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(短編集)
暗い宿
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暗い宿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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殺人に時効がある時代の作品かぁ〜と思うとめちゃくちゃ古めかしいなぁ〜と思った。 新作から後ろへと読んでいるので仕方がないのかな? ドラマから大フォンになったので作中の2人をドラマの2人の顔と声に脳内変換しながらめっちゃ楽しく読んでおります! 早く新作読みたいです。 | ||||
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細かいことですが、「異形の客」でアリスがチェックインした際に「車で着いたばかりだが」とありますが、チェックアウトの間際には「電車に乗ったら、たちまち大阪に着いてしまう」と考えていることが気になりました。はっきり「電車で帰る」と言っているわけでもなく、推理には関係ないほんの些細なことですが…。 内容はいつもの安定したクオリティです。火村の意外な一面が垣間見られる「二〇一号室の厄災」が好き。 | ||||
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読んでいると、旅行にいきたくなる。そんな不思議な味がある中編集。とても読みやすく、一気に読んでしまう。 中でも他の作品と雰囲気のちがう「201号室の災厄」が印象にのこった。火村先生が一人で奮闘するのもおもしろい。 | ||||
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様々なタイプの宿泊施設にまつわるミステリが4つ収められています。 「暗い宿」鉄っちゃんでもある有栖川氏自身が実際に旅された場所だと思うのですが、奈良の山奥にある廃線跡を作家アリスが一人旅した時の出来事。体調を崩して熱を出し、廃業寸前の旅館に泊めてもらった、その真夜中にスコップで地面を掘る音を聞き、立ち去る男を目撃したことから始まります。そして後日、その床下から白骨が出たという小さな新聞記事をみつけることに。訳ありそうだった女主人、自分は骨の上に寝ていたことになるとぞっとして、火村教授と駆けつけてみれば・・・。真っ暗な田舎の夜とホラーっぽい雰囲気がおもしろいです。 「ホテル・ラフレシア」石垣島のリゾートホテル、アリスはそこで行われるミステリ仕立ての企画の感想を聞かせてほしいとたのまれます。担当編集者と、それに火村教授もくっついてきて滞在することに。のんびりと気持ちがほどけていくような、もう一生ここにいたいと思ってしまうほどのまるで天国のように居心地のいいホテル。そこで出会った何か訳ありらしい裕福な夫婦は・・。 実は、私が鈍いのかラストがよくわかりませんでした(汗)。結局、この夫婦を追いかけてきたのは取立て業者だったのか?それとも刑事? この作品が書かれた時点では、有栖川氏はこういう企画に関わった経験はなかったそうです。けれど少し前に大阪のホテルで、有栖川氏が原案を担当したミステリツアーの広告を見たことがあるので、この作品以後、実際に企画されたのですね。最初に舞台劇があり、食事がついて、その後、ホテル中を探索して犯人を探すというものでした。また企画があれば一度参加してみたいです。 「異形の客」は、ドラマ化された「火村英生の推理」で最初に出てくるシャングリラ十字軍がらみのお話です。原稿が完成して、自分へのご褒美にと、近畿のとある鄙びた温泉に骨休めに行ったアリス。そこで、顔を包帯でぐるぐる巻きにしてサングラスにマスクで顔を隠した怪しい客に出会い・・・そして殺人が起き、火村が駆けつけます。テーマも、ミステリとしてもよかったです。 「201号室の災厄」火村は学会で、アリスは調べ物のために、たまたま同じ日に東京に滞在することに。火村は知り合いが譲ってくれた優待券で、超高級ホテルに格安で泊まることになっていました。わくわくしながらホテルへ戻ると、公演を終えた世界的なロックスターと鉢合わせして・・・。有栖川氏の作品には大変めずらしいことですが、火村がアクション劇を演じるはめに。びっくりでなんだか苦笑してしまいました。 全体的に、トリックとその解決というよりは、雰囲気を楽しむ作品のような気がしました。バリバリの本格ミステリを期待していた方にはやや肩透かしかもしれません。個人的には、廃屋っぽい旅館跡も、南国ホテルのふんわりした雰囲気も、こじんまりした温泉旅館も、東京の超高級ホテルも、それぞれ個性があって楽しめました。よかったです。 | ||||
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ミステリー小説は好きです。この作家の作品も嫌いではありません。 ただ、本作は謎を解き明かして犯人をズバリ特定するという雰囲気の作品ではないように感じます。 上手く言えませんが、何かもやっとした感じの終わり方が多いように思いました。 決して面白くない作品ではありませんが、理路整然としてアッと驚くような謎解きに期待します。 | ||||
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宿にまつわる短編集。サクッと手軽に読めますが、どのお話もページが短いので長編のような密度の高いミステリーが好きな方は物足りなく感じるかも。宿という縛りがあるとはいえ4編どれも個性があってマンネリ感はなし。しかし単純なストーリーとしては面白いもののミステリーとしてはパンチが弱めです。 「異形の客」は少々強引さは感じるものの展開もトリックも凝っていて一番よかった。が、他の3編は短編ということを差し引いても微妙。表題作はまだともかく、「ホテル・ラフレシア」は種明かしが雑すぎて真相がわかりにくいし、「201号室の災厄」に至っては「うそーーー」となりました。悪い意味で。なんだか推理が雑だなぁと思ったらそういうことか…。全編通して雰囲気が暗く、後味は悪め。そして尻切れトンボのようないまいち釈然としない終わり方をします。 文章自体はスラスラと読みやすく、宿の描写は最高。旅の欲求が掻き立てられました。そして火村とアリスの休日の過ごし方などシリーズのファンには見逃せない要素がたくさん散りばめられた作品だと思います。総括して☆3.5。ミステリー要素を重視しないならばかなり楽しめる一冊。 | ||||
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有栖川有栖、こんな一面があったとは。 面白くて、大切に読んでます。 | ||||
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あまりの早さにびっくりしました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 | ||||
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特に面白いという事もなく普通です。 4つ話がありますが、どれも普通です。 永久保存にはなりません。 | ||||
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宿を題材にしてるのは、なんか新しさがあって楽しめた。本当に旅先で事件に巻き込まれたら、厄介なことこの上ないが。 | ||||
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火村&アリスのシリーズでは珍しく、地元である京阪神を離れての 中編四つ。 ミステリとしてはさほど驚くこともないのですが、どことなく旅情も 感じられて、ファンには楽しめる一冊だと思います。 いろいろ書店をまわりましたが、店頭で見かけることがなかったので、 購入できてよかったです。 | ||||
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たまたま旅先で読みました。 だからというわけではないのですが、 作者の作品では一番印象に残る、良作だと思っています。 程よい長さの短編が四つ。 かなりあっと言わせる結末があり、 それぞれ個性的で面白かった。 色々なタイプの宿が引き金となるミステリ。 初めて火村とアリスのコンビを読む方にもおすすめします。 | ||||
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装丁からは分かりにくいが、有栖川氏の火村シリーズの一編で今回や宿をコンセプトに様々な宿泊施設での事件を描いた短編集となっている。 宿がコンセプトと言っても、綾辻氏の館シリーズのような館自体の特異な構造を盛り込んだようなテイストではなく、いつもの火村短編シリーズのテイストそのままなので、火村シリーズが好きならが間違いなく楽しめる作品と言える。いずれも標準以上の出来栄えのミステリーで、このレベルで短編を量産できる有栖川氏の凄さがあらためて堪能できる。 | ||||
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そこまでミステリとして秀でた作品ではないが、まあシリーズものだし 宿の風情は味わえるので、ファンは買ってもいいかもしれない 妙に見苦しい犯人が多いのは、何かこだわりを感じられる | ||||
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遊び心に溢れたテーマと、完成度の高いトリックが高次元で融合している。 どの短編も憎らしいくらいにヒントは数多く与えられているが、なかなか難しく、推理するのが楽しい。 複雑で明快なトリックの数々。1500円の価値がある本。 | ||||
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ホテル・ラフレシアのトロピカル・ミステリー・ナイトという犯人探しのイベントが、さも自分も参加しているような気分になりとても楽しかった!ホテルの素晴らしさや、夏の石垣島、楽しいイベント、と、素晴らしい夏の一時!の中で、最後が何だか寂しく終わる、というのも 私は好きです! あと、ホテルのバーで、バーテンと一言二言話すシーンが凄く好きです!「ストロベリーダイキリを!ただし、アルコールは抑えめで。徐々に酔いたいから」と有栖川!慈愛に満ちた笑顔で頷く初老のバーテン!あぁカッコイイ大人の一時に凄く憧れます! | ||||
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火村×アリスのシリーズ。 四篇収録されています。 それぞれホテルや宿の雰囲気がうまく描かれていて雰囲気が面白いです。その雰囲気を味わいながら有栖川先生の論理性の高いお話を読み進めて行くと驚きの結末が待っていて楽しめます。 暗い宿 有栖川先生の巧みなトリックにびっくりしました。 始まり方も好きです。 ホテル・ラフレシア 本作はイーグルスのホテルカリフォルニアから由来して題名から浮かんだそうです。 アリスがホテルのミステリーイベントに参加するのですが結末が衝撃的でした。裏切られないと思います。 異形の客 この作品はすごく好きです。意外というか…流石有栖川先生!な作品です。思わせぶりな演出も有栖川先生らしいです。 201号室の災厄 この作品は漫画化もされています。 火村が巧みな話術で犯人を追い込むところがハラハラします。 | ||||
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2001年の単行本の文庫化。 ホテルを舞台とした4編が収められているが、残念ながらアタリはなし。トリックがパッとしなかったり、結末に至って腰砕けになってしまったり。ミステリとして読む価値はない。 しかし、ホテル(旅館)の雰囲気は良く出ている。廃業した宿、リゾート・ホテル、温泉旅館、高級ホテルと、それぞれ、印象深く描かれていた。そのあたりを味わえれば、楽しく読むことが出来るだろう。 | ||||
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宿シリーズと銘打たれた本書には、様々な宿を舞台とした4編が収められている。 廃線跡を訪れたアリスの泊まる、廃業した宿。 南国のリゾートホテル。 鄙びた温泉宿と奇妙な客。 都内の超豪華ホテルと火村助教授の災厄。 どの作品も、違った味付けで楽しめた。中には、後味の悪さが残るものもあるけれど、それはそれで良い作品だと思う。 有栖川氏の、センシティブでありながら突如ばっさりと人を斬るような辛口の言葉が飛び出す文章は、読んでいていろいろと迫るものがある。 火村助教授の「自首するんじゃないよ」は、彼の心の中をほんの少しだけ曝してくれた気がして、息が止まった。 | ||||
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表題作「暗い宿」をはじめ、たくさんの宿の話。 でも「異形の客」が思ったより話が大きかった気がする・・・。 この話に出てくる組織の話は結構違う話にも出てはいるけど。 「ホテル・ラフレシア」はちょっと悲しい終わり方だったかも。 少し暗い話になっているような・・・? | ||||
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