみせる!」と大見得を切ったり、最後に「HOG」の意味深な象徴を解読をしたり、そのへんの古き良き時代的な「ケレン」が何とも楽しかった。
30年代の古典パズラーを巧くモダナイズした秀作、と評価したい。
ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.13:
(5pt)

今の目で見ると・・・・・・

今の目で見ると、確かにアレだなぁと思うけれども、楽しめる作品。
再読だけれども、「ホッグ」とは何かということにワクワクしながら読めた。
このタイプの「古典」になるのだと思う。ぜひ一読してもらいたいと思う。
ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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