(短編集)
暗い宿
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暗い宿の総合評価:
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火村シリーズの「宿縛り」の短編集です。 | ||||
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殺人に時効がある時代の作品かぁ〜と思うとめちゃくちゃ古めかしいなぁ〜と思った。 新作から後ろへと読んでいるので仕方がないのかな? ドラマから大フォンになったので作中の2人をドラマの2人の顔と声に脳内変換しながらめっちゃ楽しく読んでおります! 早く新作読みたいです。 | ||||
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細かいことですが、「異形の客」でアリスがチェックインした際に「車で着いたばかりだが」とありますが、チェックアウトの間際には「電車に乗ったら、たちまち大阪に着いてしまう」と考えていることが気になりました。はっきり「電車で帰る」と言っているわけでもなく、推理には関係ないほんの些細なことですが…。 内容はいつもの安定したクオリティです。火村の意外な一面が垣間見られる「二〇一号室の厄災」が好き。 | ||||
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読んでいると、旅行にいきたくなる。そんな不思議な味がある中編集。とても読みやすく、一気に読んでしまう。 中でも他の作品と雰囲気のちがう「201号室の災厄」が印象にのこった。火村先生が一人で奮闘するのもおもしろい。 | ||||
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様々なタイプの宿泊施設にまつわるミステリが4つ収められています。 「暗い宿」鉄っちゃんでもある有栖川氏自身が実際に旅された場所だと思うのですが、奈良の山奥にある廃線跡を作家アリスが一人旅した時の出来事。体調を崩して熱を出し、廃業寸前の旅館に泊めてもらった、その真夜中にスコップで地面を掘る音を聞き、立ち去る男を目撃したことから始まります。そして後日、その床下から白骨が出たという小さな新聞記事をみつけることに。訳ありそうだった女主人、自分は骨の上に寝ていたことになるとぞっとして、火村教授と駆けつけてみれば・・・。真っ暗な田舎の夜とホラーっぽい雰囲気がおもしろいです。 「ホテル・ラフレシア」石垣島のリゾートホテル、アリスはそこで行われるミステリ仕立ての企画の感想を聞かせてほしいとたのまれます。担当編集者と、それに火村教授もくっついてきて滞在することに。のんびりと気持ちがほどけていくような、もう一生ここにいたいと思ってしまうほどのまるで天国のように居心地のいいホテル。そこで出会った何か訳ありらしい裕福な夫婦は・・。 実は、私が鈍いのかラストがよくわかりませんでした(汗)。結局、この夫婦を追いかけてきたのは取立て業者だったのか?それとも刑事? この作品が書かれた時点では、有栖川氏はこういう企画に関わった経験はなかったそうです。けれど少し前に大阪のホテルで、有栖川氏が原案を担当したミステリツアーの広告を見たことがあるので、この作品以後、実際に企画されたのですね。最初に舞台劇があり、食事がついて、その後、ホテル中を探索して犯人を探すというものでした。また企画があれば一度参加してみたいです。 「異形の客」は、ドラマ化された「火村英生の推理」で最初に出てくるシャングリラ十字軍がらみのお話です。原稿が完成して、自分へのご褒美にと、近畿のとある鄙びた温泉に骨休めに行ったアリス。そこで、顔を包帯でぐるぐる巻きにしてサングラスにマスクで顔を隠した怪しい客に出会い・・・そして殺人が起き、火村が駆けつけます。テーマも、ミステリとしてもよかったです。 「201号室の災厄」火村は学会で、アリスは調べ物のために、たまたま同じ日に東京に滞在することに。火村は知り合いが譲ってくれた優待券で、超高級ホテルに格安で泊まることになっていました。わくわくしながらホテルへ戻ると、公演を終えた世界的なロックスターと鉢合わせして・・・。有栖川氏の作品には大変めずらしいことですが、火村がアクション劇を演じるはめに。びっくりでなんだか苦笑してしまいました。 全体的に、トリックとその解決というよりは、雰囲気を楽しむ作品のような気がしました。バリバリの本格ミステリを期待していた方にはやや肩透かしかもしれません。個人的には、廃屋っぽい旅館跡も、南国ホテルのふんわりした雰囲気も、こじんまりした温泉旅館も、東京の超高級ホテルも、それぞれ個性があって楽しめました。よかったです。 | ||||
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ミステリー小説は好きです。この作家の作品も嫌いではありません。 ただ、本作は謎を解き明かして犯人をズバリ特定するという雰囲気の作品ではないように感じます。 上手く言えませんが、何かもやっとした感じの終わり方が多いように思いました。 決して面白くない作品ではありませんが、理路整然としてアッと驚くような謎解きに期待します。 | ||||
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