狩人の悪夢
- 夢守荘 (1)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.20pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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誰が何故このような殺人に至ったのかについては充分にふに落ちる形でオチがつきました。しかし、このようなトリックを考えられる思考の持ち主ならもっと違う方法で犯行を行うか、犯行を隠滅するか、捜査をミスリードするか、あるいは犯行そのものを犯さずに上手く立ち回ったのではないかというところに疑問を感じたので7点にしました。 | ||||
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落雷という自然と偶然の産物が閉鎖空間を作り出し、その狭い空間で発見された死体。右手首が切り取られていたという猟奇さ。さて、犯人は誰でしょう? | ||||
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テレビドラマの脚本のような小説。 | ||||
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題名からして悪夢…がつくなど悪夢のような惨い死体もあります…それで最後に悪夢を見るのは誰か?という話ですが…この長いシリーズ…火村の過去が解き明かされるのだろうか?そんな風なことも思わされました。人間関係も見えず遅々として進行が進まないようにも思えますが気づいたときには全てが解けている、そういった意味で目眩を受けるある意味悪夢のような作品かもしれません。 | ||||
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アリス、火村のコンビも本作で二十五年、お二人は今も三十四才のまま、若々しいのも魅力です。作品は、有名なホラー作家の身辺で起こる連続殺人。有名作家の嘗ての助手の足跡を尋ねてやって来た一人の女性。その女性が、彼女をストーカーしていた元恋人に殺され、右手首を切り落とされる凄惨な事件が発生。その犯人と思われたストーカー男も殺され、左手首を切り落とされ発見される。殺された女性と作家の元助手とのかかわり合いから、事件は意外な方向へ展開する。今回の作品は、大掛かりな舞台設定などはないかわりに、純粋にスタンダ―ドな論理の展開で、読んでいて分かりやすいですし犯人を追い詰めるロジックの切れ味は健在でした。作品内にエラリークイーンの名前も出てくるので今回は意識しているのでしょうか。最初のホラー作家の悪夢を描いた導入部から、もっと作品全体に悪夢が色濃く影響して来たり登場してくるのかと思いましたが、それはある程度抑えられ全体的にバランスよかったと思いました。最後に片桐氏と江沢さんの結婚が報告されほのぼの系を感じ、またこのシリーズの歴史を感じました。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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京都府亀岡市の郊外、落雷による倒木で道路が塞がれてしまった夜、2件の殺人事件が起きます。たまたまそこにあるホラー作家のうちに招待されていたアリスが居合わせ、後から火村教授が合流するといういつものパターンです。クローズドサークルとなった現場、カチカチとパズルをはめていくような推理がいかにも新本格らしい作品に仕上がっています。 個人の好みですが、結論から言うといまひとつでした。 他の方のレビューを読んで興味深いと思ったのは、前作「鍵のかかった男」を評価されない方はこちらの評価が高いことです。私は逆に「鍵のかかった男」の方が好きでした。 これはたぶん自分が犯罪に至る動機を描いた人間ドラマや情緒的な面を重視した作風が好きだからだと思います。ロジックと謎解き重視のミステリはどうしても非現実的になり理屈っぽい感じがしてしまいます。いかにも新本格が好きな方はそのあたりの理系的なクールさがたまらないのだと思います。 登場人物があまり好きになれなかったのも一因でした。ホラー作家の白布施は気取ったアクの強さが鼻につき、オーベルジュ経営者夫妻は古いタイプの保守的な親みたいで、夢遊病のような夢中歩行の症状があるイラストレーターもあまりお友達になりたいタイプではありません。彼らの言動がなんだか気に障るので、読んでいてあまり楽しい感じがしなかったのだと思います。 まったく個人的な好みということで、すみません。 あとに「インド倶楽部の謎」と「カナダ金貨の謎」が控えているので読み続けていきたいです。 | ||||
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様々な可能性のひとつを前提において次の論理を展開することを繰り返しているだけ。その他の可能性もたくさんあるじゃない、なぜその可能性だけを大前提におけるの?そして、その極めて怪しいたった一つの可能性だけを唯一の正解として、そこから論理を組み立てる。それも一回や二回ではなく、すべてがこのやり方。また、これはいみじくも作中の登場人物も言っていたのだが、物証ゼロ、ロジックも無理筋(その可能性だけが残るわけではない)で、犯人が自供するって。探偵さんの論理に対して「そんなのは屁理屈だ」と「犯人」が言ってましたが、読みながらこちらもそう思いました。これをミステリと言ったらアカンと思います。私が読めていないだけなのか??? | ||||
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2017年に出た単行本の文庫化。加筆修正されているという。 火村英生と有栖川有栖のコンビが活躍する長編推理小説だ。 あくまでも論理だけで犯人を絞り込んでいく過程がよくできている。 それから、火村の悲哀と、それに対する救いのようなものも読みどころ。 探偵小説としては、しかし、それほど傑出したものではないように感じた。 | ||||
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著者が得意とする論理で徹底的に犯人を追い詰めていくスタイル(短編「スイス時計の謎」や「モロッコ水晶の謎」など)を、長編としてさらに磨き上げています。 ほんの些細なことで申し訳ないですが、那須与一が老武者を射たのは本人の意思ではなくて源義経の指示ですね。義経は元服まで大和や京で過ごしたと言われているので、厳密には東国人というわけではないかなと思います。 | ||||
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他のレビューにもある通り、大音量で音楽をかけておき、自身はその部屋を出るのがなぜ有り得ないのか?有り得るでしょ。 作者が火村のキャラに甘えてる感が強い。先に犯人は○○だと名指しし、その後にそうである論理的根拠を述べるなら納得できるが、そうはせずに当人の眼前でネチネチと論理(上記もあるので100%論理的とは言えないが)を展開し、自分はお前を狩っていると言う火村は不快なだけで共感しづらい。火村のキャラに寄り掛かり過ぎじゃないかな‥ | ||||
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