双頭の悪魔



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初公開日(参考)1992年01月
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長編小説

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双頭の悪魔 (創元推理文庫)

1999年04月01日 双頭の悪魔 (創元推理文庫)

他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。救援に向かった英都大学推理研の一行は、大雨のなか木更村への潜入を図る。江神二郎は接触に成功するが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。川の両側に分断された木更村の江神・マリアと夏森村のアリスたち、双方が殺人事件に巻き込まれ、各々の真相究明が始まる…。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.55pt

双頭の悪魔の総合評価:7.89/10点レビュー 112件。Sランク


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全22件 1~20 1/2ページ
No.22:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

双頭の悪魔とは

学生アリスシリーズを読むのは何年ぶりだろうか、登場人物の特徴等は全く覚えていないが、このシリーズがとても楽しいものだったことだけは記憶している。本作も例に漏れずあっという間に読めてしまった。非常にボリュームのある大作であるが、分量は一切気にならない。読者への挑戦状は3つも用意されており、3度も事件の解決を楽しませてもらえる、非常に贅沢な1冊だった。

「双頭の悪魔」とは見事なタイトルに思う。川を隔てて存在する2つの村、そこにはかつて川の氾濫をおさめるためにそれぞれの村から生贄を用意させていたという言い伝えがある。そんな村にやってきた主人公一行は大雨により橋が壊れてしまい、互いの村を行き来できなくなるどころか2手に分断されてしまう。そしてそれぞれの村で殺人事件が起き互いにどのように絡み合うのか非常に興味をそそられ、最終着地も見事だった。
そんな本作の良かったポイントはこれだけ多くの登場人物が出てくるのに、一人ひとりをしっかり描き切ったことだろう。それぞれの人物が個性的で、この手の作品によくある、誰が誰だかわからないといった事象は一切無かった。本格ミステリではストーリーは非常に退屈だといったことが珍しくないが、このシリーズでそのようなことは未だ経験していない。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.21:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

双頭の悪魔の感想

これぞ推理小説でしょう。
長さは気になりませんでした。
文体というかやや暗めの雰囲気がまたいい感じだと、好みの問題ですが。
ミステリーは楽しいですね。

しん
WCNZKBHI
No.20:
(8pt)

双頭の悪魔の感想

「双頭の悪魔」とはそういう事だったのですね.

▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.19:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

双頭の悪魔の感想

600ページを超える小説である。
当方、この程度は全く気にならないばかりか、これくらいの分量が好みであるが、この本は少々しんどかった。
読み終わっての感想だが、やっぱり、当方この手の謎解き小説は体質に合わないのであろう。
どうしても、謎解きが目的で筋書きが組まれたようで、小説や登場人物の心情にのめり込めない。
無機的に様々な事実が羅列されて、そこから解答を見つ出す作業を行っているような感覚である。
やっぱり、ハラハラ・ドキドキ・ワクワク・ゾクゾクが無いと、私は駄目なようだ。
今後はこのサイトのランキングを参考にする際は、その辺も考慮して選択すべきと今回学んだ。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.18:
(7pt)

まあまあでした

パズルです。

わたろう
0BCEGGR4
No.17:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)
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双頭の悪魔の感想

木更村の情景が、全く浮かばない。何よりもこの登場人物たちから『生』が感じられない。本格だから…? 文庫で700ページ弱、長かった。『そして(最初から)誰もいなかった』

板野いつら
49HU567D
No.16:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

題名の意味を理解した時鳥肌が立った

『学生アリスシリーズ』第三弾にして最高傑作とも名高い作品。
前二作同様クローズドサークルものですが、今回は半ば世間を捨てた芸術家たちの住む孤立集落という舞台設定や
川を挟んで二箇所で同時進行する殺人事件。それに伴いアリスとマリア交互の視点で進行する物語という構成も面白いです。

前作の最後に傷心の状態で推理研を去ってしまったマリアの再登場がまず嬉しかったですね。
随所に見える先輩の江神さんを頼りにしてなついている彼女の様子が非常に可愛いです。
でも、今回は川の向こうでアリスも江神さん抜きでがんばっていたので、彼の活躍も知ってあげてほしいと思いましたね(笑)

純粋な話の面白さ、キャラクターの魅力、真相の衝撃、物語の構成。
個人的に完璧に近い作品だと思うのですが、唯一惜しいと感じるのが、今作に限らずこのシリーズ通して言える点として、犯人を指摘する根拠が物証ではなくロジックに基づく消去法のみ、という所です。
これは否定されたら決定打に欠けるというか、それこそ他の人が「なんらかのトリック」を使った可能性もあるんじゃない?などと思ってしまい、納得行きかねる所があります。単に好みの問題とも言えるでしょうが。


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マリオネットK
UIU36MHZ
No.15:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

双頭の悪魔の感想

読者への挑戦状が三度挿入されている、ということは既に散々煽り文句で使われているのでネタバレにはならないと思いますが、、その第三の謎解きが特に分かりやすくて惚れ惚れしました。
それでも第一の謎解きについて疑問が残ったので、ネタバレで記録しておこうかな、、
そして、直接的ではないものの「おっ?」となった伏線があったのでそれも記録。

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De
2O1XLRX4
No.14:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

タイトルがピッタリですね

読者への挑戦が挿入されています。あくまでもロジカルに犯人を当てることが出来ます。(とても難しいですが)

犯人当て小説の中でもかなり凝っていると思います。
前半はゆっくりですが後半に行くにつれ加速度的に読み進めてしまうと思います。

十兵衛
RGUA4AIM
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

学生アリスシリーズ第3弾

江神・マリアとアリス・望月・織田がそれぞれ交通の断絶された川の両側で殺人事件に巻き込まれる。

トリック自体はありふれたものだが、加えられたスパイスのおかげで最後の挑戦まで楽しめる作品に。
ただ、最後の犯人断定の根拠が弱い所がマイナス。
意図的なアリバイトリックではない以上、偶然などへの明確な回答が欲しかった。

エーカー
NWKWLAAY
No.12:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

双頭の悪魔の感想

これぞ本格推理小説の醍醐味と言える高評価も納得の作品でした。
フェアに展開されるお手本のような本格推理小説を2冊同時に読ませた後に、
一つにつなげる完璧なロジック。
『双頭の悪魔』というハマりすぎるタイトルが本当に見事です。
少し話は長かったですが読みやすくて素晴らしい作品だと思いす。
順番が前後してしまいましたが『月光ゲーム』『孤島パズル』も近いうちに読もうと思いました。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

双頭の悪魔の感想

行き来が不可能になった二つの場所で起きた殺人事件。
それぞれの犯人は別々なのは分かるが、どういう風にこの二つの事件が結び付くかが、この作品の核となる所です。
まさしく、双頭の悪魔というタイトルが、ピッタリと当てはまる作品です。

松千代
5ZZMYCZT
No.10:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

双頭の悪魔の感想

有栖川作品の最高傑作と名高い作品でしたので、大変楽しみにしていたのでしたが、感想としては「とにかく長かった」です。
最近の作品ではないのでエンターテイメント性はあまりありませんでしたが、メインである3回にわたる読者への挑戦状を作るために、さまざまなヒントを散りばめてあり、そこまでの話がとにかく長い。
あまりメリハリも大逆転もなく淡々と事件が起こり、淡々とした推理が続き、サイドストーリーのアリスとマリアの関係も煮え切らず、正直消化不良な作品でした。
(月光ゲームが面白かっただけに少々残念でした)

フレディ
3M4Y9ZHL
No.9:
(5pt)

双頭の悪魔の感想


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poor
AMYMI068
No.8:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

双頭の悪魔の感想

三回も読者への挑戦が来るのですが、すべて手も足も出ませんでした。分厚く登場人物も多いため、ちゃんと読了できるか不安でしたが、そんな心配も読み始めてすぐに吹っ飛びました。フーダニットものなのでトリックは甘く見てたのですが、真相にはびっくり。なにより江神さんが魅力的ですね

ほっと
2XKXV6EI
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

双頭の悪魔の感想

別々に見える二つの事件が一つに結び付く大技が綺麗に決まっているのがこの作品の一番の読みどころです!あと、「孤島パズル」で心に傷を負ったマリアの繊細な心理描写も丁寧に描かれており、マリアが理由は違うものの同じように心に傷を負った元人気アイドル由衣と交流していくうちにどう双方がどう変わっていくかという点も良かったです!この二人の再生の物語を抜粋すると「双頭の悪魔」ならぬ「双頭の天使」になるのかな?(笑)

ジャム
RXFFIEA1
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

双頭の悪魔の感想

とても引き込まれるような内容で
すごく面白い作品でした♪


まりの
LTMHI4DT
No.5:
(8pt)

双頭の悪魔の感想

2つの事件が繋がっていく様がよかったです。

みい
XL0AKYF3
No.4:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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ロジックが積み上がっていく快感

初読である。「作家アリス」シリーズは殆ど読破しているのに「学生アリス」シリーズは手に取ったことがなかった。非常に楽しかった・・・久しぶりに純粋な意味でのロジック・ミステリの長編を堪能した。有栖川有栖氏の簡潔にして明快な文体は、すらすらと頭に入ってきて・・・奇態な世界観を呈することもなく、マニアックな薀蓄に走ることもない。全てが「ミステリ」のために設えられている、と感じる。嵐のせいで孤立した山奥の芸術家コミュニティ・・・鍾乳洞の奥の異様な殺人現場・・・断絶した河の反対側で起こった別の殺人・・・「読者への挑戦」など、さらりと読み飛ばしてしまう自分が情けないが・・・精巧で繊細なパズル・・・というよりも積み木の塔のように、ロジックが組みあがっていくのを呆けたように眺める歓びは快感ですらある。

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驚愕冬彦
2WGNS0HA
No.3:
(8pt)

双頭の悪魔の感想

江神二郎シリーズ第三弾!

気持ちのいい論理的推理で、大満足です!

アンコウ
BKBVHN0W
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